こんにちは。採用広報室のドラゴンです。
今回は2月、3月に開催されたSuda Channel「働き方の革新」についてご紹介します。(特別に同じテーマで2回開催されました。2月に開催した際、参加メンバーとの対話から、「もっと話したい!」という内容がひらめいたそうです。)
「Suda Channel」とは、須田さん(社長)自ら、UGの理念、価値観、将来ビジョンについて真剣に語り、UGグループメンバーと意見交換をする場です。
2021年は全28回の開催を予定しており、5月31日現在、第10回まで開催しています。
Suda Channelシリーズの過去掲載分は文末にリンクがあります。
UGメンバーが考える働き方の革新とは
ユナイトアンドグロウのミッションは
・中堅中小企業を強くする
・働き方を革新する
です。
第3回のSuda Channelは「働き方を革新する」をテーマとして取り上げました。
須田さんからの質問でスタートです。
自分にとっての「働き方の革新」とは?
UGグループにとっての「働き方の革新」とは?
参加者10名全員で自分の考えをシェアしました。
入社前に参加していた中途内定者は、いきなりの問いかけに驚いたかもしれません。
各々の考えの一部をご紹介します。
●自分にとっての「働き方の革新」とは?
・働く場所や時間を選択できる
・業務の内容を自分で選択できる
・自分のライフテーマを実現できる、その時間や方法を選択できる
・意味の薄い単純作業を極力ゼロにできている
・我慢をせずに仕事とプライベートの両立ができる
・働きたかったら働く、働きたくなかったら働かない
・特定の組織に属さない
・複数の組織をまたいで働く
●UGグループにとっての「働き方の革新」とは?
・各々の選択を尊重しつつも、統制をとる
・各自の生活環境を優先しながら、メンバー間で適材適所のコラボレーションをすることで顧客満足を最大限にする
・事業を進める上でもっとも効果的な働き方をゼロベースで考えて実践する
・雇用形態を選べる
・副業をできる
・長期の休みをとりやすい
・フルリモートでも価値が出せる
・働き方、場所、時間をライフスタイルに合わせて自由に選択できる
・ワークタイムの細分化でより多くのシェア(=経験、成長)を生み出す
全員の考えをシェアした後、須田さんからはこんなコメントがありました。
「みなさんの考えていることも『働き方の革新』の中に入っているので、それが答えとも言えます。さらにそこからディスカッションしていくことが大事ですね。今回の私の話はそんなに重要でないかもしれません。」
こうやって「自分の話が答えだ」と言わないところが、須田さんらしいです(笑)
本当のことは現場でしかわからない
「とはいっても、何も話さないわけにはいかないので・・・(笑)」
ということで講義のパートがスタートしました。
今回の講義のなかで、最も須田さんの想いが込められた「本当のことは現場でしかわからない」「社員の判断に委ねるしかない」という部分をご紹介します。
「シェアード社員サービス」は中小企業の根本問題を解決したい。
UGの組織はコーポレートエンジニアの人材を集め成長し続けられる場をつくりたい。
そのためにはお客様組織の中枢に入り込む必要があります。しかし、そうするとみんな別々の場所で働くことになり、自分で考えて動いてもらう必要があります。
さまざま工夫したことで事業としては黒字化を達成してきましたが、どこまでいっても当社のサービスは、この「管理不可能な複雑性」という根本的な難しさが残ってしまいます。この難しさを5個にまとめました。
●難しさ①:一人ひとりが何を学習するべきか
お客様の課題はお客様ごとに異なっています。
「シェアード社員」一人ひとりの資質も違います。
また、予め学習してからお客様を支援すると、学習した成果を発揮したくなってしまう人が多いでしょう。もしそれが「お客様の課題を探し当ててそれに取り組む」ということにマイナスに働くようならば、むしろやらないほうがいいかもしれません。
「何を学習するべきか」を指示して決めることはできないのです。
●難しさ②:どのお客様にいつ行くべきか
一人ひとりがあとどのくらい時間を空けられるのかは、各自がおかれている状況によって異なり、流動的です。さらに、どのお客様にどのUGメンバーが適しているか、実際にお客様と話してみないとわからないことがよくあります。こういったなかで、「誰がどのお客様にいつ行くべきか」を予め指示して決めることはとても難しいことです。
●難しさ③:何を何時間やっていくら稼げばよいか
複数のお客様をご支援しているメンバーも多くいます。それぞれのお客様企業のなかでの各自の活動状況は異なります。もし「あなたはこれを何時間やってください」と指示しても、現場で考えている「本当はこうしたらいい」という事情と合っていない可能性があります。
●難しさ④:誰と誰がチームになるべきか
メンバーの動きが流動的で、それぞれのお客様の状況も変化が激しい世界です。
ヒントは与えるかもしれませんが、指示をしてしまうと適切でない可能性があります。
●難しさ⑤:お客様の課題は何か
「お客様の課題を聞く」といっても、それは聞いた人のヒアリング能力やお客様の課題意識によって変わります。本当のお客様の課題は違うことかもしれません。こういった難しさについて真剣に考えていくと、「本当のことは現場でしかわからない。現場にいる人しかこの答えを拾えないし、課題に取り組むこともできない」ということに気づいたんです・会社として、コントロールができないじゃないか
・経営者として、UGメンバーを何も助けられないじゃないか
・こんなに難しいビジネスを本当にやるのか経営者としては「悲惨だ」と思いました。しかし「社員の判断に委ねるしかない」と決めた上で、これを前向きに捉えると「働き方の革新ではないか」と考えたんです。このような考えのもとに、今のわれわれの働き方があり、「働き方の革新」を目指しています。
参加者の感想をご紹介します
●「本当の事は現場でしかわからないし、担当した人にしか課題に取り組めない」という覚悟が凄いと思いました。
●「社員に判断を委ねるしかない。これを悲惨だと思った」というのが一般的な考えだと思いました。実際に厳しさや難しさはあるので、これを考えることは重要だと思います。
●中央で管理する、決める方が楽です。会社が管理しないようにするには労力が必要なので、相当意識しないとこの働き方はできなくなっていくという危機感があります。
●みんな同じ尊厳がある(大人として扱う)という認識を、みんなが持って働けるのはほんとにやりがいがあります。
●新卒でUGに入社してUGの働き方が当たり前と感じていましたが、これは当たり前ではないことにあらためて気づきました。UGメンバーのみんなが実践しているから当たり前に感じていたことなんだと思います。
●社内の方々とたくさんのつながりをつくり、成長しあえる環境に飛び込んでいきたいと思いました。
●転職してUGに入社されると最初かなり戸惑うだろうと思いました。
●事前学習が邪魔になることはあるにせよ、役立つこともあると思います。既存の物事に関する基本的な考え方はインプットする場があるとよいと思います。
講義の最後にはこんな話もありました。
「みんなで勉強し、発展・成長していくと、今日私が説明したことは、いつか全てが当たり前になって、「働き方の革新」というような気張った言い方は不要となるんじゃないかと思います。」
これからも一人ひとりが主体となって会社をつくっていこう、と思える時間になりました。
次回のレポートもご期待ください!
▼過去のSuda Channel記事はこちら
※第1回Suda Channel「UGを創業したそもそもの理由」