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社員インタビューvol.1|組織の内外問わず、次世代を支える仕事を。

こんにちは、STYZ人事担当の増田と申します。
今回は、2024年2月に新設したCEO室で自社ブランド価値の最大化に取り組むメンバーに「STYZへ入社した理由」や「ここで成し遂げたいこと」について、お話を伺いました。


【佐藤 徹(Toru Sato)】
経歴:2010年東京医科歯科大学大学院卒業後、デジタルマーケティング支援のコンサルティングファームに新卒入社。医療機関、小児クリニックで勤務後、STYZ入社。企業向けにSDGs・CSR/CSVのコンサルティング支援やインクルーシブデザインスタジオCULUMUの調査研究・啓発に従事。同時に、寄付プラットフォームSyncableのSV(スーパーバイザー)としてファンドレイジングやコンサルティング支援を行う。現在はCEO室として、自社の将来的なブランディングにつながる事例開発や事業部横断的なプロジェクトをリード。兼業でSEOのコンサルティングファームに従事。ほぼ日の塾4期生。認定NPO法人Living in Peace賛助会員。


ー STYZへの入社理由を教えてください。

小児医療の現場で感じた無力感。自分にできることに飢えていた中で出会ったSTYZ。

きっかけは、新型コロナウイルスのパンデミックでした。前職は重症心身障害児/医療的ケア児・発達障害児・産後女性の居場所づくりに取り組む小児クリニックだったのですが、当時世の中がコロナ一色になったとき、自分自身の仕事の意義や存在意義が薄れていくのを感じて、徐々に抑うつ状態になっていきました。

「もうここで自分にできることはないのでは」と思い退職を決めた後、自分のできることを探していく中で、STYZというフィールドはBtoBのコンサルティングの経験値とデジタルマーケティング、ファンドレイジングの能力を活かせる職場であるように思え、代表田中の声掛けもあって弊社に入社しました。

とはいえ、人生で転職は三回目でしたので、「早く価値を出せるようにならなければ」という気持ちで入社したのを憶えています。


ー 入社後に感じた社会課題に向き合う上での難しさや、やりがいがあれば教えてください。

社会課題解決の究極的なゴールは、支援した先の人々が平穏で安心して人生を終えること。

社会課題とはもぐら叩きのようなもので、解決したと思った先では新たな問題が起きていたりもするものです。特に、一定の生存権の成立する日本では解決は単純なものではなく、個人の抱える問題が複雑なものになりやすく、一度良くなったと思ってもまた後戻り…ということも少なくありません。

究極的には、支援した先の人の人生が平穏無事に終わることがゴールであり、そこまで見て初めて社会課題解決は満たされうるのではないか。そう思うと、社会課題解決のスピードが上がるということよりも、当事者(受益者・碑益者)のための人の数(関係人口)が増えることの方が重要ではないだろうか、と考えるようになりました。

そもそも”社会”における難しさとは、他人は永遠に他人であるという事実です。社会を構成する一人一人の個人にとって、周囲から社会課題だと称されるようなものと向き合ったり抱えたりして生きているという前提は、なかなか直ぐに解消されるものではありません。僕はその人に成り代わることはできませんし、そう簡単に社会課題の当事者から信頼を得ることもできないものです。手を差し伸べたつもりが、その人自身を否定してしまう、というようなことだって起こりえます。

誰かの困難さや生きづらさを知り、関わった以上「知ってしまって”自分にもできることがある”と思うなら、やるしかない」というように考えています。


ー 関わるプロジェクトや日々の役割の中で、最もリーダーシップを発揮したエピソードを教えてください。

既知の仕事ではなく未知の仕事にこそ、リーダーシップが問われる。

BtoBのコンサルティングや新規提案の際には、特にリードをすることを意識しています。たとえば、早めに暫定解を出す、全体像を俯瞰し情報共有する、他者にアクションを促せるような話し方をする、などです。また、コンサルティングの際には誰よりも早くデスクトップリサーチを済ませ、仮説を一つでも多く出せるように心掛けています。

しかし、一目見たとき、「この人(この会社)は自分にとって重要なのか?」を短い時間で売り込まなければならないという営業の経験は、コンサルティングや組織内事務に従事してきた自分にとってはまだまだ未知数なところが多くあります。しかし、未経験だからといって何もできないことが許される訳ではなく、より一層リーダーシップを発揮しなければなりません。ですので、既知の仕事ではなく未知の仕事にこそ、自分の中のリーダーシップが問われていると感じます。

現在はCEO室として、STYZの将来的なブランディングにつながる事例開発や事業部横断的なプロジェクトにおいてそのような取り組みをしていますが、まだ不十分であるように思います。自分自身、未だ使いこなせないフレームワークや仕事の進め方、対人コミュニケーションの抽斗が存在していると感じており、このあたりの無理解や伸びしろをいかにして埋めていけるかが重要であると考えています。


ー 最後に、今後STYZで成し遂げたいことを教えてください。

社会課題に向き合いたいと想うセクターが増えることの後押しを、仕事を通じて進めていきたい。

社会課題の根本にある悪とは、個人の孤独、組織や国家の孤立であると考えています。そう思えば、政治も外交も、似たような孤独や孤立の構造を持っていることでしょう。たとえ解決しなくとも、「そこにいること」を続けられるような仕組みがあるべきであると考えています。そうした仕組みづくりがSTYZでできたらと思います。

そうした事業づくりと並行して、採用・育成を通じて、次世代の方々が世の中をより良くする仕事に就く機会を自ら増やしていきたいと思います。新卒社員の研修やSVといったところに関わる中で、もっと彼らが活躍できる環境と自由度の有るキャリアパスを作りたいと思うようになりました。

最後に、こと日本の社会課題を見てみると、企業が持つ〝雇用〟という機能は、貧困・育児・介護といったこの国の諸問題を大きく低減し解決に導く強力なソリューションであると考えています。そして、それらの問題に向き合う人々を支え、他人の人生のために生きる、医療・福祉・教育といった仕事に従事する人たちへのリスペクトを仕事に表したいと考えています。

世の中の社会課題を知り、向き合いたいと想う企業や経営者が増えることの後押しを、自分の仕事を通じてできたらと思っています。

カジュアル面談も設けているので、ぜひ「話聞いてみたい」と思っていただけたら、ご応募いただけると嬉しいです!募集ページにも弊社の情報がまとまっています、ぜひご一読ください!

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