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インバウンド業界でアソビューの地位を確立したい

こんにちは、アソビュー株式会社の真木です。

アソビューで働く社員を紹介する企画。本日は入社してまだ半年の、伊藤優さんについてご紹介します。

今までどんなことをしてきて、どんな事を考えアソビューに入社したのか、そして入社半年経った伊藤さんのアソビューでの活躍について話して頂きました。

【自己紹介】

・2019年9月中途入社 現在アライアンス部事業開発グループ マネージャー

・趣味は読書(小説、漫画)、人とお酒を酌み交わす事

・趣味がインドアに寄っているので、ゴルフを始めてみました

・インバウンドに10年以上関わっているくせに英語が話せない

・アソビュー入社前は主夫

【アソビュー入社前の経歴】

真木:アソビュー入社前の伊藤さんについて教えて下さい!

伊藤:長くなりますよ~。端的に言うと、アソビュー入社する直前まで働いていた会社は約10年勤めてきましたが、その前の会社2社は、僕が入社して3ヶ月~半年で倒産しています。

真木:カンパニークラッシャーですかw

伊藤:当時リーマンショック真っ只中という市況感にもかかわらず、「小さい会社で大きなことがしたい!」という熱い想いは今も当時も変わらず持っていたんでしょうね。

真木:直近の仕事についてお聞かせください。

伊藤:仕事を通して知り合った方にお声がけ頂き、「インバウンドに特化した広告代理店」を5人の創業メンバーと一緒に立ち上げました。10年この会社にいて、最終30人位に増え、2/3弱の社員は外国人の方でした。

まずは中国語のマップ型メディアの広告や一部の海外のガイドブックの広告枠を買い付け、日本企業に広告提案や、多言語のパンフレット等の制作物の提案をしていました。

今やインバウンドといえば「中国」のイメージが強いですが、2008年頃の当時はインバウンドといえばターゲットは「韓国」でした。そのため韓国のインバウンド広告事業に力を入れる為に、韓国人を採用して対応市場を拡大し、その後少しずつアジア各国へと横展開していきました。

まさに「インバウンド」という言葉が世の中に浸透しだした真っ只中で、広告事業に関わっていたと思います。

アジア市場であればイベントプロモーション、マスメディアを使ったプロモーション、屋外広告やWEB広告、SNSの多言語での代行運用や、多言語での制作物の受託、海外メディアに対するPR代行など幅広くサービス展開してました。また、一部観光に特化した広告会社だった事もあり、海外の旅行会社に対するセールス代行なども受けていました。

地方自治体や各種鉄道会社など、今のアソビューの事業に通じるような仕事も増えていったのもこの時期からです。

10年前は出来ないことばかりで始まった事業でしたが、10年経ってようやく胸を張って「事業を作り上げた!」という実感を持てましたね。

真木:そんな素晴らしい経歴と成功体験があるのに、どうして転職をしようと思ったのですか?

伊藤:実は転職しようと思った事よりも先に、まずは退職を決めました。笑

真木:おぉ~。それは何か深い理由がありそうですね。

伊藤:創業メンバーでしたし、10年会社に関わってきたので、一定の立場も確立していました。自分でいうのもなんですが、結構メンバーには慕われてたと思います(笑)

一方で、次第に一緒に働く仲間・会社に、そしてその先にいるクライアントに価値提供できる事が少なくなってきたような気がしたんです。

「インバウンドに特化した広告領域」という狭い世界にいたので、もう1回新しい世界にチャレンジしたい、今がそのタイミングかもしれないと思ったのも理由でした。

真木:なるほど!そこで代表の山野と共通の知人を通してアソビューに出会ったんですね!

伊藤:はい。ただ実は、最終面談を受けるまでは別の会社に行く気満々だったんです。

真木:えっ!?それがなぜ?

伊藤:これを話すと大体アソビューのメンバーには失笑されるんですけど…。最終面談の場で、社長と役員の2人がいて、そこで社長と役員のやりとりを聞いて入社を決めました。本当に会話の中身は他愛もない話です。

ベンチャーは最終的には社長の魂に紐づいてると思うんです。

最終面談の社長と役員とのやり取りの中で、アソビューの社長はめっちゃ熱量ある一方で、メンバーに任せるところは完全に手放して任せられる人なんだなと感じたんです。

そういう会社は社長も、そこで働くメンバーも絶対にイキイキ働いてるだろうなと思いました。

【アソビュー入社後】

真木:素敵な入社動機ですね!そんな伊藤さんは入社後も今までの経験を活かして華々しくご活躍されたんでしょうね!

伊藤:その真逆ですよw 入社3ヶ月はただ戸惑いと焦りしかありませんでした。

真木:おっと意外です。入社してまずはどんな仕事をしていたのですか?

伊藤:最初の配属先は、観光戦略部でした。

最近では地方の訪日外国人観光客の受け入れ体制の構築や強化が求められ、地方自治体でもインバウンドに対応する受託案件が増えていました。元々前職でも地方自治体に対して広告提案をしていたので、最も僕が力を発揮し、価値貢献できる領域だと判断していただいたんだと思います。


真木:確かにそうですね。ところで先ほどの戸惑いと焦りというのは?

伊藤:入社して最も戸惑った点は「広告会社と事業会社のスタンスの違い」です。

真木:と言いますと?

伊藤:うまくお伝えできるかわかりませんが…

広告業界は、受託金額をどれだけ広げられるかが勝負なので、ありとあらゆる手段を使って提案をします。一方で僕たちアソビューは、事業会社で自社サービスを持っています。そのためアソビューの事業(遊び・体験領域)にどう付加価値を持たせた提案をするかが問われます。初めは、自分自身の手数を狭められているようなモヤモヤを感じたのも事実です。

期待されている事に対して成果が出せない焦りと、もっとできると思っていた自分とのギャップに正直苦しみました。

真木:そこは乗り越えましたか?

伊藤:入社して2ヶ月くらい経った頃ですね。受託案件が落ち着いてきた頃、ふと事業を俯瞰してみた瞬間がありました。目の前の「できない」にただ焦るだけでは何も前には進まない。だったら「できることからやってみよう」と思ったんです。

ちょうどうちで新しいシステムである、「エージェントシステム*(1)」のリリースのタイミングで、前職の関係性や知見を活かして自分なりに営業活動を始めました。

当時所属していた観光戦略部の業務には直結しないものも多かったけど、部署にこだわらずやれることをやろう!と吹っ切れた事で、自分なりの動き方がわかってきました。

真木:そこからアライアンス部に異動になったんですね!

伊藤:はい、今は対パートナー様*(2)に対して、海外に販売チャネルを増やしていく事が主なミッションです。他にも今までPULL型の営業手法に寄っていた国内の新規アライアンス先の獲得も、よりPUSH型にしていく事にも力を入れ始めています。

僕はそこの部署のマネージャーとして、メンバーと一緒に伴走しながら彼らが成功体験を積むことにコミットしています。

僕はサッカーで例えると、エースストライカーのように、30m先のゴールにズバッとシュートを決めることよりも、仲間と一緒にパスを回しながらゴールに近づいてシュートを決める事の方が得意です(笑) そういう僕なりのやり方でメンバーの成長を応援したいですね。

【これからのチャレンジ】

「インバウンド業界で、遊び・体験領域は”アソビュー”と認められる地位を確立したい」です!

アソビューはこれまで国内の遊び・体験の市場を開拓し、成長してきました。そしてインバウンド事業はこれからです。もう伸びしろしかないと思っています。そして僕自身の今までの経験や知見が必ず活きてくると信じています。また新しい市場を創造する事にチャレンジしていきます。

真木:まずは何をしたらいいのでしょう?

伊藤:2点ありますね。

①我々のエージェントシステム*(1)を軸にして海外エージェントに対して販路を拡大していく事。

②外国人へのサービスの提供数・質ともにあげていく事。

特に②においては、今まで点で提供してきた遊び・体験を、線にした商品開発が重要だと考えています。これが実現できるとアソビューの世界観がもっと広がるし、これは海外エージェントでは創造する事のできないうちの価値になると思っています。

こういう自分の経験・知見・スキルを最大限発揮して、戦略を描き、実行できます。失敗に終わっても見直してまたやり直せばいいというアソビューの環境で仕事ができる事に、今はとにかくワクワクしています!

伊藤さん、ありがとうございました。

まだ入社して半年ですが、すっかりアソビューのカルチャーに馴染み、成果を出すための戦略を描き、メンバーと伴走している姿はまさにプロフェッショナル!

ぜひ今後の伊藤さんの活躍に期待です。

*(1) エージェントシステムとは、アソビューで販売している国内レジャー施設などのチケットを、海外のエージェントが直接仕入れできる販売代理システムの事
*(2) パートナーとは、アソビューと取引をしているクライアント企業様の事
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