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作り上げたい“僕らの未来”──21卒が語るTHECOOの魅力〜Part1〜

2023年新卒採用に向けて、採用活動が活発になる今日このごろ。THECOOも採用活動を開始しました。そんな中、2021年に入社した新卒社員である松本、佐藤、鈴木が、学生時代から就職活動、そしてこの1年間を振り返ります。「新卒社員が語るTHECOOの“リアル”」をお楽しみください。


研究、物理、演劇……興味関心に突き進んだ学生時代

2021年4月、THECOOへ新卒入社した松本 大知、佐藤 昌信、鈴木 達也。同期として仕事に励む3人ですが、学生時代に学んだことやそこに至るまでの道のりはまさに、三者三様でした。

松本 「私は博士課程を中退してTHECOOに入社しましたが、学生時代は触覚をVR空間で再現するための研究等をしていました。研究の中でプログラミングの勉強もしましたし、人の感覚を突き詰めていく分野で研究をしていたので、心理学みたいなことも学びました。その道に進もうと決意したのは、学部時代。主人公が仮想現実ゲームの世界に囚われ、脱出のためにゲームクリアを目指すライトノベル「ソードアート・オンライン」をみた時におもしろそうだと思ったんです。興味をモチベーションに、意思決定をしてきました(笑)」

一方、理工学部の先進エネルギーナノ工学科に所属していた佐藤は、量子力学の分野でエネルギーを勉強していました。

佐藤 「研究内容は、半導体とかをイメージしていただくとわかりやすいかもしれませんね。量子力学の分野の中で、日本ではトップレベルの大学だったので入学したのですが、自分には合わなかったんです(笑)。実験がメインだったのですが、理論物理が好きだったこともあり、研究者にはならずに就職することにしました。もし理論物理を専攻していたら、学者を目指していたかもしれません。研究以外は……遊んでばかりでした(笑)。サークル仲間と頻繁に旅行へ行っていました」

理系の学部学科で学生時代を過ごした松本と佐藤に対して、産業社会学部出身の鈴木。演劇三昧の日々を過ごしたと、当時を語ります。

鈴木 「大学は産業社会学部のメディア専攻でした。エンタメに興味があって受験しましたが、熱量の高い演劇の学生団体に入ったことで、大学生活は演劇三昧でした。なので、メディア社会専攻の学科らしいことはしなかったです(笑)。自分を表現することに魅力を感じて始めた演劇ですが、役者だけじゃなく組織運営や裏方をやりながら、劇団の立ち上げなどもしました。短編映画で共演した方に誘われて、学校外で演劇をしたこともあります」

三者三様──されど、興味関心を突き詰めるというスタイルは3人の共通点ともいえます。


三者三様のバックボーン。彼らがTHECOOへ辿り着くまで

▲松本:箱根美術館に旅行で行ったときの写真

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思い思いの学生時代を過ごした3人は、もちろん就職活動の軸もそれぞれ。しかし、確固たる信念を持ち、就職活動に臨みます。

鈴木 「学生生活は劇団と共に過ごしたのですが、役者になろうとは思わなかったです。役者以外のことも知りたいと思い、2つの軸で就職活動をしていました。1つ目は、おもしろい人がいるかどうか。2つ目はできるだけ小さい組織。1つ目の『おもしろい』は、何かに没頭していて、感受性が豊かでピュアな人を指しています。組織が良くなるのも、おもしろい事業が作れるのも全ての起点は人だと思っていました。2つ目は、学生劇団の時も感じていたのですが、大きい組織は動きづらいし肌に合わなかったんです。実家が町工場みたいな中小企業だったのもあり、小さい組織で身軽に働いている方が楽しいなと思っていました」
佐藤 「就職活動では、自分が思ったことを発言できる環境があり、身動きに制限がない会社を軸に探していました。サッカーをしていた時にも、ガチガチに固める監督の下では居心地が悪いと感じていたので、やりたいことに挑戦ができるかどうかは大事な軸でした」
松本 「就職活動の軸は3つありました。1つ目は成長途中にある会社。2つ目はBtoCのサービスを展開していること。3つ目は、自分に合うかどうか。私自身興味の幅が広いので、1つに集中していても、あれもこれも気になるタイプです。なので、いろいろなサービスに触れながら、会社全体を見渡せるかどうかは大事にしていました。加えて、最終的に人の生活に変化をもたらすことができるのがBtoCのサービスだと思っていたので、それを展開している企業を見ていました。最後の3つ目は、どんなにいい企業でも自分と合わないと辛いだろうなと思っていたので、これらの軸で就職活動をしていました」

そして、それぞれが向く視線が交差した場所──それがTHECOOでした。

鈴木 「THECOOの第一印象は、社名のインパクトが大きかったですね。『色即是空』に由来しているのがすごくかっこいいと思って応募したのですが、かっこよさとは対照的に面接官全員がおもしろい方で。その中でも特に、喋り方も表情も全て自然体な代表の平良さんに惹かれたのも入社理由の1つですね」

THECOOの面接でおもしろさを感じた鈴木とは対照的に、佐藤と松本は「Google推し」に怪しさを感じていたと振り返ります。

佐藤 「『Google出身者の会社』に最初は少し懐疑的でした(笑)。ただ、選考を通して優秀な方がたくさんいると思いましたし、何よりも自由度が非常に高く、伸び伸び働ける会社だと思ったので入社を決めました。THECOOの文化が入社の決め手です」
松本 「佐藤くんと同じで、『Google推し』には怪しさを感じていました(笑)。本質はそこじゃないよなぁと。ただ、お互いフランクな感じでキャッチボールをしながら選考が進み、他の企業とは違うと思うようになりました。最終的には、もう1つ別の企業と悩んでいたのですが、THECOOで働く人たちの方がより魅力的だったので、入社を決めました」


はじめての社会人生活。THECOOで歩み出したそれぞれの道

▲佐藤:屋久島の太鼓岩で撮った写真

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入社してもうすぐ1年。3人はそれぞれの場所で、THECOOでの刺激的な日々を過ごしています。Fanicon事業部で悩みながらも、着々と仕事の幅を広げているのが松本と鈴木です。

鈴木 「Fanicon事業部で、『Fanicon』を使用してくれるインフルエンサーであるアイコンに向き合いながら、どうやったらファンに喜んでもらえるかを一緒に考えています。楽しさを感じる一方で、何がアイコンの方のためになるのかと悩みながら、日々業務に取り組んでいます。赤字覚悟でアイコンとファンのために施策をするのか、それともおもしろいことを最優先にやるのか……。自分の感性を大事に、数字やデータと向き合いながら、バランスよくコミュニティを企画運営していくのが難しいですが、やっぱりそういうところが楽しいなって思っています」
松本 「僕は『Fanicon』に対してお金を払って使用してくれるユーザーに向き合う、サポートチームで働いています。事業部長の星川さんからは、『Fanicon』を知るにはサポートから始めた方がいいと言われたのですが、実は最初はあまり乗り気ではなかったんです。『お問合せに返信するだけか』と思っていたので。ただ、実際に仕事をしてみると小手先だけでは対応できず、幅広い知識を求められる部署だと思うようになりました。『Fanicon』の機能や仕様はもちろんのこと、著作権関連の質問にも対応できるようにならないといけないので、日々の仕事にやりがいを感じています。また、ユーザーの方の悩みもさまざまで、伝え方も受け取り方もバラバラ。ただ、細かく深掘りしていくとボトルネックの部分が同じという場合も多く、『Fanicon』の課題とユーザーの悩み事を察知できる唯一の部署だと思っています。そういう意味では、サポートを通して『Fanicon』のブランディングにも関わることができたり、プロダクト開発にも携われたりするので、仕事を始めた時のイメージと今では捉え方がだいぶ変わりました」

自身の業務がファンの喜びやプロダクト作り、ブランディングにまでつながる──。試行錯誤の先に見出した喜びはやりがいにも繋がっていきます。

一方、鈴木や松本とは異なり、法人セールス事業に配属された佐藤。慣れない対法人営業に当初は不安を感じていましたが、その思いを克服し、業務に取り組んでいます。

佐藤 「インフルエンサーマーケティングの代理店という立場で、クライアントとインフルエンサーの間に立ち、クライアントのやりたいことを形にする仕事をしています。インフルエンサーマーケティングは、デジタル広告に比べると先を読むのが難しく、ナマモノのような特性を持っています。でもその分、まだまだ改善の余地があるマーケティング手法なのでやりがいも感じています。元々、企業と向き合いたくてセールスチームに参加したのですが、最初はすごく不安でした。でも、今までの人生経験が全く活きないって訳じゃないと感じています。だから、就職活動を通して社会人になることに不安を感じている方もいるかと思いますが、やる気を持って取り組むことが大事だと思います」


彼らが見つけた、“創造したい未来“

▲鈴木:劇団員時代の宣材写真

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THECOOでさまざまな経験を積んだ3人の目には、徐々に目指す未来も見えてきました。

松本 「僕は、明確に目指すべきものがあるわけではないのですが、自分が興味を持てるかどうかという軸を大事にしています。とくにその中でも、自分たちが新しく作ったり改善したりしたモノやサービスが、どうすれば世の中にインパクトを与えられるか。その部分を考えることに携わりたいと思います。例えば、生活に溶け込むものがいいですね。時代の変化は早いので一時的なサービスになってしまうかもしれませんが、ライフスタイルに溶け込むようなものを作りたいと思っています」
佐藤 「僕は直近だと、マネジメントに挑戦したいです。個人で戦うよりもチームで戦った方が最終的には強いと思っているので、個人の力を最大限に引き出しつつ、まとめることをしてみたいです。もう1つは先の話になりますが、自分のやりたいことや熱中できることを1つ見つけて、突き詰めるような生き方をしたいと思っています。起業をして人生を賭ける……というのがイメージとしては近いです。ただ、まだ明確には決まっていないので、漠然とした目標です」
鈴木 「僕はおもしろい人と一緒に仕事をしていきたいです。そのためには、信頼されるような人間になる必要があると思っています。おもしろい人たちが作るものの中に身を置き、プロセスを一緒に楽しみ、作りたい。可能であれば、自分が中心となっておもしろい人たちを集めて、世の中にアウトプットしたいですね。学生時代に『エンタメはもうしない』って決めていたのに、結果として今THECOOでエンタメに関わる仕事をしています。この先自分が何をするか、何に関わっているかは分からないですが、おもしろい人達といい関係を築きながら、世の中にアウトプットしていきたいと思います」

多様なバックボーン、そしてTHECOOで積み上げていく経験。それらを糧に彼らは、"できっこない"に挑み続けていきます。

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