株式会社サイバーエージェント / 技術人事本部マネージャー/エンジニア新卒採用責任者/リスキリングセンター長
400万人が利用する会社訪問アプリ
株式会社サイバーエージェント / 技術人事本部 本部長
2012年エンジニアとして株式会社サイバーエージェントに入社。Webフロントエンジニア、iOSエンジニアとしてコミュニティサービスの新規開発、運用を経験。2016年7月からエンジニアの新卒採用人事にキャリアチェンジし、現在は技術人事本部というエンジニアのための全社の人事組織の本部長として、採用から育成を始めとする人事領域全般を従事。趣味はサウナ。辛いものと寿司と猫と浦和レッズが好きです。
一緒に働くメンバーそれぞれがやる気に満ち溢れて、自分たちの仕事に誇りを持ち、会社と一緒に自身の成長も感じられるような強いチームを創りたい。そして、そんなメンバー達と一緒にものすごいことを成し遂げたい。 サイバーエージェントの持つポテンシャルを最大化しながら、社内外に影響力を
技術担当役員の長瀬の下、エンジニアの全社人事組織として採用から育成までを担う技術人事本部。マネジメントとはどういうものかというのもここで学びました。最近では中途採用も強化し始めています。
とにかく学生さんと話すことが楽しくて仕方なかった。良くも悪くもがむしゃらにやってた2年間。
人事になりたての頃は「サイバーエージェントに入社してもらう」ことを目的に学生さんと対話してしまっていた時期がありました。 多くの学生さんと話をしていく中で、大切なのは学生さんが会社選びで重要視する軸を一緒に考えてあげること。また、その軸がサイバーエージェントで本当に実現させてあげられるのかどうかをフラットに判断してあげることだと思うようになりました。 会社側が一緒に働きたいと思ったとしても、その方が求めてることが会社として実現することが難しいのであれば、ミスマッチになってしまいます。 今考えると当たり前のことなのですが、当時は「サイバーエージェントで一緒に働く人を増やしたい」という思いが強すぎたんだと思います。 今では「とにかく学生さんに寄り添って、一緒に会社選びの軸を考えてあげてほしい」とメンバー全員に伝えています。 会社選びの軸が本当にサイバーエージェントで成し遂げられるならそれを学生さんに伝えて一緒に働こうという思いを伝える。 そうでなかったとしても、それを率直に伝えてあげることが学生さんにとって最善だし有益だという考えを徹底しています。
エンジニアから採用人事にジョブチェンジしたきっかけは、当時のエンジニア採用責任者がFacebookにて「採用人事が足りないからカジュアルにお話しましょう」という投稿を投げていたのを見かけたこと。 当時、異動は考えていなかったですが、「今後のためにもなるかもしれないし、とりあえず話だけでも聞いてみよう」くらいの軽い気持ちで話を聞きに行きました。 その後、ありがたいことに人事に異動して一緒に新卒採用やらないかと何度かお声掛けをいただいたのですが、当時755のリニューアルがまだ終わってなかったことや、リニューアル完了後もサービスのグロースを見届けたいことを理由に、いつも返事を曖昧にしていました。 そんなある日、「いつまで曖昧なままにしているんだろう?自分で決めないと何も進まないじゃないか」と思い、声をかけてもらってるなら今がそのタイミングなんじゃないか?と思い、異動を決意しました。
iOSに対する開発技術力を上げていく。
755の開発を行なっていく中で、「自分はこのままエンジニアでキャリアを積んでいくのでいいのだろうか?」と思うように。 きっかけは、一緒に働いていた2つ後輩のiOSエンジニアが、とてもプログラミングが好きで寝ても覚めてもライブラリ開発などに勤しんでいたこと。 エンジニアリング自体は面白かったけど、今後、このような技術が大好きな人達と対等にエンジニアリングで戦えるのかというと自信はあまり持てませんでした。 では、どうしたら良いのだろうと考えたとき、学生時代からチームで何かやることが多かったり、1年目から技術以外のチームづくりや対話の部分で貢献しようとしていたことを思い出し、今後はコミュニケーションをメインにした仕事にチャレンジしたいと漠然と思うようになりました。
求められていることを実現し、さまざまな形で組織に貢献する。
Webフロントエンドエンジニアとして、匿名のチャットサービスや、女子中高生向けのブログアプリ、匿名掲示板など、女性向けサービスの開発を多く担当。 正直、技術力が高いエンジニアとは言えなかったので、技術力以外の自分ができるところでチームに貢献することを意識していました。 チームメンバーとの会話を増やして信頼関係を構築したり、組織を盛り上げるために催事を行ったり、KPTを導入してより良い開発を目指したり。コミュニケーションを意識してより良いチームにしていくことを意識していました。
引き続き機械学習・画像認識を研究。
目指したいことと、その理由が明確になって臨んだ2回目の就活は1回目の就活のときのような難しいものには一切感じませんでした。 このときはWEBエンジニア職に絞ってエントリー。受けたどの企業に対しても、内容を変えることなく、自分はこんな影響を与えられるようなWEBサービスをつくりたい、こういう理由でエンジニア職になりたいという思いをぶつけていくことで、一回目の就活とは全く違う結果に。 自分がなぜこういうことをやっていきたいと思っているのか。をしっかり自分の言葉で伝えられることさえできれば、自分に合った会社を見つけるのが目的の就活は楽しいものなんだと気づきました。 サイバーエージェントに進むことにした決め手は、働く人とカルチャーに魅力を感じたから。 面接を通じて最後まで自分が一番自然体でいれたのが今の会社でした。
「これはやりたくない」という思いを持って臨んだ就活が大失敗した経験を踏まえ、大学院生活では選り好みせず、「とりあえずやってみる」を心掛けることに。 苦手意識を持っていたIT業界にも積極的にエントリー。 そんな中、楽天(エンジニア職)から「会社説明会に来ませんか?」のメールが届く。 学部時代避けていた職種だと若干後ろ向きになりながらも、「選り好みしない」と自ら決めていたこともあり、とりあえず話を聞きにいくことに。 このときの決断があったからこそ、楽しく働ける会社に出会えたのかなと思う。
堀田研究室にて画像認識の研究。大学時代もっとしっかり学んでおけば良かったと今になって本当に感じます。
当時、将来のことを真剣に考えておらず、授業でプログラミングに苦手意識を持ったため、情報系やエンジニアとは無関係の総合職を目指して就活をはじめます。 「これがやりたい」ではなく「これはやりたくない」というネガティブな考えで就活していた結果、大量の企業を受けてもひとつも内定をもらうことができませんでした。 このままでは進路が危ぶまれるということで、唯一受けた情報系のSE企業から内定をいただくも、「これが自分のやりたいことなのだろうか?もっと自分の将来を大切にすべきでは?」と考え、結局そこも内定辞退。 「しっかりと自分の将来に向き合う」ために大学院に進学することを決意。
高校時代から理系だったことと、国公立に進みたかったという理由のみで、大学は東京農工大に進学。センター試験ではE判定だったが、なんとか合格。 授業でプログラミングを学ぶも、早々に挫折。 学んでいることが、今後どう活かせるのかがイメージできず、授業にも身が入らず。 周りの友人の力を借りながら、なんとか単位を取得するという典型的なダメ大学生。 もっとしっかり目的意識を持って勉強しておくべきだったと、大学での授業への向き合い方は今でも本当に後悔している。
株式会社サイバーエージェント / 技術人事本部マネージャー/エンジニア新卒採用責任者/リスキリングセンター長