こんにちは!採用担当の赤坂です!
今回は以前ご紹介致しました「看板センサ」について詳しくご紹介したいと思います!
そもそも「看板センサ」ってなんだろう?
そもそも「看板センサ」とは一体なんなのでしょう?
正解は看板に着けるセンサーです!そのままですね笑
具体的に書くとこんな感じです↓
【どのような看板に?】 建物に付属する色々な看板が対象です。(下記画像がイメージです。)
【どのようなセンサー?】日々の看板の動きを測定するセンサーです。
【何の意味があるのか?】看板が倒れる予兆を読み取り、事前に回避できます!?
では一体なぜ、ザイマックスグループは看板センサを開発し、そして使用して行ったのでしょうか。
ザイマックスグループのDXに向けた第一弾?
始まりは2014年。6年前の話です。
「センサーを利用してビル設備を管理できないか?」
設備の管理は人が目で見て行うのが当たり前である当時。
DXという言葉は世間では全く浸透していない時代です。
そんな時代に私たちは
ビルを管理する社員達が少しでも働きやすくならないか!
という発想の基、DXの”ような”取り組みをスタートさせました。
そんな矢先の2015年2月。
札幌のかに本家の袖看板の一部が落下し、通行人に直撃する事故がありました。
ビル管理のセンサー化を始めたは良いものの、何から変えてゆくかに悩んでいた私たち。
この事故により、まずはビルの看板からセンサーで管理をしてみることにしました!
どんなデータが取れるのか
そもそもどんなデータが取れるかもわからない中始まったこの取り組み。
看板の角度の推移を見るところから始動しました。
↓初めて取得した「2週間の看板の傾き・揺れ」のデータ
特に何も大きな変動の無い結果が出ます。ん?なんの意味があるの?と思いましたか?
いやいやとても大きな意味があるのです。
【安全であり続けること】が最も重要であるビル管理。
今まで目視で何となく判断されてきた物がデータとして蓄積され比較されていくことは大きな進歩でした。まさに健康診断のように毎日のデータを取っていき、異常が出てくれば倒壊する前に直す。というイメージです。私たちの仕事は「データを取ること」ではなく「安全な環境を提供すること」が一番重要です。つまりこのデータが取れることはとても重要なんです!!
具体的には
・一定時間ごとの2軸の角度が元データ
・元データから異常度を示すスコアを算出
こういったデータやスコアを基にそれぞれの看板が異常かどうかを判断しています。
「看板センサ」ってどんな取り組み?
現在の看板センサの取り組みは、このようなデータを何百、何千の看板から取りつつ、2018年以降実際に事業化をしております。(協力:オプテックス(株)、(株)オージス総研)
↓事業化のきっかけの1つとなった弊社のからくさホテルの看板です。
2018年、大阪に大きな台風がやってきました。
この台風でホテルの看板はグワングワンに揺れました。
そしてこの台風通過後から看板センサに異常値が出るようになりました。
この数値がエビデンスとなり、看板の撤去に保険の適用が認められました。
このことが大きな信頼に繋がり、看板を設置する会社をターゲットに
・安全かどうかの判断
・危険と判断(他と比べて特に変化が大きい)すれば修理や撤去に向かう
というサービスの提供が始まって行きました。
看板センサからの発展、今後の展開
正直に言って「看板センサ」のデータは膨大さや複雑さはそこまでありません。
しかし最近ではこの取り組みを認めていただき、国土交通省が公募する道路施設の新点検技術に採用していただきました!橋梁やトンネル内工作物(照明器具・標識等)といった構造物も同様に維持管理できると考えての申し込みが採用に至りました!
このように安全を維持する大事な役目を担いつつ、ビジネスとしても着実に広がりをみせています。
今後は従来のサービスや国交省での取り組みに加え、初めに目標に掲げたような
「建物設備の点検を、センサーを用いて手軽に&コストを抑えていく」ということも目指しております!
そして看板センサでの取り組みで得たデータだけでなくノウハウも用いながら、ザイマックスの特色である「常に疑問を持ちながら」「論理的に考えつつ」「どんな発想や展開も拒まない」という気概を持つ仲間たちで日々、新たな挑戦をしております!
このような取り組みや社風に興味を持った”あなた”のようなメンバーを新たに迎えて、ザイマックスをそして世の中を「より良く」させていきます!!
ザイマックスグループでは一緒に働く仲間を募集しています