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シリーズ【コンサル出身者がなぜ地方創生!?】① ~アソビュー株式会社 執行役員CFO 河合辰哉~(1/2)

こんにちは。アソビュー株式会社執行役員CFOの河合と申します。

今回から3回に渡り、アソビューに勤めるコンサルティングファーム出身者がアソビューでどんな仕事をしているのか、地方創生にどのように関わっているのかについてご紹介したいと思います。

現在コンサルティングファームに勤めていて地方創生に興味がある方もそうでない方も、アソビューで地方創生に関わるメンバーがなぜここにいるのか、何をしているのかを知って頂き、ちょっとでもアソビュー社に興味を持って頂ければ幸いです。

第1回は私河合がお届けしますが、実はわたくし、アソビュー株式会社の執行役員CFOという役割に加えて、「熱意ある地方創生ベンチャー連合」の共同事務局長としての顔ももっています。

今回のテーマが「地方創生」ということで、熱意ある地方創生ベンチャー連合がどのような組織なのかをメインにご紹介したいと思います。



コンサルティングファームからベンチャーへ

まずは簡単に僕の自己紹介から。経歴はざっとこんな感じです。

1976年 岐阜県大垣市生まれ
1999年 アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)入社
2010年 アイスタイル株式会社入社
2014年 アソビュー株式会社入社

改めて振り返ると、どうやら「ア」からはじまる会社にご縁があるようですね(笑)。

1社目のアクセンチュアでは、主に通信、メディア、エンタメ業界を対象として、大規模SIから業務改革、Web戦略立案からJ-SOX対応まで、実に様々なプロジェクトを経験しました。仕事はハードでしたが優秀な上司、仲間に恵まれ、この11年間で“ビジネス筋肉”がすごく鍛えられましたね。この時叩きこまれた「Valueを出す」「Commitする」という考え方は今でも仕事における“基本スタンス”となっています。

2社目のアイスタイルでは、社長室にて様々な社内外のプロジェクトマネジメントを、また営業部長として化粧品メーカー様向けのマーケティング支援業務行いました。人生で初めて「営業」に関わり、“売上”を作ることの難しさを経験しました。「ヨミ表」と「週次RAP」に追われる日々も、今となってはいい思い出です。

そして、3社目となるアソビューでは、CFOとして資金調達や業務提携に携わるとともに、コーポレート部長として管理部門統括を担っています。前述の通り、これまでの2社では管理部門の経験なんて全くなかったわけですが、“まずはやってみる”ことをモットーとして外部の有識者や部門メンバーに助けられながら会社の基盤づくりに日々精進しております。

さて、こんな感じで2度の転職を経験しているのですが、それぞれどんなことを考え転職したのかをご紹介したいと思います。


“伴走者”から“主体者”へ

新卒で入社したアクセンチュアには11年間勤めたわけですが、実は初めはこんなに長く勤めるなんて全く思っていませんでした。せいぜい3年くらいかなと。ところがアクセンチュアは3年単位で昇進のタイミングがあるんですが、幸いにも順調に昇進させて頂き、その度に、「このポジションでもうちょっと色々学んでみたい!」という好奇心が沸き上がり、あれよあれよと11年も居てしまった(!?)わけです。3年毎に“新たな視座が得られる”というのは、時間軸でみてもいいキャリアロードマップなのかもしれませんね。

ところがシニアマネージャーを3年ほど経験したところで、ふと、「次のステップ(=「パートナー」という職位)は果たして面白いのだろうか」と考えてしまったのです。「パートナー」という職位は、誤解を恐れずにいうと「営業」的責任が生じ、それまではプロジェクトにコミットし、クライアントの課題解決に向きあっていればよかったのですが、パートナーともなると「自社」の売上にもコミットしなくてはならなくなります。それまではクライアントに向き合って課題解決することに面白みを感じていた僕としてはちょっと自分のキャリアとして方向性が違うと思い、次のチャレンジとして「次はサポートする側ではなく、自らリスクをとり意思決定できる事業会社に行ってみたい」という思いが強くなりました。まあいわゆる“コンサルあるある”ですね(笑)

なぜ美容系インターネットメディアに?

そんな中、自分なりに次の会社を選ぶ際、僕はこんな軸を持っていました。

① コンシューマー向けサービスを持っている →B向けサービスであるコンサルからC向けサービスへ
② インターネットサービスである →成長産業
③ 成長段階のベンチャーである →会社の成長と個人の成長を同期
④ マネジメント(経営陣)に近いところで仕事ができる →その後キャリアの可能性

そうです。しいて言えば「美容系」にこだわりがあったわけではなく、自分が求める条件をアイスタイルが満たしていたから入社したというのがホントのところです。

実は元々アイスタイルのことは以前から気になっていました。というのは、社長の吉松さんがアクセンチュア出身で、他にも取締役の方2名がアクセンチュア出身というのもあり、コンサル出身者が立ち上げた会社がどのようなものなのか勝手ながら興味をもっていました。結果的にはアクセンチュア出身の取締役の方と以前仕事をしたことがあり、ご縁あってアイスタイルに入社することができました。

2010年にアイスタイルに入社し、その後2012年にマザーズ上場、同年に東証一部に市場変更と急速な成長を遂げたわけですが、その中で事業と組織が急拡大するダイナミズムを最前線で感じることができ大変貴重な経験となりました。ちなみにアクセンチュアも2001年にニューヨーク証券取引所に上場しており、在籍した2社で上場を経験するなんて、本当に恵まれた経験をしたと思います。

ここにきて地方創生に興味が

そんなこんなでアイスタイルでも優秀な上司、メンバーに囲まれ仕事に邁進していたのですが、入社3年を過ぎた頃40歳を前にしてふとこんな疑問が湧いてきます。

「自分がホントにやりたいことってなんだっけ?」

アイスタイルという会社では本当にメンバーにも恵まれ、組織マネジメントという点においても面白さは感じていたものの、自分が真にやりたいことについて考えるようになってきました。

そこででてきた1つの思い、それが「故郷に貢献したい」でした。

僕は岐阜県大垣市という所の出身なのですが、昔はそんなこと全然考えていなかったのですが、歳をとってくるとなぜか「故郷」を考えるようになってきたんです。

高校を卒業し上京して23年、もはや岐阜に住んでいる時間より東京に出てきてからの時間の方が長いんですが、自分の今後のキャリアを考える際、故郷への貢献、もっと拡大解釈をすると岐阜だけでなく「日本の地方への貢献」というテーマが浮かんできました。そこで、その時自分で決めた軸が以下の3つでした。

① 地方に貢献できる →これが大前提!
② C向けインターネットサービスを展開している →やっぱりインターネットの影響力は絶大!
③ スタートアップである(組織規模は10名以下)→アイスタイルみたいな成長性を自ら!

“遊び”で地方創生

そんなことを考えているとき、偶然の出会いで当社代表の山野と知り合う機会がありました。知り合った当時(2013年秋)はまだ社員数も数名で、サービス(asoview!)も立ち上がって1年の、まだまだこれからと言ったタイミングでした。でもなぜか、「お、ここだ!」と直感的に決めたのを覚えています。実際、いわゆる転職活動は一切しておらず、他の会社の話を1社も聞かずに決めたのは我ながら冒険だったなあと思います。(ちなみにアイスタイル入社を決めた時もいわゆる転職活動はしておらず、他社の話は1社も聞いていません。転職はやっぱり“ご縁”がすべてです。)

地方創生にもいろんな形、やり方があると思います。そこには正解も不正解もなく、やりかたも1つではありません。僕らは「asoview!」を通じ、地域に眠っているまだ知られていない遊び・体験をより多くの人に知ってもらい、よりカンタンに予約できるプラットフォームを提供することにより、「交流人口」を増やすこととで地域に貢献しています。

「地方創生」とは「人口問題の解決」とも言えます。人口には「定住人口」と「交流人口」の2つがありますが、「交流人口」を増やすためのコンテンツの一つが「観光」であり、アソビューは観光を通じて地方創生に貢献しています。

「熱意ある地方創生ベンチャー連合」設立のきっかけ

さて、ここでようやく今回の僕のテーマ「熱意ある地方創生ベンチャー連合」の話になります。

これまでアソビュー社がどのように地方創生に寄与しているのかを簡単にご紹介しましたが、その詳細は次の書き手内田君に譲るとして、今回は僕が共同事務局長を務める「熱意ある地方創生ベンチャー連合」についてお話します。

設立のきっかけは当社代表取締役社長山野のヒラメキでした。

僕らのようなスタートアップ企業は様々なベンチャーキャピタルから出資して頂くことが多いのですが、当社も複数のベンチャーキャピタル様に出資頂いています。そのうちの1つ、グロービス・キャピタル・パートナーズ様の懇親会があり、そこには複数のベンチャー企業が集まっていました。

そこでランサーズの秋好社長と話をする中で、ランサーズも地域(地方自治体)に対して課題解決を行っていることがわかり、「複数のベンチャー企業が一緒になって地域に対して課題解決を行えばこれまでにない価値を提供できるのではないか」と話が盛り上がり、その後複数のベンチャー企業にも声がけをおこない、当初は任意団体として「熱意ある地方創生ベンチャー連合」が産声を上げました。そうです、「熱意ある地方創生ベンチャー連合」自体がベンチャーなんです。

ということで、今回はここまで。次回は熱意ある地方創生ベンチャー連合が具体的にどんな取り組みを行っているかご紹介したいと思います。

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