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「誰かの人生を豊かにするために。働きやすいスタートアップ組織をつくりたい」CHILLNN社員インタビューNo.4_ゼネラルマネージャー/落合拓史

落合拓史
1987年生まれ。埼玉県出身。2つのヘルスケア関連の会社を経て、2020年12月に水星に入社。入社後、1ヶ月のホテルのオペレーションの後、CHILLNN専属スタッフに異動し、現在はゼネラルマネージャーとしてコーポレート業務やBizチームでのセールス担当など多岐に渡る業務に関わっている。
落合 拓史's Wantedly Profile
株式会社水星, CHILLNN ゼネラルマネージャー 【水星・CHILLNN】  2020年12月〜現在、株式会社水星、関連会社株式会社CHILLNNにて直接予約エンジン(SaaS)のゼネラルマネージャーを担当。 【エムスリー・AIラボ/前職】 ...
https://www.wantedly.com/id/cp_mmm_lng

CHILLNNのメンバーを紹介する社員インタビューシリーズVol.4の落合拓史は、ヘルスケアスタートアップ、メガベンチャー等で経験を積んだ後に2020年12月に入社して、現在のCHILLNNを支えるSaaSのビジネスモデルの確立に大きく貢献。現在は、ゼネラルマネージャーとして、今後の事業の拡大を見据え、評価制度の設計や働きやすい環境の整備など組織づくりに取り組む。そんな落合さんに、これまでの経歴、お仕事の内容、CHILLNNで働くことの魅力や今後の組織としての展望について、お話をうかがいました。

ヘルスケアスタートアップから観光・宿泊業界へのキャリアチェンジ

―CHILLLNNに入社するまでのおおまかな経歴について教えてください。

高校時代はずっと野球をやっていました。ところが肩を壊して続けられなくなってしまって。やりたいことが何もなくなってしまったと思っていた時に、ある先輩から「やりたいことがないなら、やるべきことをやればいい。世の中は課題だらけなんだから」と言われたんです。当時浪人生だった先輩は、大学に入学したら留学して将来は国連に入りたいという明確な目標を持っていて、そんな世界があるのかと衝撃を受けました。そこから社会課題について関心を持つようになって、大学では主に国際関係論について学んでいました。当時、社会課題を解決するビジネスに挑戦する社会起業家が注目を集めていて、こんな人たちの元で働きたいと思い、紹介してもらったのが1社目のケアプロという会社でした。ケアプロはなかなか医療にアクセス出来ない人が増えているという社会課題に対して、「ワンコイン健診」という500円で健康チェックできる事業を立ち上げたタイミングで、社長さんと看護師さん1人の時にインターンとして働き始めて、そのまま入社しました。

ケアプロでは、事業責任者をやらせてもらって貴重な経験を積むことが出来たのですが、次第に事業としてスケールしないと社会に影響を与えることは出来ないと限界を感じるようになりました。これまでスタートアップで磨いてきたスキルや経験がどこまで通用するのかを試してみたいという思いもあって、同じヘルスケア業界のメガベンチャーのエムスリーに転職しました。そこで、AI医療機器の開発などの新規事業のプロジェクトマネージャーとして3年ほど経験を積んだ後に、創業して間もない CHILLNNにジョインして今に至ります。

―ファーストキャリアでスタートアップを選ぶ際に迷いはなかったのでしょうか?

そうですね。当時の自分は社会起業家の元で働きたいという思いが強かったので、特に不安や迷いはありませんでした。ケアプロで学んだことは今の仕事にも大いに役立っています。早い段階で、バリューチェーン全体を見る機会を得ることが出来たのはスタートアップならではのメリットだと思います。1社目でも2社目でも新規事業開発をやっていたのですが、事業全体を俯瞰する視点は重要だと感じていました。

―ヘルスケア業界で経験を積む中、 CHILLNNに転職を考えた背景について教えてください。

エムスリーでの仕事は、新しいことに挑戦が出来てやりがいを感じていたのですが、規模が大きな会社で社員はみんな極めて優秀だったので、次第に自分がいる意味があまり感じられなくなってしまったんです。別に自分がいなくてもこの会社は成長していくだろうと。

そんなモヤモヤを抱えた中で30歳の誕生日に、妻が旅行をプレゼントしてくれて、新潟にあるお酒が有名な旅館に行ったんです。僕と年が変わらないくらいの若旦那がお酒を振舞ってくださったのですが、心から楽しそうに働いている姿が印象的で、「働くって本来こういうことだよな」と思いました。
ケアプロで働いていた時に、健診に来た人の接客をやっていたことがあったのですが、人と触れ合うことが出来て、自分が介在している価値を感じられる経験だったと思い出して、サービス業の業界に挑戦してみたいと思うようになりました。それから妻とK5など色々なホテルを巡る中で「ホテルをやりたい」という思いが大きくなって、次に働くならホテルに関わる仕事をしようと決意して転職活動をしていました。
そんな中、医療従事者などを対象にホテルの空き部屋を提供する「ホテルシェルター」というプロジェクトをきっかけに水星のことを知りました。

はじめは、ホテルの企画、開発をするプロデュース事業部の希望で面接を受けたのですが、水星代表の翔子さんと面接をする中で、「スタートアップしたばかりの組織であるCHILLNNがマッチしているんじゃないか?」ということで、CHLLNN代表の永田さん、当時のGMの集治さんと面談をして、CHILLNNで働くことになりました。

CHILLNNの一番の魅力は代表の永田さんから刺激を受けられること

―CHILLLNNのどんなところに魅力を感じたのでしょうか?入社の決め手を教えてください。

一言でいうと代表の永田さんの存在です。面接の時に「日々どのくらいのスパンで機能改善やデプロイをしてるんですか?」と聞いたら、「毎日してます」と言われて、詳しく話を聞いていく中で、すごいスピード感で開発をしていることが分かりました。また、実際につくっているプロダクトも美しくて、エンジニアだけでこれをつくっているのかということに衝撃を受けました。永田さん自身が日々大量のインプットとアウトプットを繰り返しながら成長していて、この人と一緒に働けたら自分も大きく成長できるのではないかと思い、入社を決めました。

―CHILLLNN入社後から、今の事業の柱であるSaaSのビジネスが軌道に乗るまでの間を振り返っていかがでしたか?

PMFまでの間はみんなで頑張って手を動かしていても思うように売上が伸びずに、赤字が続いて苦しいと感じていた時期がありました。そんな最中にGMの集治さんが抜けた時は、ヤバいかもしてないと思ったこともありました。ですが、自分たちで何とかするしかないという状況だったので、その後は、いい意味で吹っ切れて、意見を言いやすくなった気がします。

現在の主力サービスの一つであるSnack(簡単にデザイン性の高い予約ページが制作できるノーコードツール)をリリースするタイミングでは、クライアントさんへのヒアリングを重ねて、それまで決まっていた価格の方針を変更してリリースするということを提案しました。その後、サービスのヒットや契約施設数の増加と合わせて売上が上昇、利益率も改善して数カ月後には単月黒字化することが出来ました。

スタートアップだからこそ長く働ける環境づくりを

―今期からGMに就任されました。これから注力していきたいことについて教えてください。

ありがたいことに事業はどんどん成長しているので、それを支えていくために人材の採用と定着支援にコミットしていきたいと思っています。CHILLNNの創業段階では、水星で採用されたメンバーが中心になっているのですが、CHILLNN単体での採用にも力を入れていかないといけないと考え、2021年夏頃から学生インターンの採用をはじめました。今年新卒で入社をしてくれた吉松さんや、マーケティング、セールスの領域で大きく貢献をしてくれた石蔵さんなど素晴らしい人材との出会いもあり、人材の採用、育成に関して組織の中である程度メソッドが固まってきたという手ごたえを感じているので、これから一層力を入れていきたいと考えています。

―人事制度の設計や働きやすい環境づくりなどにも取り組んでいると聞きました。

僕自身、新卒からスタートアップでキャリアを積んでいく中で、長く働きたいという思いをもっているけど、環境的な要因からキャリアチェンジをせざるを得ない人がいるという状況に課題を感じていました。CHILLNNでは、様々なライフステージや価値観を持った人が、安心して長く働くことが出来るような環境をつくっていきたいと考えています。制度を整えることも重要なのですが、制度はあっても運用されていないと意味がないので、体現することが大事だと考えて、今度、ぼくが1人目の社員として育休を取得することを予定しています。育休を取ることに不安を感じる人もいると思うのですが、自分がMAX半年間しっかりととった上で、復帰出来るということを見せることで、男女問わず、怖がらずに安心して育休が取得できる環境をつくりたいと思っています。その他の社内の制度設計や人事評価制度についても水星と連携しながら整備中です。

創業当時は20代~30代の男性中心の組織でしたが、9月には子育てをしながら働くメンバーなども入社して組織のメンバーも多様化してきています。思いを持って入社してくれた人がしっかり定着できる組織を責任を持ってつくっていきたいと思います。

「Enrich X’s life.『誰か』の人生を豊かにする

―CHILLNNで働く魅力について教えてください。

繰り返しにはなりますが、一番は代表の永田さんと一緒に働けるということだと思っています。日々、圧倒的なスピードでインプットとアウトプットを繰り返して成長している経営者と近い距離で仕事が出来るというのは、成長したい人にとっては最高の環境だと思います。役割に縛られず職域横断的に事業に関わることができるのも魅力の一つです。ビジネス職だと、こういうスキルがあれば大丈夫という思考になりやすいと思うのですが、ビジネスマンとしての能力は様々なスキルの組み合わせであると考えています。

また、ポストはいくらでも空いているので、目の前にチャンスがいっぱいあるという点でも若手のうちから経験を積みたい人にはおすすめです。

―求める人材像について教えてください。

まだまだスタートアップな環境なので、自律して動くことが出来る人、手を動かすことが出来る人であることは必須条件になります。当事者意識を持って、自分がCHILLNNを引っ張っていくんだくらいの気持ちで入って来てくれたら嬉しいです。職域に縛られずに、事業全体の成長にコミットするという視点がある人にとってはやりがいのある環境だと思います。

今期新しくMVVを策定して、組織カルチャーの醸成にも取り組んでいます。
CHILLNNでは「Enrich X’s life.『誰か』の人生を豊かにする」というミッションを掲げているので、ただ時価総額数千億の会社をつくるというように数字を追いかけるだけでなく、ミッションに共感をして、CHILLNNのサービスを通して「誰かの人生を豊かにしたい」「誰かの旅を豊かにしたい」という人と一緒に働きたいと考えています。

TEAMMATE VOICE
永田諒 CHILLNN CEO/CTO 
落合さんはCHILLNNの屋台骨のような存在です。CHILLNNはまだ小さな会社なのですが、サービスリリース直後にコロナに見舞われたり、なかなかのハードシングスを超えてきました。落合さんは都度ポジティブかつシビアに、その時々でフォーカスすべきことにチームを誘導して、今の成長に導いてくれました。落合さんは2024年の3月から育休に入られるので、安心してチームに戻って来れるよう、より一層気を引き締めて事業にあたろうと思います。
永田 諒's Wantedly Profile
株式会社CHILLNN, CHILLNN 代表取締役CEO 兼 CTO 読書とAWSが好き。 ...
https://www.wantedly.com/id/ryoNagata

執筆/写真:金井塚 悠生


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