社会課題解決の第一歩〜未経験から空き家解決のプロフェッショナルへ〜
売る。使う。住む。貸す。 相談者のニーズにあわせて「4つの解決策」を完全中立の立ち位置で明確に見出すことのできる空き家解決のプロになるため、2023年11月から不動産業界一筋で生きてこられた一般社団法人全国古家再生推進協議会の顧問がひらいたコミュニティに飛び込み、空き家の相談をプロとして解決できる「実践的かつ専門知識」を身につけるため猛勉強の日々を送っている。 当然の反応ではあるが、38年間生きてきた中で不動産業界未経験の私の行動に周囲の方の反応は決まって「なぜ、空き家なのか?」と疑問を持たれる。 答えは直感。 飛び込んだあとに自身の行動を振り返ってみたのだが、きっかけはフォレスト出版が発信されている情報にたまたま触れたことだった。 ぼくは本が好きで、毎月10冊以上は様々なジャンルを読んでいる。 異業種の情報や自分の知らない情報に意図的に接触する習慣が10年以上続いており、コンフォートゾーンの外側にいくことに何の抵抗もない。 これも一つの要因だったと感じているが、キャリアの視点で振り返ってみると、これまでやってきた地方企業との関わり。これからやってみたいと考えていた社会課題の解決。ヒトやモノや想いなど「対象となるものが持つ価値や魅力」を言葉で表現するスキル。ひとつのプロジェクトに関わる多くのメンバーとのコミュニケーション能力。中長期的なプラン設計が必要なプロジェクトの管理と運用など。 積み上げてきた経験とスキルを活かして「大きなマーケットで多くの人の役に立つことができそうだ」という直感がはたらき「過去ー現在ー未来」が繋がった感覚があったのだと分析している。 今後も急増していく空き家を、ただ売ったり貸したりして金儲けがしたいという考えではなく「空き家という課題解決の先に生み出すことのできる可能性の広さ」に魅力を感じ、未経験の業界の学びに自分の時間を投資することを決めた。 入り口は不動産だが、解決策の見出し方によって出口は飲食にも福祉にもエンターテイメントにもなる。 使うだけではなく、住むという選択をした場合は相談者の人生の幸福度を爆上げすることもできる。 貸すことを選択した場合は相談者がオーナーとなって、住む場所を探している世の中の多くの人の力になることもできる。 ぼくはRip.D(リップと読みます)という自分の会社を持っているが、これからの時代は1社でできることなんて過去に比べて本当に小さなことだと思う。 ITがもっと発達した先には業界の境界線がどんどん無くなっていくのに、働き方の自由という言葉があたりまえになってきているとはいえまだまだ制約は強いと感じている。 企業に属しながら経営をしたり、経営者同士だけではなく、会社を持っていなくても熱量の高い人と「肩書きなど関係なく社会の役に立てるワクワクする仕事」をしたり、異業種の人と手を組んだり、出会いを楽しみながら仕事ができる環境がもっと増えればいいなと考えている。 まだまだ知らないことばかり。 未来の自分の可能性、仲間の可能性、社会の可能性を"今"決めつけることは絶対にしてはいけない。 これからも学びへの投資と積極的な行動を続け、熱い想いを持った方や企業と世の中の役に立つ価値ある仕事をしていけるよう自分を磨き続けていきたい。