※2023年1月17日にnoteで公開した内容を転載しています。
こんにちは。Resilire人事の伊弉末(いさまつ)です。
今回は、Resilireが大事にしているバリューにフォーカスし、お話していきたいと思います。
目次
- Resilireのバリュー
- Be Right
- Test Thinking
- Open Mind
- Resilience
- バリューの重要性
- バリューのつくり方
- 最後に
Resilireのバリュー
当社におけるバリューの位置付けは、「顧客価値を創造するための行動指針」としています。
そしてResilireのバリューは、「Be Right」「Test Thinking」「Open Mind」「Resilience」の4つで構成されています。
Be Right
ResilireのBe Rightは、「正しくコト(顧客価値)に向かう」を意味しています。
Resilireで最もよく使われる言葉です。
顧客価値を基点に物事を考えるということです。
私たちが目指すミッションの実現には、顧客の成功なくして不可能です。短期的な利益ではなく、どうやったら顧客が成功するのかを一番に考え、価値のあるプロダクトづくりをする。
単に顧客から上がってきた要望に答えることが正解なのではなく、まだ顧客も気づけていないあるべき姿や顧客にとっての本当の価値について考える必要があります。
それらを実現するためには、時にシビアな判断も必要になります。自分のポジションや役割を捨てる覚悟も必要です。自分のポジションを守るための保身的な動きは、顧客価値に向かえていないという考えです。
Resilireでは、正しく顧客価値に向き合い、そのためのシビアな意思決定ができる人がBe Rightだと考えています。
Test Thinking
Test Thinkingは、実験のように仮説検証を行うこと。実験なら失敗してもひとつの「検証結果」であり、ひとつの「学び」になります。
この「学び」を最短で積み上げ、成功へ導くために「挑戦(トライ)の数」「学習サイクルの早さ」が非常に重要だと考えています。
Resilireは、まだ正解のないビジネスで、新たなマーケットを開拓しようとしています。上手くいくかどうかは、マーケットで仮説検証を繰り返す中で正解を導き出す他ありません。
そのため以下の観点を大事にしています。
・確証が無い中でも仮説を持って進める
・確度の高い意思決定をスピード感を持って行う
・高速でトライアンドエラーを回し、成功も失敗も積み重ねる
スタートアップだからこそ実現できるスピードを活かして、このサイクルを高速で回し続けることが、顧客へ価値を最短で届ける方法だと考えています。
Resilireでは、高速で学習サイクルを回し、挑戦し続けられる人がTest Thinkingであると考えています。
Open Mind
ResilireのOpen Mindには、「情報の蓄積・開示」「柔軟性・謙虚」の要素が込められています。
Resilireは、「情報の蓄積・開示」を徹底しています。
SaaSを運営する組織にとって、部門間の連携が凄く重要であるため、議事録や個人のメモも全てnotionに蓄積され、給与情報などの個人情報以外は基本オープンです。会社の財務情報なども全員が見れるようになっています。
「柔軟性」、「謙虚」は、人に対する向き合い方を表しています。
Resilireの事業ドメインは専門性も高く、様々なバックグラウンドのステークホルダーを巻き込みながら進めていきます。そのため色々な人の意見や考えを取り入れ、多面的に物事を捉えることが必要です。
自らの考え・価値観に固執せず、柔軟に物事を捉え、他人の考えや意見に対しても謙虚な姿勢で受け止めることが、より良いアウトプットに繋がると考えています。
Resilireでは、積極的に情報の蓄積・開示を行い、他人の意見や考えにも柔軟かつ謙虚に向き合うことができる人がOpen Mindであると考えています。
Resilience
Resilienceは、Resilireの社名の由来にもなっていますが、「回復力」「弾力性」といった意味を持っています。
事業には、失敗やトラブルがつきものです。困難な状況に直面した際、批判するのではなく、解決に向けた提案をすることが重要だと考えています。
特にスタートアップにおいては、困難な状況が日常です。笑
環境を言い訳にしようと思えば、いくらでもできてしまいます。一方で、それらをひとつ一つ前向きに捉え直し、解決することの積み重ねが、最終的に顧客価値につながっていくと信じています。
Resilireでは、困難な状況に遭遇した際、解決するための提案ができる人がResilienceであると考えています。
また、余談ではありますが、Resilireでは、「レジリエンス休暇」というプライベートでのトラブルに対する回復を目的とした特別休暇を導入しています。
多様な人材が集まれば、それぞれ違った悩みを抱えているはずです。
Resilireで挑戦したい人が心置きなく挑戦できる環境を目指し、メンバーに対してもResilienceを高める努力をしていきたいと考えています。
バリューの重要性
Resilireは、組織規模が数名のシード期ですが、バリューの策定から1度のアップデートを行なってきています。
これは代表の津田が過去に組織崩壊という大きな失敗を経験し、そこから「会社として大事にすべきカルチャーを言語化せずに、能力ベースで採用を行っていたことに全てが起因する」という学びからカルチャーに強いこだわりを持っています。
※詳しくは津田のnoteへ
また、創業期のスタートアップでは、1人の影響が物凄く大きいです。
1人の言動が、事業成長を鈍化させ、致命的な問題になることもあります。そのため、早期からチームで大事にしたい行動指針を話し合い、バリューに落とし込み、バリューを体現、共感できる仲間を集めています。
今後、仲間が増えていく中で、バリューが変わることもあると思いますが、Resilireとして「顧客価値を創造するための行動指針」を常に明文化し、それを社内に浸透するための努力は怠らずにやっていきたいと考えています。
バリューのつくり方
最後にバリューを考える上で、整理したこともまとめておきます。
会社のミッションやどんなビジネスをしているのか、その上でどんな組織を創っていきたいのかが大きく影響するため、まずは簡単にResilireについて整理しています。
Resilireは、「テクノロジーで持続可能な社会を創造する」というミッションを掲げ、グローバルに広がるモノづくり企業を繋ぎ、安定供給・環境負荷の低減に寄与し、持続可能な社会を創造していきます。
その一つの切り口として、製造業向けのサプライチェーンリスク管理SaaSの「Resilire」を開発・運営しています。
これらから大きく3つの要素が抽出しました。
1.「持続可能な社会を創造する」という壮大なミッション
2.重厚長大な産業(製造業)、サプライチェーンという専門性の高い領域でのDX推進
3.世の中に正解のないサービス
これらの要素を細かく見ていきます。
1.「持続可能な社会の創造」という壮大なミッション
人が有限な資源で循環する地球にいる限り、永遠に考え続けなければいけない重要なテーマだと考えています。
一方で、グローバル観点でもCO2による環境問題や自然災害、人権問題、地政学、サイバーセキュリティなど存続を危ぶませるリスクがはびこっているため、早期に対応を進めなければいけない危機的状況です。
このテーマに対し、個人で戦っていても環境が悪化するスピードに勝ることができないため、チームで戦っていくことは絶対条件です。また、自分達の世代だけではなく、何世代にも渡って戦い続けられる組織・カルチャーを作っていく必要があると考えています。
2.重厚長大な産業(製造業)、サプライチェーンという専門性の高い領域でのDX推進
この大きな産業に最短で変革をもたらすには、その業界特有の慣行やしきたりなどを理解し、プロダクトカンパニーとして多くの顧客に活用いただけるように推進する必要があります。
これらを組織に取り入れるには、各領域における専門性の高いメンバーが集い、互いに尊重し、高め合えるチームこそが、業界の変革を担えるチームだと考えています。
3.世の中に正解のないサービス
自分たちが正解を創っていくためには、長期かつ顧客視点で考え抜き、本当の顧客価値とは何かを問い続けていく必要があります。
また、正解がないということは、セオリー通りにはいかず、壁にぶち当たることも多いと思います。そういった際にも諦めず、コトを前に進めるため、数多くの仮説検証を繰り返し実行し続ける必要があります。
困難な状況においても失敗から学び、挑戦し続けられるチームをつくっていきたいと考えています。
これらのキーワードを元にResilireの大切にすべきことをチームで議論しながら、バリューとして言語化してきましたが、策定よりも運用されることが重要です。今後、仲間が増えていく中で、全てのメンバーにバリューが浸透し、体現できているチームを創っていきます。
最後に
Resilireでは全方位的に採用をしています。
バリューを体現し、壮大なミッションにチャレンジしたい方をお待ちしています。
詳しくは採用ページもご覧ください。
少しでもご興味を持っていただけた方は、ぜひカジュアルにお話ししましょう!