SUPER STUDIOでは社内表彰制度「SUPER STUDIO AWARD」を実施しています。全10回に渡り、2023年度の受賞者インタビューを紹介します。
第4回は、2023年度MVP セールス&マーケティング部門を受賞した一志 邦仁夫(いっし くにお)さんです。インタビュアーは人事戦略室 室長の吉田が務めました。
SUPER STUDIOには内定者アルバイトとして参画し、入社後は自社D2Cブランドの広告周りやクライアントのコンサルティングなどを経験されてきました。現在はブランドエグゼキューショングループのプロジェクトマネジメントユニットのマネジャーとして、漫画・アニメ・ゲームファンの想いと作品に寄り添ったデザインのアイテムを展開する、ストリートアパレルブランド『MEQRI(メクリ)』の運営に携わっています。
今回は一志さんに、プロジェクトを進めるうえで意識されていることや組織作りに対する想いなどについてお話を伺いました。
ーまずは、自己紹介と今までのキャリアについて教えてください。
一志:大学生の頃に日本酒のD2Cメーカーでインターンを経験した後、内定者アルバイトを経てSUPER STUDIOに入社し、今年で3年目になります。入社後はブランドエグゼキューショングループの前身であるD2C事業部に配属となり、自社D2Cブランドの広告運用やLP制作に携わっていました。それと並行して、株式会社ネイチャーラボ様の『Perfect You!』というパーソナライズシャンプーのコンサルティングも経験しました。
現在はブランドエグゼキューショングループのユニットマネジャーとして、ブランドの始まりであるキャラクターグッズブランド『PROPELLER(プロペラ)』のローンチ時から関わってきた『MEQRI』の運営に携わっています。
ーSUPER STUDIOに入社されたきっかけは何だったのでしょうか。
一志:SUPER STUDIOならではの、“のびのびと自由に働ける企業風土”に惹かれ入社を決めました。大手企業の選考も受けていたのですが、自分がその会社で働くイメージが湧かなかったんです。会社の良い面ばかりをアピールされることも多く、懐疑的に思うこともありました。
しかしSUPER STUDIOは、社員の方とコミュニケーションをするなかで、自分が入社した後のイメージがハッキリとしていました。
また、スタートアップだからこそ、裁量を持って働けそうだと感じたことも大きいですね。
ー今期『MEQRI』は圧倒的な成果とブランド成長を実現しました。目標達成のために、一志さんが大切にされていることを教えてください。
一志:まずはMEQRIをどのようなブランドにしたいのか、具体的な目標を決めることにしました。目標を軸にして物事を判断できるようになったことで、意思決定力が高まったと思います。
あとは、相手へのリスペクトの気持ちを忘れないことです。商品企画やデザインの制作を行っていただいているパートナー会社がいるのですが、私たちはその会社のようにクオリティの高いデザインを創り出すことはできません。パートナー会社や社内のメンバーそれぞれの強みを尊重しながらリスペクトの気持ちを持ってプロジェクトを進めてきたことが、ブランドをここまで成長させることができた理由だと思います。
また、ビジネスでは当たり前のことですが、インシデントを起こさないよう常に注意しています。具体的には、配送時のオペレーションエラーや掲載許可を得ていないデザインの誤用など、ミスを起こさないよう一つひとつ確認を徹底しています。
プロジェクトが上手く進んでいるときこそ気の緩みが生じやすいので、ユニット全体で注意を払いながらオペレーションを回すようにしています。
ー攻めと守りの両立は重要ですよね。こうしたノウハウはどこで培われたのでしょうか。
一志:新人の頃から大きな仕事を任せていただきました。実は入社1年目のときに、新商品のリリースの責任者を任されたのですが、そこで大きなトラブルが発生しました。結局製品のリリースが間に合わず、取引先の企業様へ迷惑をかけることとなってしまった経験があります。
連携先のコールセンターでも別の問題が発生し、対処をするのに非常に苦労しました。こうした経験から、いつどこでインシデントが起きても迅速に対処できるよう、日頃から確認を徹底し、リスクヘッジすることを意識しています。
早い時期から打席に立って色々なことを経験させてもらえたからこそ、こうした意識が身についたと思います。
ー一志さんはブランドエグゼキューショングループで定義する8つのバリュー(※)において、すべてのレベルが高いと伺っています。これに関してご自身で意識されていることを教えてください。
※グループで定義する8つのバリュー:「グリット力」「主体性」「スピード」「巻き込み力」「チームワーク」「オープンマインド」「システム化力」「アンラーニング」
一志:すべて重要だと考えていますが、「主体性」については学生時代から意識していましたね。元々自分で考えて自ら決断をするようにしていたので、主体性を持って行動するタイプでした。社会人になってからもそれは変わらず、「この事業をどのように進めたいのか」「どういうブランドにしたいのか」を自分で考え、能動的に動くようにしています。
また、円滑に業務を回せるよう「スピード」も意識しています。
ユニットマネージャーになったことで確認しなければならない事が多くなりましたが、自分がスピーディーに対応しないと後が詰まってしまうので、できるだけ早くボールを回すようにしています。やるべきことはなるべく早く片付けたいタイプです。
また、バリューとは少し逸れるかもしれませんが、他部署のメンバーが何をしているのかを把握することで、自分の仕事にもプラスになると思っています。Slack上で、自分にメンションがついていない情報も全て把握するように意識しています。これは、私自身がインターン生にも日頃から伝えていることです。
現在インターン生として参画しているメンバーの中には他の会社へ就職する人もいるので、こうした社内の動きを見ることができるのはとても貴重です。自分から積極的に情報を取りにいくことは、業務理解や他部署理解を深めることにも繋がりますし、ビジネスパーソンとして大切なことだと思います。
ー昨年の10月からユニットマネジャーに就任されましたが、今後どのような組織を作りたいと考えていますか。
一志:会社の一組織として、やはりしっかりと結果を残さなければならないと思っています。私たちのチームは少人数なので、コンパクトだからこそ機動力のある組織を目指したいと考えています。前向きな気持ちで業務に取り組めるよう環境を整備し、一人ひとりが成長できるように導いていきたいです。
今までは自分だけで解決できる範囲に限られていたのですが、今後はメンバーと協力しながら進める仕事が増えてくると思います。そのため、メンバーの育成にも力を入れ、より強い組織にしていきたいと考えています。
また『MEQRI』の運営会社で、SUPER STUDIOの子会社である株式会社Studio betaも大きくしていきたいと考えています。ここで成果を出すことが、自分のキャリアにおいても重要だと思っています。
ーSUPER STUDIOの7つのCULTUREで意識していることがあれば教えてください。
一志:「変わっていくことを楽しもう」です。SUPER STUDIOはスタートアップということもあり変化が激しい会社だと日々実感していますし、こうした会社の変化を楽しむことが大事だと思っています。組織の変化に合わせて自分も変わる努力をしないと、あっという間に置いていかれるという危機感がありますし、その意識がないと自分自身も成長しないと思っています。
また、SUPER STUDIOはマーケティングやセールス、プロダクト開発に関わるメンバーなど、あらゆる分野のプロフェッショナルが在籍しています。そういう方々と関わることで、自然と幅広い分野の知見が広がっていきます。
SUPER STUDIOは、自ら手を上げて挑戦する人には多くの機会や様々なキャリアパスがあるので、社内でまた違った道を選択できたりキャリアチェンジができたりするのも魅力だと思います。
ー一志さんは社内外にロールモデルはいますか?
一志:普段からお世話になっているCMOの飯尾さんです。その方の側で働けることも、SUPER STUDIOに入社して良かったと思う理由のひとつですね。
私が入社前に内定者アルバイトとして参画していたときも、メンションをつけていないのにメッセージを返していただいたりと、新人にも目をかけてくださいました。
会社全体に関わる仕事をされているので私の何倍も大変だと思うのですが、それを当たり前のようにこなされているんですよね。そんな飯尾さんを見ていると、自分もまだまだ頑張らなければと鼓舞されます。
また、父の影響も大きいです。幼い頃から父が生き生きと仕事をしている姿を見てきたので、こんな風に楽しみながら働ける大人になりたいと思うようになりました。
現在、私自身も仕事を楽しみながら働けているので、SUPER STUDIOでの毎日がとても充実しています
MVPを受賞した一志さんのインタビューを紹介しました。ローンチから関わってきた『MEQRI』での目標達成に向けた取り組みや、ユニットマネージャーとしてのマインドから、一志さんのSUPER STUDIOに対する熱意が伝わったのではないでしょうか。
会社全体を見据えながら、主体性を持って能動的に行動する姿勢は、どの仕事にも活かせるポイントだと思います。ぜひ、参考にしてみてください。