ー貴社について教えてください。
松原様:弊社は2019年に香川で設立したIT会社です。スウェーデン出身であるCEOのLarssonが日本のIT化の遅れに大きなショックを受け、「大好きな日本のためになることがしたい」という想いで創業しました。
事業としてはITコンサルメインで展開し、提案から開発まで請け負っています。
ー創業当時、海外の人材を中心に採用していたとお聞きしました。
松原様:はい。手法としてはLinkedInやヘッドハンター(人材紹介)を利用していました。CEOが英語も日本語も堪能なため、必須条件に日本語は含んでいませんでした。すると「日本で働けるチャンス」と感じた海外人材から多くの募集が集まったんです。結果として海外の人材が中心になっていましたね。
ーただ、大きな問題があったんですよね?
松原様:はい。海外のエンジニアと一緒に働くにつれ、価値観や期待値にズレが生じてきました。
たとえば、入社前に期待していたアウトプットが思うように出てこなかったり、プロジェクトのトラブル対応など臨機応援な対応をしてくれなかったり、出社時間を守らないなど基本的な部分からミスマッチがありましたね。
新型コロナウイルスの影響により国内で働き続けることが難しくなったこともあり、結果的に海外人材は退職してしまいました。
ーなぜ、ミスマッチが起きてしまったんですか?
松原様:入社前にお互いの期待値を合わせられなかったからだと感じています。
弊社も香川という立地で1人でも多く優秀なエンジニアを採用したいという思いがあり、良いところばかりを伝えていたのだと思います。
結果、期待して入ったものの現実と大きなギャップを感じてしまったのだと。
期待値の調整ができていなかった反省を踏まえつつ、より価値観の合う人材を求めて国内のエンジニア人材を採用することにしたんです。
ーそこで国内の媒体を利用して採用することになったんですね。
藤田様:はい。ビザ発給など全てをフォローしていたため、海外採用は投資額が非常に大きいんですよ。弊社の体制ではリスクが大きいと感じたため、日本に在住している外国人か日本人を採用することにしました。
すると、今まで利用していたLinkedInや人材紹介では国内の応募が少なく、国内採用には向かないなと感じたため、国内の採用サービスに切り替えることにしました。
ーそれがきっかけでWantedlyを利用してくれたんですね。元々Wantedlyを知っていましたか?
松原様:いえ、正直知りませんでした。CEOがFacebookでWantedlyを知り、無料のトライアルプランには登録していました。ですがまったく使いこなせておらず。成功体験がなかったこともあり、ほったらかしの状態でした(笑)
ートライアルプランで成功体験がない中でも導入を決めた理由は何だったんですか?
藤田様:会社のカルチャーや情報を発信できる機能が大きな決め手でした。無料プランの際はCEOが片手間で運用しており、正直一生懸命使っていなかったので成功体験が積めないのは当たり前でしたね。
体制に関しては私と松原で担当することにより解決できましたし、何よりWantedlyは募集を作成するだけではなく、会社ページを自由に編集したり、ストーリーでブログを書いたりできます。
地方かつ、創業まもない無名の会社ということもあり、会社の情報発信は採用において何よりも大事だと感じていたため、Wantedlyの機能は魅力的でしたね。
HPはお客様のために事例紹介などに使い、Wantedlyで募集や情報発信をすれば良いのではと考え、導入することにしました。
ー他の採用サービスの導入は考えなかったのですか?
松原様:検討しましたが、他の採用サービスよりもコストパフォーマンスが高いと感じ、導入を決めました。
Wantedlyの一番安いプランは6ヶ月利用、月4.5万円です。採用予算を多くかけられない弊社としては少々高く感じたのですが、調べてみると他の求人媒体は遥かに高額だとわかり。 さきほどもお伝えしたように、Wantedlyは単に求人を掲載するだけでなく、採用HPの代わりとして使えたり、情報発信ツールとしても利用できたりします。
加えて、Wantedlyのコンセプトである求職者とカジュアルに対話できる仕様が弊社にフィットすると感じ、利用を決めました。
ーとくにカジュアルに会えるスタイルがフィットしていたとお聞きしました。
松原様:はい。Wantedlyのカジュアルに話をするスタイルが弊社に合っていると感じていました。面談をおこなって実感しましたが、とりあえず話を聞いてみる、面談してみるというスタイルはお互いのハードルを下げられるため、人事専門職ではない私たちからすると非常にやりやすかったです。
藤田様:一般的な固い求人媒体だったら弊社は採用できていないです。かなりハードルを下げてくれていたというのはありましたね。