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日々漁師さんと話し、漁業界の未来を考える現場担当を追う メンバーインタビューFish2🐟

 今回紹介するよびもりメンバーは今在籍しているの中でも最も在籍期間の長く、福岡を拠点によびもりで働いている山本さんです。山本さんがよびもりでどんな風に働いているのか。そしてどんな人がよびもりに向いていて、どんな人と一緒に仕事がしたいかなど色々インタビューしてみました!

 この記事を通して少しでもよびもりのことを知ってもらえたら嬉しいですし、「面白そうな会社だな~」と思って話を聞いてみたいを押してもらえると幸いです

目次

  • 個人特定がされない程度で自己紹介をお願いします。

  • ー裏ミッションがあるんですね。私にもあります!何か水産業界に携わろうと思った出来事ってありますか?

  • ーよびもりではどんなポジションで、どんなお仕事をされていますか?

  • ー営業ってことですか?

  • よびもりに入ったきっかけは何ですか?

  • ー中卒でその後何してたんですか?

  • ーえ?漁港のサラブレッドなのに全然漁業が出てこないじゃないですか。

  • ー私もこの業界に携わって結構事故って多いなぁと思いますね。

  • 現在いるメンバーの中でも一番在籍期間が長い山本さんからみてよびもりに合う人材ってどんな人ですか?

  • ー 漁師さんにわからないって言われてびっくりしたことってありますか??

  • ーインストールなんて言葉は絶対わからないですよね!

  • ー漁業界でのスマート化が進まないのも納得ですよ。

  • よびもりの「問題点」と「改善すべき点」を教えてください!

  • 最後によびもりが気になっている人にメッセージをお願いします!

  • 絶賛募集中の求人をピックアップ

個人特定がされない程度で自己紹介をお願いします。

 よびもりのテック担当(本当)の山本です。

 魚が好きです。釣るのも食べるのも捌くのも飼うのも好きです。トランスルーセントっていう体スケスケの熱帯魚も飼ってて。絶対美味しくなさそうなので食べないですけど、素揚げとかだったらありなのかな〜とか思ってます(笑)

 祖父は元漁協職員、叔父は現役漁師、漁港界隈のサラブレッドです!


 私には、よびもり以外に裏ミッションがあるんですけど、「漁協と漁師がずっと仕事をしていられる手伝いがしたい」という人生目標があります。海で漁師さんが死んでしまったらその願いも叶わなくなるじゃないですか。今普通に食べている美味しい魚をこれからもずっと食べ続けるために、早くよびもりを普及させて海難事故で亡くなっていく漁師さんを減らしたいです。


ー裏ミッションがあるんですね。私にもあります!何か水産業界に携わろうと思った出来事ってありますか?

 普通に大人になって叔父の漁の手伝いをした時に、「こんなに命をかけて漁に出ているのに、魚ってこんな安いの!?」と衝撃を受けた時ですね。昔は魚はもらってばっかりだったので値段も気にしたことなかったし、漁の現場もちゃんと自分で体験していたわけでもないので、社会人になって他の仕事とかも知ったところで漁業の実態を知ったので驚きでした。


ーよびもりではどんなポジションで、どんなお仕事をされていますか?

 現場担当として日々漁師さんと漁協へ足を運んでいます!


ー営業ってことですか?

 いいえ、現場担当です。お客様の意見を吸い上げます!案内するだけじゃないです。よびもりの普及だけではなくて、「浮いて待て」とか、ライフジャケットの重要性を伝えて回ってます。目的は漁師さんが死なないようにすることですから、よびもりをすでに持ってくれている人にちゃんとアプリにログインしてくれているかどうかの確認もして回っています。

 年配の漁師さんとかだとよびもりのアプリの使い方だけでなくてスマホの基本操作についても教えてあげたりしますね。漁師さんにデジタルの基本を教える「テック担当」です!そもそもスマホが使えなかったらよびもりのアプリも使えませんからね。現場で漁師さんが、色々聞いてくれて頼ってくれるのはとても嬉しいし、わちゃわちゃできるのも楽しいですよ!

よびもりに入ったきっかけは何ですか?

 一言でいうと「これあれば漁師さん死なないじゃん!」って思ったのがきっかけですね。あと、もうひとつあるとすればうちの代表の千葉さんに「部活やろうぜ!」って誘われたんですね。私、実は元中卒で、集団行動があまり得意じゃなかったんですよね。

 かつてやっていたネイリストの仕事も1人で売上を伸ばしていくような仕事だったので、いろんな性格や得意分野を持った人たちと1つの目標に向かって頑張っていくみたいなチームプレーにいつしか憧れを持つようになっていて。それで千葉さんに誘われた時に「なんか楽しそう!」って思ったのもあり入りました(笑)

ー中卒でその後何してたんですか?

 フリーターをしながら大阪によく遊びに行き、18歳から水商売をし、一生就く仕事じゃないと思ったのでネイリストをやって、離婚してから高校に通いました。そしてまた違うジャンルに興味を持ったので現在はまた違う専門の大学に通っています(笑)



ーえ?漁港のサラブレッドなのに全然漁業が出てこないじゃないですか。

 身近にありすぎて昔はあんまり興味なかったんですよね、高校行きながら、叔父の漁を手伝うことになって片足突っ込んでみたら、「伸びしろしかないじゃん!!!」ってなって。ニックネームで呼んでいた魚の本名が全然違う名前だったのも結構衝撃的で、そんなことから魚や漁業に一気に引き込まれたんですよ。

 初めて海難事故を現場で見たのが3歳くらいの時だったんですよね。網に腕が千切れた遺体が入っていて、それを網で寄せていたんですよ。その時の異様な港の空気感は今でもたまにフラッシュバックするんですよね。

 トラウマまではならなかったですけど、普通にそういう映像が脳裏によぎるとそういうのが普通な仕事って今漁業を生業にしている漁師さんにとっても、今後の水産業の担い手確保のためにもよくないよなぁと思って。

 昔叔父の手伝いで漁について行った時、もし事故に巻き込まれたとしてもすぐ死ねればいいけど、もしだだっ広いこの海に落ちてしまったら、漁から帰ってくる16時間後までは陸の人は誰も心配してくれないよなぁ。もし陸が見えないようなところだったらどっちに泳げばいいかもわからないし。特に冬場だったら絶望的だな。と思いましたね。


ー私もこの業界に携わって結構事故って多いなぁと思いますね。


 結構ヒヤリハットは漁師さんはみんな経験していて。大体みんなそういう経験を1個か2個ぐらいは持っていて。でも怖がっていたら漁師なんてできないし。事故に遭うのは本当に氷山の一角だとは思うんですけど、その重大な事故の犠牲になってしまった漁師さんやその家族はたまったもんじゃないですよね。


 今よびもりを使ってくれているユーザーさんの中に「事故のリスクを最小限に抑えるためにできることはやっておきたい」と言ってくれる方がいて、そういう人たちのために貢献したいし頑張りたいと思いますね。自分の家族も漁師だし、もし事故があれば船に乗ってくれている従業員に合わせる顔もないし


 近所に住んでいる知り合いのおばあちゃんがいて、そのおばぁちゃんはいつも港に座って船が帰ってくるのを眺めているんですよ。最初は知らなかったんですけど話を聞いてみると、漁師だった旦那さんを事故で何十年も前に亡くしたそうで。

 事故としてはもう終わった話ではあるんですけど、そのおばあちゃんにとってはいつまでも終わらない事故なんだなと思って。少しでもそんな辛い苦しいやるせない気持ちになってしまう人を減らしたいですね。



現在いるメンバーの中でも一番在籍期間が長い山本さんからみてよびもりに合う人材ってどんな人ですか?

 まず、魚介類が好きってことですね。あと、想像力が豊かな人です。結構私にとってこの条件は外せないですね。この仕事をしているとたまに漁師さんから魚をいただくことがあるんですよ。魚介類を食べて嬉しいとか食べるのが好きとかそういう人の方が魚をもらった時にしっかり漁師さんに感謝することができると思います。

 感謝することができると船の上でどれくらい大変な思いをしてとってきてくれているのかまで想像することもできると思うんですよ。よびもりって滅多に作動しないものじゃないですか。作動しないのが一番いいし、もしもの時に動けるかどうか。それができるかどうかは想像力が必要だと思うんです。

 そして、漁師さんって全然テックじゃない人が多いんですよ。横文字とか使われると全然わからない人たちばっかりだから。私たちにとっては当たり前のことでも「わからないかもなぁ〜そしたらこんな言い回しの方がいいかなぁ」って想像することが大事だと思ってます。

ー 漁師さんにわからないって言われてびっくりしたことってありますか??

 あ!めっちゃありますよ!

 まず、自分のスマホがiphoneなのかAndroidなのかわかってなくて「スマホの裏にりんごのマークありますか?」って聞いたことがありますよ!iphoneだと聞いていて話していたら実はガラケーだったこともありますし。

 あと、会社名がアルファベットだった時期があるんですけど、「読み方わからないからひらがなでフリガナ書いて欲しい」って言われたりとか。普段携帯持ち歩かない人も多いから、説明会の時の持ち物欄に「携帯電話」って書かなきゃいけなかったり。

ーインストールなんて言葉は絶対わからないですよね!

 もちろん(笑)インストールは「取り込む」って言い換えますね。アップデートも「更新」っていいます。

ー漁業界でのスマート化が進まないのも納得ですよ。

 でも、こうやってちょっとずつ勉強していってもらって、少しでも若者も参入しやすい業界にしていくしかないですね!

よびもりの「問題点」と「改善すべき点」を教えてください!

 正直にいうと人がいないことですね。

 チーム全体で取り組むべき仕事が多い中、人的リソースが不足してて、仕事スキルが高い人に仕事が集中してしまってて。その人も仕事に追われて全体に状況を共有しきれていないというか。日々の業務に追われて短期的な対応になってしまうこともあったりするので、結果的に「やりたいこと」や「必要なこと」が後回しになってしまっています。

 新しくメンバーが増えると長期的な視点での計画や改善に取り組む余裕が出てくると思うので、まずここの改善は必須だと思いますね。

 あとは、チーム内の情報共有不足ですね。各メンバーが持っているスキルやリソースが十分に共有されていなくて、助け合いがスムーズに機能しにくいところがあります。そのためには各自が、遠慮なく自分の思っていることを伝えられる時間を積極的に確保するようにしていけたらいいなと思います!

 これからもっと多くのお客様の安全を守るために求人はだしているので、いい人が来てくれて、今のメンバーと一緒に仕事をして、考えて、改善していければ嬉しいです!

最後によびもりが気になっている人にメッセージをお願いします!

 よびもりは、やる気があれば何でも挑戦できる場所です!まだまだ完璧な組織ではないからこそ、今よりもいい組織に少しでも近づけるためにメンバー一人ひとりが知恵を働かせ、行動し、反省し…と着実に成長している会社です。

 「もっと色々なことにチャレンジをしたい人」や「誰かのために役に立つ仕事をしたい!」、「いい組織を作りたい!」という人には向いている会社だと思います。


 是非あなたの想いや経験をよびもりで活かしてみませんか?ここには愚直でまっすぐ、海に関わるすべての人の「いってきます」と「ただいま」を守るためにために行動しているメンバーしかおりません。この想いに共感して頂ける方は一度お話をしましょう!

山本さん、インタビューのご協力ありがとうございました!

 引き続きよびもりでは一緒に会社を盛り上げてくれるメンバーを募集しています!
少しでもよびもりのことを気になっている方がいらっしゃいましたら、お気軽に「話を聞いてみたい!」をポチしてください!


 よびもりは必ず最初にカジュアル面談ははいります。代表の千葉とお話をして頂き、想いやこれからのよびもりについてお話をさせて頂きます。まだまだの会社ですが、悪い会社ではないと思います(笑)

 是非、あなたの「話を聞いてみたい!」をお待ちしております!


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