入社5年目でメンバー育成に舵を切ってみたら新たなやりがいに出会いました

■経歴

三浦詩織（みうらしおり）

大学卒業後、約7年間小売業界にて販売・商品企画に従事。2019年にヴィジョナリーに入社しCA（キャリアアドバイザー）として従事した後、現在は管理監督者としてCAメンバーの育成フローの構築から実際の育成、フィードバック会などの運用まで関わっています。過去の転職希望者から再度支援のご依頼やご紹介などでお声がけいただくこともあり、CA業務も並行して行っています。

昨年から猫を飼い始め、在宅勤務の日は隣で愛猫の寝顔を見ながら仕事しています笑

■入社理由

転職活動当時から「キャリアの選択」という大事な瞬間に関わらせていただけることに魅力を感じ、次は人材業界で働きたいと思っていました。その中でもヴィジョナリーを選んだ最大の決め手は、① 評価制度の透明さ ②経営陣との距離の近さでした。（ほかにも色々とあるのですが…）

面接の中で当時の評価制度やグレード表を見せていただいたのですが、それを一次面接を受けただけの私に開示してくれたことに驚くとともに、どこに向かって頑張ればいいのかが明確で、社員に対して誠実でいいなと率直に思いました。

また、別の面接では「どういった雰囲気の社員が多いのか」という私の質問に対し、代表が自ら社員の宣材写真を見せながら、経歴やお人柄（特に魅力的な部分！）をお話してくださり、個人的にはとても衝撃を受けました。前職は規模の大きい会社だったので代表の顔を見る機会も月に1度あるかどうかでしたし、ましてやお話したことももちろんなかったので、代表が社員一人一人の魅力を語れるってとても素敵だな、と感銘を受け、自分もそんな環境で活躍してみたいと思い入社を決めました。

■育成に取り組んだ背景

現在はCAメンバーの育成をメインに従事しているのですが、実は過去当社では明確な育成フローがなく、入社してすぐの研修期間を終えた後はチーム配属をしてOJTで学んでいく、というのが通常でした。ですが2020年に入りコロナの影響で一時的に完全在宅になったことから今までOJTで習得できていたことが上手くできなくなっているのを感じ、実際にメンバーも他の社員を見て学ぶ機会が極端に減ってしまいました。その中でどんどんメンバー育成方法の検討が社内でも重要視されるようになったことが大きなきっかけだったように思います。私自身、当時リーダーとしてメンバーにOJTで教えていくことはありましたが、上長によって習熟度や学習内容が変わってしまうことも課題に感じていました。ヴィジョナリーの社員としてCA一人一人が成長し、活躍人材になってほしい、そんな想いから育成に本格的に取り組むことになりました。

■実際に育成として行っていること

2,3年前からいくつか着手をしているので、ご紹介させてください！

１、育成動画の作成

CAになったばかりの新人向けに、CAとしての業務フローを説明する動画を私個人で作成しました。こんなことを言うとかなり大がかりに聞こえますが、実際には動かしている画面を撮りながらひたすら操作方法や機能説明をしている単純な動画です。でもこれができる前は入社してくれた新人それぞれに同じことを教えないといけない場面があったり、単純な操作説明なのにそれをする時間が取れなくて作業が遅れてしまう、というようなことがありました。それを解決するために、入社1か月未満の新人には同じ動画を見てもらい、習熟度を揃えていくこと、わからなくなっても再度録画を見に行くという流れができたので、とても役に立っています。

２、社内Wikiの作成

上記の研修動画、研修資料などをクラウド上で管理をし、社員がいつでも閲覧できる状況を作りました。※こちらを社内Wikiと呼んでいます！

それまではお恥ずかしながら資料管理が未熟で、どの資料が最新なのかわからない、かつ誰に聞いたらいいのかもわからないという状況が何度も発生していました。上記で紹介した動画はCA業務の内容ですが、その他ビジネスマナー、労務関連資料などもまとめて格納されているため、既存社員も気になったことがあれば自ら確認をすることが可能です。

３、面談の構造化

求職者との面談を各パートに構造化し、各パートでお伺いしなければならない内容をフォーマットとして作成しました。特にご支援をさせていただく求職者には転職理由はもちろん、その背景にある想いをしっかりヒアリングしてその求職者が本当に求める転職を叶えること、必要に応じて一緒に転職軸を定めていくこと、求職者の強みを捉えしっかり企業に伝えていくことを最重要視しています。

現在では構造化した内容をもとに社内でロープレや互いのフィードバックに力を注ぎ、当社のどのCAでも高い水準で面談ができるようになってきました。もちろん課題もまだまだありますが、1年前と比較するとメンバーの成長が目に見えてわかるようになり、効果を実感しています。

正直なところ課題は山積みで、しかも着手すれば解決するというものではなく、私の中でも正解が出ていないことがたくさんあります。でも役員や他のRA（リクルーティングアドバイザー）も一緒になって「CAメンバーがどうすればもっと成長できるか」を本気で考えているからこそ、どんどんいい組織になっている実感もあります！

これからもメンバーの成長第一に、様々なことにチャレンジしていきたいです。

■2023年入社のメンバー育成

上記に記載したように育成の土台を作り上げた状態で、昨年は新たにメンバーが加わりました。コロナも落ち着いて当社としても出社の頻度を上げている中での採用だったので、新しい育成フローを反映しつつ、コロナ渦ではできていなかった対面でのコミュニケーションも活発化した環境下で現在業務に励んでもらっています。

実際に入社したメンバーを見ていて感じるのは、育成フローが明確になったことで自分が業務でやるべきことが以前より明確になっているということ、そしてなにより、仕事を楽しんでくれているのを強く感じます！もちろん日々の業務で課題はありますし、わからないことが多く不安も抱えているのは事実です。一方で全員が面談を含めた仕事が好きで貪欲に取り組んでくれていることが強く伝わるので、これからの成長を楽しみにしています！

（2023年の入社メンバー）

■国家資格キャリアコンサルタントの取得について

実は昨年、キャリアコンサルタント資格を取得させていただきました。資格の存在自体はヴィジョナリーに入る前の転職活動時に初めて知ったのですが、「人のキャリアを一緒に考える、その方の話を傾聴することで本当にその方が求めていることを拾い上げ、輝くキャリアの実現に向け助言をする」という点にとても魅力を感じ、いずれは取得したいなと考えていました。そんな折、ヴィジョナリーで育成という役割をいただいたタイミングで、役員からこの資格の取得を打診されたんです！私としては願ってもない話で、お話を受けさせていただきました。キャリアコンサルタント資格の取得には3～6か月間の講座受講がほぼ必須になるのですが、その講座も就業時間中に毎週受けさせていただき、そんな会社の後ろ盾もあって無事に試験に合格することができました。

もちろん受講期間中は求職者様と企業様とのやり取りが止まってしまうのでそこの穴を埋めるのは正直時間を担保しながらでしたし、就業しながら試験勉強をするのも大変でしたが、良い結果に結びついてよかったなと安心しています。

この資格ではキャリア論の歴史も覚えつつ、実践で使える「傾聴」や「提案」などのスキルも磨いていきます。特に「傾聴」「提案」などはCAとしての実際の面談はもちろん、メンバーとの話をしていく中でも意識をすることでより本音に寄り添った話をできているような実感があります。

■今の会社への想い、やりがい

私の適性を見出して育成をメインに任せてくれたヴィジョナリーには本当に感謝しています。もちろん私自身CA業務が大好きで、求職者のお力になれること、採用企業のお力になれることは何よりのやりがいですが、それと同じくらい社員の成長に対するやりがいも本当に大きいです。

今まで売り上げを上げるのが私の最大のミッションだった中で、育成に振り切った役割を預かりチャレンジをさせていただいたこと、とても大きな成長機会だったと自分でも捉えています。

今はメンバーが良い支援をできているのを見て同時に会社の成長を感じていて、それがそのまま私のやりがいになっています。新しい価値観に気付けたことで、自分の仕事の向き合い方も大きく変わり、仕事をしている時間が楽しくてついついやりすぎてしまうくらいです笑

今後もメンバーがより活躍できる組織作りに貢献したいと思っています！

（執務スペースから見える景色。窓が大きいので外が広く見渡せて大好きな景色です！出社時やお昼など、定期的に外を眺めてリフレッシュしています。）

■今後のマイゴール

「メンバーが成長し、生き生きと働いてくれること、そしてそれが会社の成長に繋がること」が私のマイゴールです。育成に携わっていく中で、一人一人の強みや適性に合わせて育成をすることの重要性を肌で感じています。今は社員が自信をもって業務に取り組めること、求職者に満足度の高いご支援ができることを目指していますが、将来的にはより社員が自分らしく活躍できる環境を用意することに力を尽くせたらなと考えています。

同時に、愛猫においしいご飯を食べさせてあげられるよう私もお仕事頑張ります笑