株式会社かりゆし / 総務部 人事労務管理部門マネージャー
本当にやりたかったこと。
沖縄は「観光立県」を掲げてハワイをモデルケースに追い付け追い越せとこれまで頑張ってきました。 その勢いは凄まじく、海洋博ショックのころから比べれば「観光業界で食べている人」はお土産屋さんやホテル施設を筆頭に、運輸、製造、マリン、レジャー、美容、カルチャー、ブライダルと様々な業界へ波及効果をもたらしている。 でもちょっと待って。 賃金安くないかね? 入域観光客数でハワイに勝ったなんて言う前に、そこで働く人たちの地位向上は置き去りですか? そんでもってコロナでえらいこっちゃになったらこうですか。 えぇ戦いましたよ?コロナ禍初期に。 国が「全面的に支援する」って言ってくれてるんだから甘んじて受けましょうよと。 詳しくは書きませんが。。。 観光業界で働く人たちの笑顔は僕には輝いて見えました。 一生懸命生きている人たちの表情でした。 だからこそ仕事の使命に燃え、十分な生活を送り、その先にある幸せに皆辿り着いてもらいたいと本気で思っていました。 雇用を安定させ、繁閑に応じた人員配置、沖縄のどこを訪れても高いクォリティが保たれている。 それを実現させるためには「観光人材コンソーシアム」を形成するのが一番だと思っていました。 その為の指標になるように自社の労務管理部門を独立させて、いろんなホテルさんや観光関連企業の労務管理や人事採用の業務を受託することで水準を高める事、そこからコンソーシアムやセントラルキッチン構想に着手できればなんてことを考えていましたとさ。 今となっては後悔ばかりが残る8年間になってしまった。 いつも考える事は夢みたいなことばっかりで、実現できたことは片手に収まるぐらいしかない。 でも、人間が夢を見ずに居られるかよ。 この先なにも実現できなくたって構わない。 夢を見る事だけは絶対に止めない。 諦めたらそこで試合終了だって誰かが言ってた。