こんにちは、広報の広瀬です。
当社には、「田代塾」という、社長の田代が実施する営業研修があります。その田代塾の1つ、新卒社員向け「プレゼンテーション研修」の様子をご紹介します。
入社から約3週間、新卒研修プログラムの中でも最も緊張感のあるプログラムと言えます。
学生向けの採用説明会では、教育・研修制度についての質問がよくあります。当社が実施している研修の1つなので、興味のある方は、ぜひ、お読みください。
新卒社員向け「プレゼンテーション研修」
・目的:提案資料作成およびプレゼンを行うための基礎技能習得
・概要:
①与えられたテーマや条件をもとにプレゼン当日までに、各自提案資料を作成
②評価者(社長はじめ管理職)をお客様に見立て、資料をモニタに投影し、10分プレゼンを実施
③数名の評価者からフィードバックやお客様目線での質疑
④プレゼン1位「田代賞」の発表
(プレゼン中に評価者が入力した採点シートを集計し、その場で発表されます)
田代をはじめ15名を超える管理職を前にしてのプレゼンは、貴重な体験になったと思います。私も新人の頃にこういった経験をしたかったです!
プレゼン研修の結果をお伝えする前に、プレゼン術の一部を私なりにまとめました。
成功するプレゼンテーション術
成功するプレゼン術として、「ストーリー」「ビジュアル」「デリバリー」が三大要素と言われています。ネットでも様々なポイントが紹介されています。新卒社会人の皆さんや、何から手を付ければ良いかわからない方は、ぜひ調べてみてください(要素は他にもたくさんありますし、「CTPT」など色々ポイントがあります)。
■ストーリー
要素を整理し、ストーリーを考えていきます。いきなり本文を書き出して良い資料に仕上げるのは、難しい!
1. ターゲット=誰に伝えたいのかを考える
担当者の山田さんなのか、決裁権限者の鈴木部長なのか、訴求対象者が誰かを定めます。
2. 情報収集・整理
例えば企業への提案ということであれば、サイトやSNSでお客様企業の情報を調べ、要素を書き出し、情報を整理します。
3. プレゼンの目的(=ゴール)を考える
①理解してほしいのか
②興味を持ってほしいのか
③購入してほしいのか
「①、②」は共通ですが、「③」の行動は、他にも色々あります。
4. 想定・想像
お問合せ内容や要望、「2.」から、お客様(聞き手)の課題や問題を想定・想像する。
5. ストーリーを考える
「1.~4.」をもとに、ストーリー(順序)を考えます。
例えば、「問題提起」→「提案」→「具体的な手段」→「価値」→「結論」。
・SDS法:要約→説明・詳細→まとめ ⇒汎用的
・PREP法:結論→理由→具体例→結論 ⇒理解してほしい場合に適している
・DESC法:描写→表現→提案→結果 ⇒承認してほしい場合に適している
ストーリー作りは、手書きでも、パワーポイントのページタイトルを入力していくでも、自分に合った方法で。
■ビジュアル
プレゼンでは、聞き手は、投影資料を「読む」というより「見る」という姿勢になります。
伝えたいことを伝えるためには、ストーリーをビジュアルで聞き手の脳を刺激させ、記憶に残します。
・事象の相関やフローを表す画像 → 理解が進む
・論拠となる表やグラフ → 説得力が増す
■デリバリー
意識すべきテクニックはたくさんあります。
・声の大きさ
・話すスピード
・間
・抑揚(強調)
・表情
・身振り手振り
今回、研修を見学して、私自身が新人の頃に気をつけていたことを思い出しましたので、紹介します。
・「っ、ゃ、ゅ、ょ」などの拗音・促音を使わない
「えっと」、「じゃなくて」、「ちょっと」、「やっぱ」…
言葉に詰まったりした時には、焦るあまり、拗音・促音が出やすくなります。これらは、稚拙な印象を与えてしまいます。また、「えっと」が連呼されると、聞き手は、そればかりが気になり、内容が入ってこなくなることも。「えっと」や「じゃなくて」などは、使わない!と、事前に意識しておくだけで、かなり抑えられます。
・じゃなくて→ではなく、ちょっと→少し、やっぱ→やはり
・えっと→置き換える適切な言葉なし
└対策:難しい言葉を使おうとせずに慣れた言葉で話す、沈黙を恐れない、心の中で言う
さて、全員の発表が終了し、1位発表を待つ間に、副社長、事業本部 本部長・副本部長からアドバイスなど総評がありました。
そして発表です!
1位は、、、
「岸本さん!おめでとうございます!」
岸本には、田代賞として、「田代さんサシ飲み権」が付与されました。
(田代からは「誰か誘って良いよ」と岸本が女性であることへの気遣いが 笑)
最後は、田代から新卒へのメッセージでプレゼン研修は、終了しました。
打ち上げ
プレゼン研修の夜は、打ち上げ♪
打ち上げでは、1位を取れなかったことを悔し泣きしている新卒メンバーもいたとか。「配属後に結果を出して挽回します!」と、頼もしい宣言。新卒メンバーは、多くの管理職が自分たちのために時間を割いて研修に参加してくれたことに感謝していました。
新卒一人ひとりが管理職とコミュニケーションを取り、仕事への想いを語る、熱い夜になりました。
お客様に101点のサービスを提供するために、新卒メンバーは日々奮闘中です!
※所属等は、公開時点の情報となります。