本当は社内メンバーのインタビューなどを先に掲載したかったのですが・・・
7月4-5日に開催される WiT ( Web in Travel ) JAPAN & NORTH ASIA 2019 に参加し、当社のクレジットカード決済における不正対策・認証のプラットフォームである ASUKA for Travel を来場のみなさんにアピールすることが決まったので、働き方というテーマも含めて簡単になりますがご紹介します。
WiT JAPAN & NORTH ASIAとは
震災の翌年である2012年に日本の旅行市場の復興を目的として立ち上げられた、日本では初めてのテクノロジー×旅行・観光業界のカンファレンスです。国内外のオンライン旅行業界(旅行会社、レンタカー、タクシー、鉄道および航空会社、ホテル・旅館など)におけるトップリーダー達をスピーカーやパネリストに迎え、最新のトレンドや業界の課題について活発な議論を交わす場として認知されている国際カンファレンスです。
国内では最大級の旅行系ITカンファレンスになりますが、実は昨年はトークセッションのスピーカーとして、代表の近藤がPayment領域の各社さんと共にディスカッションに参加させて頂いています。
今回はトークセッションではなく、Startup Showcase の方に参加します。スタートアップ企業が自社のサービスをWiT参加者に紹介することができる、というエキシビションになります。
当日の様子なども、改めてこちらで紹介できればと思います!
2018年トークセッションの様子
*出典:Wit Japan 2018
2018年は Closing the Payments Loop というテーマで、VisaさんやWorld Payさん、Voyaginさんと一緒にディスカッションをさせて頂いています。一番右にいるのが代表の近藤ですね。
ペイメントの領域でも業界の再編が進んでおり、Fintechスタートアップの登場の一方で、銀行は交通インフラからEコマースといった広い領域での競争にさらされており、こうしたスタートアップの影響や、決済の領域から旅行業をより良いものにしていくためにはどの様な取り組みが考えられるか、などお話をさせて頂いています。
キャッシュレスの波がまさにニュース等で取り上げられ注目を浴びていますが、日本の観光地と決済事業者のコンタクトレス決済の取組みや、アリペイやWeChatといったQRコード決済が旅行業界に与える影響、今後の展望などをお話しする一方で、近藤からはあまり認知されていなグローバルにおけるカード不正利用の被害の実態や、それぞれの事業者が不正対策にかけるべきコストやその考え方についてご紹介しています。(全部英語だったので少々疲れた、とも・・)
*出典:Wit Japan 2018
元々は近藤も国内大手の決済代行会社にて、海外での決済会社への出資、海外拠点開設・事業開発などを担当していたので、特に東南アジアなどの決済の動向には知見があります。
*出典:Wit Japan 2018 イベントサイトより
スピーカーとして登壇した方々はアジアの旅行系の各社さんであり、トークセッションのテーマもペイメント領域以外にも、2020年の五輪に向けた日本のインバウンド観光戦略、お隣である韓国の観光業界にフォーカスしたもの、LCCの台頭が目立つ航空業界に関するテーマなど、様々なセッションが2日間に渡り開催されました。
どの様に自社ソリューションを知ってもらい、使ってもらうか
当社で提供しているソリューションは、利用してもらうと売上が向上する、利便性が向上する、といったものとは異なり、不正や被害を未然に防止するという守備的なソリューションになります。
そのため、見込みがありそうな会社さんに対してコールドコールを行い、電話口でコンタクトを取り、成約に繋げて、、、といった営業手法はあまり効果的ではありません。
どちらかと言うと、決済業界・ECの業界でクレジットカードの不正にかかるパートナーさんを開拓し、課題を抱えているEC事業者さんがいたらお繋ぎ頂く、という方法で拡大を進めています。
この様に、プロダクトをどの様なアクションを取る事で、認知してもらい、利用してもらえるか、といった事も戦略的に考えながら活動をしています。営業活動というよりマーケティングに近いかもしれません。
今回のWiT出展もこうした認知を広げて行く取組みの一つになりますが、このようにクレジットカードの不正に困るEC事業者さん、カード業界のパートナーの各社さんとタッグを組みながら、業界全体からの不正の排除を目指していきます。