石油資源脱却に向けた、持続可能な化学品製造プロセスのデザイン
異分野で研究をしているメンバー6人が集まり、各人の強みを活かして共同で、国際学会で発表した経験である。その学会では持続可能な開発目標というテーマで学生から提案を募集していたので、稲わらから医薬品を製造する工場の設計を目標に、情報収集・分析、ステークホルダーへのインタビュー、工場の設計までを行った。学会発表1年以上前から情報収集・分析を分担し、実現可能性・社会貢献性を考えて計画書を作成した。その際、チームメンバー全員が意見を言い、お互いの意見を尊重し、最適な方法となるよう論理的に進めることを徹底した。その中で私はメンバーの指揮を執り、計画の論理構成の確認、ステークホルダーとの調整役を担当した。私はコスト試算における情報収集し、計算を精査することに加え、計画の各段階の状況の修正や実現・実行可能性を誰に尋ねるかを考え、元内閣府大臣官房審議官(科学技術政策担当)ら、計4名のステークホルダーとの日程調整を行った。そして、彼らのもとをメンバーで訪れ、ステークホルダーから頂いた貴重なご意見に基づいて、さらに企画案を改善した。メンバーが自身の仕事に責任を持って取り組んだ成果を国際学会で発表し、27チーム中1位となった。以上のように、メンバーやステークホルダーと協同し、お互いの強みを活かして取り組むことで、学会では賞を頂く結果を得た。ここから私は自身の強みを活かして行動し、チーム全体で意見を言い合い、取り組むことで、一人では思いつかないアイディアの共有や、自身の意見をさらに発展することができること、そして一人では成し遂げることができない成果を得ることができることを学んだ。