こんにちは、
コーポレートチームの星です。
今回でつみき社員を紹介するのは4人目となります!
つみき創業当初から在籍する UI/UX事業部の#鈴木慎吾をご紹介します。
―幼い頃や学生時代にはどんなことに興味がありましたか?
幼少期のことは記憶が曖昧ですが、サッカーをしてみたり漫画を書いてみたり
興味の移り変わりの激しい子供でした。
当時の夢は漫画家だったかな。
幼いながらに手をうごかすことや物を作ることは好きだったのかもしれません。
興味の移り変わりが激しいのは今でも変わりませんが、トレンドの変化が激しい今の仕事はしっくり来ています。
高校を卒業するまでは、静岡県浜松市に住んでいました。
当時はもちろんインターネットも普及していなかったし、情報収集の手段といえば「書店で雑誌を立ち読み」することでしたね。スマホやパソコンで簡単に情報を得られる時代になったと思うと現代の学生を少し羨ましく思います。僕の場合はとにかく書店が接点でした。
雑誌から得られる情報はいつも東京に紐付いていて、いつしか僕は東京に幻想を抱くようになりました。同時に浜松から出たいと思うようになり、東京の大学へ進学をしました。
―大学ではどんな勉強をされていましたか?
数学や物理が好きだったので、大学では物理学科に入りました。
しかし学んでいくうちに、さほど物理が好きではないということに気づいてしまったんです。
大学3年になり、ほとんど学校に行くことはなくなりました。
それから、大学を辞め写真の専門学校に通うことを決心。
―なぜ、大学を辞めてまで写真の学校に通うと決心したのでしょうか?
高校時代に漠然と“ものを作る仕事をしたい”と考えていて、
その延長線ではないかと思います。
当時は大学に行き続けることだけが正しい選択ではないように思いました。
だからといって、立派な目標があるわけでもなく漠然と「写真家になりたい」と思っていました。
雑誌をたくさん読んでいた影響もあったのかもしれません。
―写真学校ではどんな写真を撮っていましたか?
スーパーで購入した食べ物を接写したり、人混みの定点観測を撮影したりしていました。
日常にありふれたものを、少しだけ違った視点で撮ることを意識していたんですね。
撮影した写真を更新することは習慣化していました。
スーパーの野菜や肉が毎日上がってくるサイト、考えただけで謎ですよね。
※学生時代に行った個展のDM
―その頃からWEBサイトを作っていたのですね。
ちょうどその時代は写真家がWebサイトを立ち上げて、自分が撮影した写真をアップするというのが流行した時代で、
僕も独学で簡単なWEBサイトを作って、そこに写真をアップロードしていました。
それがキッカケで、Webサイトを運営する会社でアルバイトをし始めました。
作品をつくることよりも、Webサイトをつくることに面白みを感じ、これを本格的に取り組みたいと考えるようになりました。
この頃に思い描いていたことが今現実になっているので幸せなことですね。
―その頃からいまに至るまでどのような仕事をされていましたか?
最初に入った会社では、ECサイトの運営やバナー作成、自社サイトの更新をしていました。
2年間その会社でアルバイトをしていましたが、更に本格的にWEB制作を行っていきたいと考え転職をしました。
その会社ではデザイナー・Flasherとして仕事を担当。広告系のWebサイト、具体的には自動車などの製品のプロモーションサイトのデザインやFlash実装を担当し、
Webでのデザイン表現やインタラクション・アニメーション実装の勘所のようなものを実践を通して学びました。
業界的にもまだ成熟していない時代なので仕事の分業化は進んでおらず、
一人が何職種も掛け持つということは決して不思議な事ではありませんでした。
今でこそ仕事も組織も体系化されていますが、当時は2職種のことを同時に学べていたので、
貴重な体験だったと思いますし、今の仕事にも活かせていると感じます。
―つみきとの出会いを教えてください。
前職場に面白い仕事を取ってきたり、仲間を巻き込むのが得意な上司がいました。
それがつみきの代表 鈴木です。
代表の鈴木はのちに会社を辞め、自分で制作会社を立ち上げたという話を聞いていたので、興味を持っていました。
つみきが立ち上がって2・3ヶ月した頃、僕からコンタクトをとって話を聞きに行き、すぐに仲間に入れてもらいました。
―UI/UX事業部はどのような組織ですか?
クライアントからの要望を、コンセプトや要件として整理・言語化して、最終的なアウトプットに具体化していくのが得意な組織です。
「クライアントとの交渉が得意な人」「アイディアをまとめたり言語化するのが得意な人」「情報を整理してまとめるのが得意な人」「抽象的な概念の可視化が得意な人」など、
全員少しずつ異なった領域で特技を持ったメンバーが協力しながら一つのプロジェクトに取り組んでいます。
全員で力を合わせるからこそ、それぞれが感じたこと、思ったことは共有するようにしています。
―UI/UX事業部のものづくりの特徴を教えてください。
“使い心地の良いデザイン“の追求がUI/UX事業部のものづくりの特徴だと考えています。
アプリケーションやWebサイトの構造的な設計やユースケースの作成などの「目に見えにくいデザイン」と、UI・ビジュアルデザインやマイクロインタラクション、アニメーションの体感的なニュアンスの調整など、「直接ユーザーに触れるデザイン」のどちらも追求しています。
操作に迷いがなく、デザインが洗練されていることは当然のように求められますが、ユーザーが触った時のインターフェースのわずかな反応の違いや、何かを達成した時の演出的な効果などにどれくらい気を利かせられるかが、“良いデザイン”を"使い続けたいデザイン”にする要因の一つになると思います。
―クリエイティブを統括するポジションとして、今後UI/UX事業部をどんなチームにしていきたいと考えていますか?
クライアントを巻き込みながら「ユーザー」を主語としたコミュニケーションができるチーム。
クライントのご要望にお応えしながら、その先のユーザーが求めていることをしっかり考えられる様にしていきたいです。
クライアントワークでは特にそうですが、ユーザーが何を求めていてどのような行動を取り得るか、あるいはユーザーに何をどのように伝えたいか、と関係の無い要因でデザインが決定されることが多いです。そのような要望に疑問を持たずに従うことは容易いですが、デザインに関わり世の中の目に触れるものを作っている者として恥ずかしいことだと感じます。
そのため、どのような手法がユーザーに効果的か?という観点でクライアントにデザインを説明するように心がけています。
また、プロジェクトの初期段階でクライアントのニーズを掘り下げて考え、ユーザー像や提供価値を言語化し、クライアントやプロジェクトメンバーに共有しながらプロジェクトを進行するようにしています。