キャリアを重ねる中でライフイベントの発生はつきもの。「家庭と仕事を両立したいけど、うまくいくか不安」「ライフイベントが発生してもキャリアも諦めたくない」と考えたことがある方も多いのではないでしょうか?
そこで、今回は家庭と仕事の両立をがんばるママさんとパパさんを代表して、3名のメンバーが座談会を開催。スタートアップでありながら、安心して家庭と仕事を両立できるバニッシュ・スタンダード(以下、VS)の魅力やリアルな悩みをざっくばらんに語ってもらいました!
(聞き手:Corporate Design・大山 都子)
<座談会メンバー>
田中(ゆいちゃん)・写真中央
インターネット情報サービス事業を展開するIT企業に新卒入社し、システムエンジニアとしてキャリアをスタート。新規事業でのPM兼エンジニアの役割を経て、VSにカスタマーサクセスとして入社。2024年4月末に産休・育休を経て職場復帰し、現在はProduct Unitのディレクター職を担う。子どもは2歳の男の子。
重山(なっちゃん)・写真右
保育士のキャリアを経て、保育園向けのシステムを提供する企業でのお客様対応、チャットボットツール提供会社での業務を経験。知人の紹介をきっかけにVSに入社し、カスタマーサクセスを担当する。産休・育休を経て、2024年5月の職場復帰後も引き続き、カスタマーサクセスとして活動中。子どもは1歳10か月の男の子。
宮脇(みやくん)・写真左
新卒で個人経営の飲食店に就職した後、プログラミングスクールに転職。講師・受講生のサポート業務やセールスなど、スクール運営にまつわる業務を広く担当する。その後、30歳の節目に新たな挑戦を決意し、VSへ入社。「LINE STAFF START」のカスタマーサクセスに従事している。2023年末に1か月の育休を取得。9か月の男の子を育てる新米パパ。
※本記事の内容は2024年8月公開時点のものです。
子どもの誕生後も変わらない仕事への熱量
ーー本日はよろしくお願いします!まずは、VSに入社してからのお仕事内容とお子さんについて教えてください。
ゆいちゃん:「お客様に近い立場で仕事がしたい」という想いもあり、VSではカスタマーサクセスの役割を担うことになりました。入社当初はシステム導入にまつわるお客様対応が多く、エンジニア時代の知見を活かしながら、約1年間導入時のお客様サポートを担当。その後、1年8か月の産休・育休に入らせていただきました。今年の4月末に復職して以降は、Product Unitに異動し「何をつくるか」を決めるディレクション職として要件定義や要望改善の検討などの役割を担っています。子どもは2歳になったばかりの男の子です。
なっちゃん:私とゆいちゃんは何かとタイミングが一緒ですよね。入社時期も3か月くらいの違いで同じくカスタマーサクセスとして導入時のお客様サポートを行っていましたし、育休・産休取得と復帰のタイミングもほぼ同じでした。私は5月に復帰してから、Customer Success Unitでできるだけ人の手を介さずにお客様を支援するフローの構築などを担当しています。子どもは1歳10か月の男の子で、ゆいちゃんのお子さんと同学年ですね。
みやくん:私は入社以降、ずっとCustomer Success Unitに所属して「LINE STAFF START」のユーザーサポートを行っています。子どもはもうすぐ9か月の男の子。昨年末に1か月の育児休暇もいただき、はじめての育児に奮闘中です。
ーーお子さんが生まれた前後で生活にも変化があったと思うのですが、仕事への向き合い方や心境に変化はあったのでしょうか?
ゆいちゃん:仕事への熱量が上がった感じがありますね。実は育休・産休に入る前は「スタートアップで変化も激しいし、戻ってきた時に同じ熱量で仕事に戻れるか」という不安があったんです。実際に子どもが生まれたばかりの頃は「専業主婦でもいいのかも」という想いが過ったこともありました。ただ、いざ復職の時期が近づいてきたら「戻ったらこういうことをしたい」という気持ちが自然と溢れてきたんです。子どもの誕生が自分自身の仕事への熱量に気づくきっかけにもなりました。
なっちゃん:同感です。私も最初は「こんなに可愛い子と離れたくない!」と思っていました。復職が近づいて子どもと離れる寂しさはあったのですが、同時に「戻ったら何をしよう」と考えるのも楽しくて……。意外と家庭と仕事を切り離してバランスを取れる自分に気がついて、仕事への熱量も変わらずに復帰できたような気がします。
みやくん:大袈裟かもしれませんが、子どもの誕生をきっかけに「命があるって本当に奇跡の連続なんだな」とあらためて感じました。うちの子は体重が軽めに生まれたので、しばらく入院してから家に帰ってきたんですけど、それまでの期間、普通に出社して仕事をしていても内心気が気ではなくて……。健康で生きていられることへのありがたみと親への感謝を再認識しました。また、子どもが大きくなって社会に出る時に「働くってすごく楽しいんだよ」と証明できるような背中を見せられたらいいなと思うので、そういう部分で仕事との向き合い方も少し変わったかもしれませんね。
家族との連携が必須!「家庭と仕事」両立のリアル
ーーお子さんが生まれても変わらない、むしろ今まで以上の熱量で仕事に取り組まれている印象ですが、家庭と仕事の両立は簡単ではありませんよね。
なっちゃん:そうですね。とくにご飯の準備がすごく大変です。仕事終わりに保育園までお迎えに行って、帰ってすぐに子どもにご飯をあげるところまで息つく暇もないというか……。子どもが我慢してくれることなんてないので、事前の準備が大切です。できる限り平日の家事時間を減らすために土日もフル稼働なので、土日も休めないんですよね。
ゆいちゃん:私もまったく一緒。ご飯は帰ったらチンするだけの状態にしておかないと間に合わないよね(笑)。個人的には時間の確保以上に、ママモードと仕事モードの切り替えが難しくて……。以前は終業後にも仕事のことを考える時間が長かったんですけど、子育てしながらとなると仕事のことは考えられません。「今は仕事をする」「今は子どものことをする」と切り替えていかないといけないんですけど、あまりうまくできていない自覚もあって苦労しています。
みやくん:うちの子はまだおしゃべりができないので、何に・いつ・どれぐらい時間がかかるのか読めないのが大変だなと思いますね。突発的なイレギュラーも起こるので、スケジュール通りにはなかなかいかないですし……。今は妻が育休中なので、その辺りもなんとかなっていますが、来年からは保育園。送迎も発生するし、急な病気やけがの時にどうするのかといった悩みが今後増えるんだろうなと思っています。
ーーパパママ業に休みはないですもんね。家庭と仕事を両立するための秘訣があれば教えてください。
なっちゃん:さっきの食事の話でいうと、土日に作り置きして冷凍しておくとかはしていますね。あとは、朝の子どもの身支度や不在時の家事育児といった細かい部分は夫と相談して調整するようにしています。とくに子どもの送り迎えは一番仕事に直結するところ。お互いの出社しないといけない日を出し合って、送迎の当番を決めています。
ゆいちゃん:夫婦の協力はすごく大切ですよね。うちの場合は料理も掃除も家事は夫婦で完全に折半。むしろ少し夫が多めにやってくれているくらいで、安心して仕事に向き合うことができています。とはいえ、彼も仕事をしているので、お互いの仕事を考慮しながら都度相談するようにしていますね。秘訣というほどではないのですが、集中力が求められる業務は人が少ない午前中の時間に終わらせて、ミーティング系は午後の時間帯にまとめるなど、自分なりに集中しやすい時間の使い方はしているつもりです。
みやくん:正直に言うと、育休中の妻に任せてしまっている部分が多く、家庭と仕事の両立については勉強中の身です。もちろん、おむつ替えやお風呂などできることはしていますけど、妻の負担を考えるとまだまだだなと思っています。一度、妻にリフレッシュしてもらうために出かけてもらって、丸一日子どもの面倒を見ていたことがあるんです。遊びに連れて行ったり、寝かしつけたり。それはもう大変で……、これを毎日やっているのかと頭が下がる思いでした。妻にも「来年からはこうはいかない」と釘を刺されまくっているので、社内の先輩パパさんたちからも学びながら、妻の家事負担を減らすようにしていきたいですね。
子育てウェルカムな雰囲気をみんなが作ってくれている
ーーぜひ本音を聞きたいんですけど、VSは家庭と仕事を両立しやすい環境だと思いますか?
みやくん:環境はすごく良いと思います。実を言うと、私自身は育休を取ること自体にすごく葛藤があったんです。妻からは妊娠が分かったタイミングで取得してほしいとは言われ続けていました。それはすごくわかるし、取れるならそうしたい。ただ、当時は入社して1年も経っておらず「周りにも迷惑なのでは?」と思っていました。しかし、経営陣が「育休を取るならできる限り長く取った方がいい」と、快く後押しをしてくれたんです。
その他にも子どもが誕生した時にお祝いをいただいたり、子育てのアドバイスをもらったり……。直近では、来年から通う保育園の選び方や夫婦間コミュニケーションなど、先輩方から学ばせてもらっています。みなさんの心遣いやVSの環境はすごくありがたいですね。
ゆいちゃん:マネジメント層にパパが多いのもVSの特徴ですよね。私の上司も3児のパパで子育てへの理解がありますし、個人的には「良い意味で遠慮がない」ところがすごくありがたいです。
単純に「無理をしなくていいよ」と仕事をセーブさせるマネジメントではなく、程よく「やれることはやったらいいし、無理な時はフォローするから遠慮なく任せて」と言ってくれて、家庭も大切にしつつ仕事もがんばれる環境を作ってもらえているなと感じています。
何よりみんなが歓迎してくれる雰囲気がすごく心地良いですね。育休中になっちゃんと子どもを連れて会社に遊びに行った時にも自然とみんなが集まってくれましたし、誕生日などの節目にも「おめでとう」と声をかけてくれるんですよ。チームメンバー以外の人たちも子どもがいることを理解してくれているので「今日は大変なんだ」と言いやすい雰囲気があります。
なっちゃん:私とゆいちゃんが産休に入る時には「いってらっしゃい会」を開いてくれましたよね。みんなで祝福ムードを作ってくれて、すごく嬉しかったのを覚えています。制度面で見ても「フレックスタイム」と「リモートワーク」という働き方はすごくありがたいですよね。普段は朝8時に始業して夕方5時に終業というスケジュールなんですけど、当日の子どもの体調や家事の進み具合などの都合に合わせて、働く時間と場所を選ぶことができます。この環境でなかったらフルタイムで働くことは無理だったと思います。
ママ・パパになっても“変わらず”活躍できる環境がある
ーー最後に、子育て世代の方に向けてメッセージをお願いします!
みやくん:会社は少なからず「入ってみないとわからない」という側面があって、とくに30代40代でスタートアップ企業に飛び込むのは何かと不安もあるはずです。それでも私自身は「VSに飛び込んでみて良かった」と心から思っています。入社後に子どもが生まれて価値観が変わっても、すごくポジティブに働けているのが本当に嬉しいなと。新しい環境に飛び込むには勇気が必要ですが、VSは大変な時にも寄り添ってくれる仲間がたくさんいる会社です。もし少しでも「チャレンジしたい」という気持ちがあるならぜひ飛び込んでみたらいいんじゃないかなと思います。
なっちゃん:私は「ママだから仕事を我慢している」ことがあまりないです。好きな仕事ができているし、変に遠慮することもない。ちゃんと自分の居場所が作れていることにありがたさを感じています。スタートアップの環境でパパやママになることにハードルを感じる方もいると思うのですが、VSは本当に良い意味で変わらずに働ける会社だから大丈夫ということが伝わったら嬉しいです。
ゆいちゃん:たとえ、これからどんなライフステージの変化を迎えてもVSなら働けるというイメージを持っています。私自身、育休に入って一度は「ママになるし、仕事はもういいか」と思っていました。でも、やっぱり“ママだから”ではなく、一人の人間として叶えたいキャリアもありますし、VSはそれが実現できる環境です。パパになってもママになっても自分がやりたいことを諦めたくないという方には「安心してください」と自信を持っていえる会社だと思います。