こんにちは。「食べチョク」を運営しているビビッドガーデンの平野です。
エンジニアをしつつ、採用とちょっとカメラマンを担当しています。
美味しいビーフカレーとあまーいトマトのおしゃれカフェ記事だと思った方すいません。
ビーフカレーってめっちゃ幸福度高いですよね🍛
私達は候補者の方々に対してはまず"カジュアル面談"をご案内しているのですが、その際「面談後、もし良ければうちでそのままご飯食べていきませんか?」ともよくお伝えしています。
(ちなみにうちとは私の家ではなく、弊社でという意味です。)
「ごはん食べることも採用の一環?」「胃袋を掴む作戦?」などと言う意見はあるかと思いますが、ビビッドガーデンを大きくしてくれる人を採用するにはどのような採用プロセスが良いかを考え抜いた結果がこのような面談&ランチスタイルになったというのが事実です。
この記事ではカジュアル面談の話を中心に弊社が考える採用プロセスの話をしていこうと思います。
- カジュアル面談についての私たちの考え方
- どんな雰囲気で何を目的としてやっているか
- 実際にどんな話をしているのか
- 採用フローはどうなっているのか
- ところでなんでカレー食ってるの
気になることがありましたら読み進めて頂けると幸いです!
弊社の説明を簡単に
"それっぽい写真を撮ってる最中"に盗撮した1枚です
早速目次に無い事で恐縮ですが簡単に述べます!!
ビビッドガーデンは昨年の10月をもって4年目に突入した農業ITベンチャーです。
「生産者の"こだわり"が正当に評価される世界へ」というビジョンのもと、農畜水産物のオンラインマルシェである「食べチョク」を運営しており、生産者の方々にとっての「正しく価値が還元される場」という価値を最大化するべく日々開発を続けています。
メンバーは正社員が12名とインターンが2名。実家で畑やってましたというメンバーからDeNA/mixi等のエンジニア畑出身のメンバーまで、さまざまなバックグラウンドの人間がいる会社です。
そして、ひとつ特筆できる点として、弊社は2-4年目で社員数が2人から13人に増えましたが現状での社員の離職は0人です。
離職0人に関しては様々な要因があるかと思いますが、採用活動の中に会社のカルチャー・ビジョンへの共感度を高めるプロセスを意図的に入れたこと、できる限り濃い情報を提供してお互いの理解の齟齬を起こさないことにフォーカスしたことが影響していたのではないかな思っています。
そもそもの採用基準とプロセス
代表秋元は本当にいつもTシャツです(12月に撮影
端的に言うと弊社では会社のカルチャー・ビジョンへの共感と会社が提供する環境とスキルのマッチを採用時の主な基準としています。
前者のカルチャー・ビジョンへの共感というのは候補者の方のマインドや考え方や行動指針のようなものが弊社で働くとなった場合に満たせるかどうかというところを主に見ています。
例として「スタートアップに興味があって」や「農業に携わりたい」「技術が実際に役に立っている感が欲しい」などのモチベーションの源泉であったり、「社会課題の解決を仕事にしたい」「地元に貢献したい」などの仕事のみならず生きる上でのやりがいのような非常に定性的な部分をお互いにお話して、「それなら弊社で働くと心が満たされそうですね!」という認識にお互いがなることを着地としています。
実際のところ、弊社におけるカジュアル面談はほぼこの部分の相互理解が目的となっています。
そして後者の環境とスキルのマッチに関しては定性的というよりかは事実として定量的な部分を自ら体験、経験して頂くことがお互いにとって最も理解が深まると思っています。
この場合の環境は「イスは何を使っているか」というところから「日々の仕事スタイルは?」「裁量はどの程度か」「どんなメンバーがいるのか」という部分で、スキルに関しては「どんなスキルセットを求めているか」「この機能を何日で実装するか」などという部分です。
どれも事実というか、定量的ではありながら数字や文字ではなく実際に体験することが最も理解が深まるものばかりだなと思っています。
そして、これらの全採用プロセスにおいて可能な限り最短で進めたいと考えていて、その結果生まれたのが
カジュアル面談 + そのままメンバーとごはん + 体験入社の3プロセスです。
※これだけで決まるケースもあれば、別途面談をするケースもあります
理解してもらうために出せる情報全部出す
相互理解のためにまずは弊社の頭の中を出しきります
今日の引く手数多な求職事情において、わざわざ弊社を見つけて時間を割いてくれた方には意思決定してもらうための材料をできるだけ高濃度に提供したいと思っています。それはもちろん、決める側である候補者の方のためという側面もありますが、弊社としても採用にかける時間が圧縮できるという点でもメリットです。
カジュアル面談では必ず現場のメンバーやCPO、場合によってはCEOも同席するようにしています。お互いのことをよく知りましょうということが目的なのでこちらからも「なぜ今の事業を進めているか」、「なぜ入社を決めたのか」、「そもそも何を成し遂げたい人間なのか」というところを必ずお伝えして、その上で「私もやりたい!」等のポジティブな共感を濃く受けることが何よりも大切だと考えています。
また、体験入社に関しては弊社は1日~数週間の体験入社制度を取り入れています。人によっては副業という形になる場合もありますし、平日が忙しい場合は休日を、出社が難しいようであればフルリモートでの作業をして頂くなど柔軟に対応しています。こちらも目的はある程度の作業を確実にコミットしていただくことではなく、どのような仕事スタイルで仕事をする方なのかということをお互いが理解することとしています。
以上2つに関して、お互いがお互いを受け入れられた、共感した、理解しあえたという時に初めて「では採用のお話ですが・・・」という流れになります。
通常通り現職を退職後に入社というケースもありますが、今後はコミットメントシフトのようなスタイルもサポートしていきたいと思います(勝手に言いだすとバックオフィスの宮田さんに怒られそう・・・)
実際にカジュアル面談でする話
面談は基本的にはオフィスにて実施しております
また実際の面談ではメンバーはもっと優しい顔をしております
改めてになりますが、お互いのことをよく知りましょうというのが目的です。
来て頂いてる方のお話を聞くことに多くの時間を割きたいと思っているのですが、どうしても我々のこともしっかりお伝えしたいということもあり、ほんのちょっとだけお話して頂く時間のほうが長いかなという印象です。
基本的な会社情報や事業内容をお伝えした後は、同じ話題に関して「我々はこう考えているのですが、◯◯さんはどうですか?」という流れが多く、その話題も以下のような内容です。
- 私はこんなことをやりたい人です
- こんなことを思って入社しました
- 今はこんなことをやっています
- 働くならこんな環境がいい
- 将来はこんなことをやりたい
その場の雰囲気によって踏み込んだり、むしろこちら側が喋ったりしています。
画像はイメージです
そして同じ釜のご飯を食べる
お待たせしました。ようやくカレーの時間です🍛
マイク持ってるヤバい人が見えますが、それが弊社代表です
当初は普通に「お昼時間になりましたし、リビングで食べチョク野菜食べていきます?」というノリだったのですが、後々になって「一緒に働くメンバーのことを知りたい」という候補者の方のニーズに応える採用必須ツールとなりました。
弊社キッチンで作られるランチを食べながら、特に議題も無いフリートークが繰り広げられます。
- 普段何食べてます?
- 地元は?
- どのアイドル好きですか?
- 海外旅行とか行かれます?
もちろん、先程の面談時のような質問も飛び交いますが、主には社内の素の姿を感じてもらうということに価値を置いています。
スタートアップにおいてはどんな事業内容であろうとも、どんなメンバーとどのように走るかということが何よりも大事です。会社にどんなメンバーがいるんだろうと思われたときに、職種隔たり無く多くのメンバーと言葉を交わすことは間違いなくお互いの理解を深める機会になると思っています。
あと、全く理屈では無いですが、同じ釜のメシを食うということはとても凄い効果があります。謎の仲間感が突如として高まります。
写真ではたまたま食べチョクで出品頂いてる農家さんとメンバーつながりのカフェ運営の方とも一緒にランチを食べている様子です。可能な限り多くのメンバーが出席するようにしています。(大人の事情で採用候補者の方が写っている写真は使うことが出来ません)
以上が弊社のカジュアル面談のスタンスと採用プロセスの話になります。
弊社で一緒に仕事をするかもしれない方と、いかに採用プロセスの段階でお互いの理解を深められるかを重視して今後もいろいろな方にお会いできることを楽しみにしてます!
最後に何かご質問はありますか?もし良ければ、このままうちでごはん食べていきますか🍛?
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アプリエンジニア
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