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【新卒紹介】私が土屋を選んだ理由 Vol.20 石坂明日香『インターンから』

皆様、こんにちは。石坂明日香です。
今回は土屋鞄製造所の新卒1年目として、私の学生時代や就活についてお話します!

幼少の頃から絵を描いたりものを作ることが好きで、美術学科のある高校を経て、武蔵野美術大学を卒業しました。 大学ではグラフィックやプロダクトなど、デザインを幅広く学んでいて、4月に新卒で入社をしました。実はインターンから入社をしたので、その辺りの話もできればと思っています。

「その先」を考えたものづくり

1年生のうちは大学のカリキュラムや行事に慣れるのに必死で、やっと慣れてきたと思ったら、2年生以降はコロナ禍での大学生活を体験することになってしまいました。
その時から授業以外にももっと色々なことを経験したいという意識が強くなり、自主制作をしてコンペに応募したり、学内外のプロジェクトに参加するようになったりと、学生のうちにしかできない制作や経験を大切にしたいという気持ちで行動していました。

特に印象的に残っているのが、2021年の夏に参加した産学共同プロジェクトです。
美大生がデザインしたグッズを駅にある商業施設内のスペースで展示し、気に入ってくださった方にオンデマンドサイトでご購入いただけるというものでした。

普段とは違い、様々な学科の学生が集まったプロジェクトだったので、他の人の制作に刺激を受けました。駅の商業施設内の展示ということで、多くの人の目につく場所に自分の作品を置いていただけたことも新鮮でしたね。

実際に制作にあたったグッズはテーマなどを決められておらず、非常に自由度が高いものでした。駅は大学とは違って不特定多数の人が利用します。せっかくそういう場所に展示するなら多くの方に見ていただける機会にしたいと思い、どの世代の方にも馴染みやすいものを作っていきました。見るだけでなく、購入までしていただくので、”購入のその先”である使い手のことを考えて制作をしていったことが印象に残っています。

(産学協同プロジェクトの展示スペース)

大学では実際に人に使ってもらうことを想定してものを作る機会があまりなかったため、この経験を通して、もっと誰かに寄り添えるものを作っていきたいと思うようになりました。大学以外のコミュニティを経験することは、本当に自分にとって良い体験になりました。

もちろん学生として授業の中でデザインをしたり、ものを作ったり、絵を描いたりすることは楽しいのですが、それを自分の中でだけ得意なこと・楽しいことにせず、社会の中でどう活かしていきたいのか、これからどんなことがしたいのか考える機会を持つことが大切だと思い、その他にも色々なプロジェクトに参加をしていました。

土屋鞄そしてobjcts.ioとの出会い

大学の合同説明会にたまたま土屋鞄が来ていて、その時に初めて知りました。
制作会社への就職を考えていた中で、メーカーも気になっており、自社での一貫したものづくりを大切にしていること、皮革製品はもちろん、様々な事業展開で手仕事の良さを発信している点に惹かれました。

面接や面談では人事の人が自分の人となりを知ろうとしてくれていて、「人との繋がりを大切にされている会社」という印象が強くありました。自分の持つ考え方や、今までの経験を丁寧に聞いてくださったことが嬉しかったです。

実は選考中に、objcts.ioの製品課でインターンシップを始めることになり、製品のリサーチやアイデア出しなどに参加しました。結果的にそのまま配属となり、最近は徐々に販促に近い形でSNSなどをやり始めているところです。アイデアが形になっていく過程、写真撮影や検品など、最初から最後まですべての工程を味わえているのはとても面白く、日々印象的な場面がたくさんあります。

これからは、インターンのときよりも積極的に動いて、ブランドのために自分から提案もできるようになりたいと思っています。

この記事を読んでくれている学生に一言

将来を考える上で不安や悩みは絶対に出てくるものなので、苦しい時は自分の好きだったことや頑張ってきたことに立ち返って、本当にやりたいことや自分らしくできることと向き合うことが大切だと思います。

また、今興味のあること、やりたいと感じたことにはどんどん挑戦すると良いと思います。就職活動ももちろん大切ですが、学生のうちにしかできないことも沢山あるはずです。後悔のないよう、今を楽しく過ごしてください。

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