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人の少ない今が、チャンス。福岡にIターンした、若手エンジニアの挑戦

自分から手を挙げて挑戦できる環境が、福岡にはある。「人をつくるアルサーガ。」連載第69回は、福岡支社 システム開発部の平原さんに話を聞きました。

平原さんは、エンジニアとして、東京のシステム会社でモバイル向けアプリの開発に携わっていました。「次は福岡で働きたい!」と転職先を探すなか、アルサーガの福岡支社(以下、福岡支社)の開設を聞きつけ、入社を決意。立ち上がったばかりの組織だからこそ、「やりたいことをやりたいと自分から言える環境があると思ったし、実際にその通りだった」と当時を振り返ります。

今回は、平原さんがアルサーガへ入社した背景から、福岡で働く魅力やこれから挑戦したいことについてお伺いしました。福岡へのUターンやIターンを検討している方はもちろん、地方で挑戦できる環境を求めている方にも必見の内容です。


立ち上げ期の「ワクワク感」を求め、いざ福岡へ

――これまでの経歴を教えてください。

大学卒業後、学生時代から働いていた塾で講師として勤務していました。昔から、教育業界はIT化が進んでいない分野だとは感じていて。「ITの力で何かできることはないかな?」と考えるうちに、課題解決に向けた一歩として、独学でアプリを作っていました。学生時代は物理学を専攻しており、核融合の研究に携わるなかでプログラミングの経験もあったので、開発そのものは始めやすかったです。

アプリを通しユーザーの課題を解決できたことでエンジニアとして働く決意が固まりました。ユーザーに価値を届けるために学び続ける仕事という点も魅力的でした。

その後、東京のシステム会社へ就職し、約1年間モバイル向けアプリのリニューアル開発に従事します。主な業務は、バックエンドとインフラ、テストです。プロジェクトではインフラにAWSを使っていたので、アーキテクチャ設計にも携わりたいと思い、業務時間外の時間を使って学習し、AWSのソリューションアーキテクトアソシエイト(SAA)資格を2週間で取得しました。キャリアの幅を広げたい、福岡で働きたいと考えていたタイミングで、福岡支社の開設を知り、2023年8月にサーバーサイドの経験者として入社しました。

――東京にもさまざまなIT企業があるなか、なぜ福岡で働きたいと思ったのですか?

私の家は転勤族で、幼少期は国内のいろいろな場所で暮らしていました。その1つが福岡です。人柄が良く、温かみのある人が多いことから、いつかはこの地域で働きたいと思っていました。

――そうだったのですね。福岡支社への入社の決め手を教えてください。

福岡支社長の吉冨さんとの面接を通し、会社が求める人物像と自身が目指すキャリアの方向性がマッチしていると思ったからです。エンジニアとして自身が考える役割について、「顧客からの要望をただ実装するのではなく、相手が必要とするものを考え、提案することを大事にしたい」と吉冨さんに伝えたところ、共感してくれました。

このとき率直に福岡支社で働きたいと思いましたし、この環境なら今までにない経験ができると直感的に感じました。面接の後半で吉冨さんが「内定を出すけど、いいよね?」と同席しているメンバーに確認した瞬間、驚きと同時に嬉しさを感じたことは今も鮮明に覚えています。

――平原さんが入社を決めた当時、福岡支社は創業初期ということもありメンバーはほとんどいなかったと思います。そんな状況で働くことに、不安はありませんでしたか?

オフィスがまだ開設されていない超初期に入社しましたが、不安よりもワクワク感が強かったです。当時はメンバーが5名いるかいないかでしたが、立ち上げ期の会社だからこそ、さまざまな業務に関われるという期待の方が大きく、どんなことにも挑戦できると思いました。私自身、前例が無い方が楽しめるタイプというのもありますが、入社後も面談時にイメージした通りの働きができています。

――ちなみに、アルサーガのことはどうやって知りましたか?

アルサーガの存在自体は前々から知っていて(笑)。東京のシステム会社に就職するタイミングで、リサーチしたうちの1社として出会っていたからです。当時から、経営理念や開発のスタンスなど、ベンチャー気質のある会社だと思い、興味を持っていました。


業務の垣根を超え、フルスタック開発に挑戦

――入社して数ヶ月(取材時点)が経ちましたが、これまでにどのような案件を担当しましたか?

私はGPT案件などを担当しました。直近で関わったのは、アルサーガの最先端技術であるGPTサービスを福岡地場の新規クライアントに導入しました。その中で、これまで経験してきたサーバー業務だけでなくフロント業務にも携わることで、フルスタック開発に挑みながら、案件を進められました。会社として、積極的にフルスタックエンジニアへの挑戦をサポートしてくれていると思います。

――平原さんが感じる、福岡支社で働くメリットについて教えてください。

福岡支社はまだまだ社員が少ないため、手を挙げればどんなことにも参加できる環境があります。実際に先日、「モバイルの開発をやりたい人は教えてください」とディビジョンマネージャー(以下、DM)が主体的に参加したいメンバーを募っていました。

人数がまだ少ないからこそ、自分から動けばアサインされる可能性は高いと思います。責任を持つことの裏返しではありますが、私にとってはやりがいにもつながっていますし、この環境を楽しみに福岡支社へ入社したぐらいです。

他にも、吉冨さん(福岡支社長)やDMをはじめとして、メンバーの一人ひとりに対して気遣いと心配りが行き届いています。常にメンバーの意見や要望に真摯に耳を傾け、積極的にコミュニケーションをとってくれる姿勢があります。

さらに、メンバーが抱える悩みや課題にも敏感であり、適切なサポートやアドバイスをくださるので、働く環境全体が温かく支えられています。この心遣いがあることで、福岡支社ではメンバー同士の信頼関係が深まり、働きやすさが一層向上しています。

――福岡支社にはどのようなメンバーが集まっていますか?

今は約20名のメンバー(取材時点)がいます。経験者・未経験者が混在し、それぞれがいろいろなバックグラウンドを持っていて面白いです。経験者と一言でいっても、若手からベテランまでさまざまな人が働いています。

メンバーは、協力的でフレンドリーな人が多いです。組織内には新しいアイデアを歓迎し、共有する文化が根付いています。プロジェクトにおいても、案件を超えたコミュニケーションが積極的に行われ、知識やアイデアの共有が促進されているぐらいです。

――未経験のメンバーに対し、平原さんも教育に携わることはありますか?

はい、私も教える側に回ることはあります。まさに実務をしながら、人を育てる環境にいます。一方、教えるなかで学ぶこともあって。未経験者の方からの質問に答えるなかで、これまで言語化できていなかった部分を整理し、伝えることそのものが自身の学びになっていると感じています。

――この秋、福岡支社は天神ビジネスセンターに新オフィスを開設しました。オフィスのおすすめポイントを教えてください。

窓際に席が寄っていることもあり、眺望が綺麗で、天神を一望できます。約100人も入れる余裕のあるオフィスに、20人前後のメンバーしかいないため、座席もゆったりしているのが特徴です。

▲開設したばかりでまだまだ座席スペースに余裕のある福岡支社


目指すは二刀流!いろいろな仕事を通し「キャリアの方向性を見極めたい」

――普段の業務のなかで、当社のミッションでもある「相互成長」を意識しながら取り組んでいる点を教えてください。

バグの対処法など、開発を進めるなかで自身が得た知見を皆に共有しながら進めている点です。会議などで共有するのではなく、その場で話すようにしています。

また開発を進めるなかで、Flutter(フラッター)など、これから取り入れていく技術や言語を、チーム内でキャッチアップしつつ、開発を進めています。その一環として行っているのが、チームメンバーとの勉強会です。先日開催した初めての勉強会では、皆さんが参加してくださり、盛り上がりました。今後は、GPT関連の勉強会も予定しています。

――平原さんはアルサーガ公式テックブログにも積極的に参加していると伺いました。

開発情報を共有する方法をDMの釘宮さんに相談したところ、アルサーガのテックブログのことを教えてもらい、参加することにしました。福岡では私をはじめ、他にも数名がテックブログを執筆しています。

福岡の開発力を高める意味でも、東京や熊本のエンジニアとテックブログを通して意見交換をしたり、合同勉強会を行ったりなど、ブログが交流のきっかけになったらと考えています。もし、この記事をきっかけに「合同勉強会を開催してもいいよ!」と言ってくれる東京や熊本のエンジニアが出てきてくれたら嬉しいですね(笑)。

引き続き、他のエンジニアにとって有益な情報を提供することを考えながら、アルサーガ公式テックブログにも積極的に貢献していきます。

――今後、アルサーガで挑戦したいことを教えてください。

技術的な挑戦だけでなく、採用やPM、ビジネス戦略の分野にも挑戦していきたいと思っています。ただ今は、技術に特化するのか、またはプロジェクトマネージャーへ特化するのかなど、キャリアの方向性を決めきれていないため、幅広くプロジェクトに携わるなかで、経験できることには積極的に挑戦していきたいと思っています。案件を通し、価値を発揮するなかで、自身に合うのはどちらかを考えていきたいです。欲張りすぎかもしれませんが、将来的には、求められればどちらでもできる二刀流の人材になりたいです(笑)。

――最後に、アルサーガの入社を検討している人に向けてメッセージをお願いします。

アルサーガは「相互成長を大事に」を大切にし、多様なスキルを伸ばす機会がたくさんあります。その中でも福岡支社の魅力は、仕事に打ち込める快適な環境とアットホームな雰囲気です。皆さんが新しい挑戦を行うための準備が整っています。

例えばプロジェクトやチームの編成を1つ取っても、未経験・経験者がお互いに成長を促し、かつ安心して働けるよう、バランスよく組まれています。若手エンジニアにとっては、未経験者を教えつつ、困ったことがあれば経験豊富なエンジニアに相談ができる環境が整っているため、本人の意欲さえあれば、自身の技術をしっかりと伸ばせるはずです。

繰り返しにはなりますが、立ち上がったばかりの会社だからこそ、手を挙げれば誰でも参加できる環境が福岡支社には用意されています。ぜひカジュアル面談を通じて私たちとお話しましょう。九州・福岡をアルサーガパートナーズと一緒に盛り上げていきましょう!皆さんとお会いできることを今から楽しみにしています。

――ありがとうございました。

(取材・編集=広報室 宮崎、文=スギモトアイ)


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