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数々の人間模様を見てきたからこその言葉の重み。テラドローンの経営管理部の部長が大切にしてきたCore Valuesとは

こんにちは、テラドローン広報チームです。

テラドローンで働く人たちが仕事上で大切にしている価値観やキャリアの軸を紐解く「Core Values」。今回は執行役員 経営管理部 部長の後藤克巳さんにインタビューしました!

テラドローンでは、IPOに向けた体制づくりを進めている後藤さん。

これまでに積んだキャリアの幅広さは、社内でも指折りと言っていいほどの存在です。

そんな後藤さんが放つ言葉の数々は、さまざまな経験を積んできたことによる鋭さと奥深さを感じさせます。予定時間があっという間に過ぎていったインタビューですが、今回は後藤さんだからこそ語れる「働くとはなにか?」を紐解いていきました!

入社エントリ
IPOを通過点に日本発グローバルメガベンチャーを輩出し日本を豊かに。「いまここで、全てを出し切りたい」

ーーまずこれまでの経歴を教えてください。

学生時代、「アメリカで働きたい」という憧れや当時の流行りもあってUSCPA(米国公認会計士)を目指していました。学生時代からトラックドライバーのアルバイトをしながら資格取得の勉強をしていましたが、テストのための渡米資金とテスト代などお金が尽きて断念することになりました…

就職活動では周りに出遅れる形となりましたが、支店経理でも経理経験が積めればと入った人材派遣会社で偶然IPO業務を経験することになります。その後、営業経験を積みたいと思い、スポーツマネジメント会社でゴルフ場の買収や静岡のサーキットでの飲食、物販管理などをしていると、いつの間にか御殿場市で飲食店の立ち上げなど飲食関連の仕事がメインの状況になっていました。

ただ、「自分がやりたかったのはこれじゃないんだよな…」と思って製菓製パン材料を扱うECスタートアップ会社に進んだ後、総合商社の事業投資先であるアニメライセンスの会社に転職。海外で子会社を立ち上げた際に駐在も経験しました。帰国後、たまたま同総合商社の事業投資先から「IPOがしたい」との相談を受けたことからまたIPO関連の仕事に携わることになりました。そしてなぜか今テラドローンに入社しています。人生何が起きるかわからないですね。

ーー随分とさまざまな経験を積んできたんですね。中でもIPOに関連した業務に多く携わっていますね。

最初に入った会社でたまたまIPOの経験をしましたが、この仕事を続けたいとは思っていませんでした。縁があってテラドローンに入ることになりましたが、私はIPO業務も担当してきましたが、どちらかといえば、会社が成長する「仕組み作り」や縁の下の力持ちの立場でやることが自分には向いていると感じています。全体としては、IPOだけでなく会社全体の成長を支えることに強い関心を持っています。

前職では、株主からの出向者や親会社戦略を色濃く考慮するもどかしさもありました。一方で独立系であるテラドローンのことは以前から知っていましたし、経営陣の視座の高さをひしひしと感じていたことが入社する1つの理由です。

ーーそんな後藤さんにとって「キャリアの源泉」はどんな部分にあると思いますか?

何なんでしょうね… 僕もピンとこない部分があるんですが、小さい頃からお金を数えるのが好きだったというのがあるかもしれないですね(笑)実家が商売を営んでいたわけではないですし、親は厳格なクリスチャンだったので、むしろお金に執着することが罪だと考えていたくらいでした。

ただ、結局は「表面で取り繕っていても実態は違うんだよね」と本質を見抜きたい思いが源泉にあったんだと思います。今こうやって自分が語っていることも読んだ人には「本当か?うさんくさい」と思われている部分があるかもしれませんし… 言い換えると、少し斜に構えている性格なのかもしれませんね。

ーーさまざまな経験を重ねていますが、自身のキャリアでどのように価値観が定まったと感じますか?

最初の会社でたまたまIPOの仕事に携わることになり、「会社ってこんな感じで成長していくんだ」と感じながら働いていました。その際に立ち上げのいわばタタキ上げ組と経歴ピカピカの新参組の軋轢が生じたり、人の出入りが激しかったりといった人間模様や浮き沈みに興味を持ちながら当時を過ごしていたと思います。

IPO業務に限らずですが、仕事の進まなさや悩みや解決の仕方は案外なんとかなるけれど、「人の問題」が悩みの8割くらいを占めているなと思っています。どんな仕事も表面の関係値やコミュニケーションでは分からない、本質の部分で成り立っているんだなと感じ、興味を持ち始めました。

ーーその一方で上場の経験を積んだことは後藤さんのキャリアにおいて「自信」につながりましたか?

当時は新卒社員から出遅れた焦りがあり、やることも山ほどあり、めちゃくちゃ詰め込みながら仕事をしている状況でした。詰め込んでいる分、物凄くハードではありますが、いつの間にか筋肉質になった部分もあって「どこでもやっていけるかな」という感覚にはなったと思います。

ただ、IPOに関する業務を軸にキャリアを重ねていこうといった考えは、これまで正直なところなかったです。実際、最初の会社でIPOを経験してからは営業をやりたいと思っていたくらいでしたので…

ーーIPOの業務から他の業務を経験しようとした背景にはどんな思いがあったのですか?

数字ばかり見ていたら、単純に「お客様と対峙しないとわからないでしょ」といったモヤモヤした気持ちがあったことが営業に進みたいと思った理由にありました。営業現場と管理部門は、対立とまではいかないまでもどうしても考えの違いがあるじゃないですか。現場を経験しないで、社内から数字を発信するだけで進むのも何だか気持ち悪いなと感じていました。

ーーその後、さらに海外での勤務も経験していますが、どんな経験だったんですか?

子供向けアニメをライセンスしたTV局や玩具会社から得るロイヤリティを北米や欧州から得るために、ニューヨークのチェルシー地区に会社を設立し管理部門の立ち上げを行いました。倉庫改造のオフィスでしたので、最初の仕事はトイレに鍵を付けることでしたね。英語を使用する機会が多くなかったので、「ボディランゲージ850点」くらいの感覚でやっていました(笑)英語の中でも特に早口なニューヨーカーの英語に苦笑いしながらもみんなとはよくカラオケ行ったりして楽しくやっていましたね。

ーー予定時間では終わらないくらいに話が広がってきましたが… 今、テラドローンではどんな業務を担当していますか?

入社以来、経営管理部の基盤づくりからIPOに関する業務をやっています。まさか、またIPO関連の業務をやるとは思ってもいませんでしたが、ここから国内外で新たな戦略を実施していくので、その時のための仕組み化も進めていかないといけないと感じています。

ーー今の後藤さんにとってモチベーションの源泉とは?

これまで仕事を変えているので、1社でやり続けていないことは自分にとって反省点でもあります…1つの会社にずっといられることはある意味で能力だと思います。一方で自分の中では、経営陣などの姿を見た時に「人として正しく事業に向き合っているか」が働く上で譲れない部分ですね。仮に遊びや私欲でやっているような雰囲気だったら付き合ってられないと感じてしまう部分があります。そうした意味で、テラドローンは「どピュア」だと思っています。経営陣が高い視座を持ち、突き進んでいく姿はシンプルに「この会社を大きくして後方支援したい」と感じる理由となっています。若い頃はお金やステータスに目がいく時もありますが、年齢を重ねてくるとそれだけでは「人生として満足しない」感覚が強くなった気がしますね。

ーー今後のキャリアで後藤さんとして意識していることを教えてください。

テラドローンは、これからさらに急激に成長する段階に入ると思います。ただ、急成長している時期にはどうしてもつま先立ちしているような状況になりがちで、そこに働くヒトの心も不安定になりがちなので、きちんとした「仕組み」を作らなければならないと感じます。成長するにしても、ちゃんと根の部分がしっかりしていなければ大輪は咲かないですし、仮に咲いたとしても一瞬でしぼんでしまいます。きちんと芽吹いて長く咲き誇れるような環境にしていきたいですね。

ーー最後に、これからテラドローンで働く仲間に向けてひと言お願いします。

テラドローンで働くなら、事業との親和性や考え方が近い方が向いていると思います。人生の中ではキャリアや報酬だけの条件で仕事を選ぶこともあるかもしれませんが、時間の経過とともに、それでは埋まらない「何か」が生じる気がしています。当社では、自身の成長と会社の成長を重ねられると思いますし、今の経営管理部員の個々人のすばらしさを語りたいので、ご縁あって苦楽をともにできると幸せですね。


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