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「伝えることを、もっと簡単に。」を実現するデザイナーの思考とは?

スタディストには、「伝えることを、もっと簡単に。」というコーポレートミッションがあります。そのためには、私たち自身が伝えることを簡単にしていく必要がありますが、デザインを通して、「伝えること」に日々向き合っているデザイナーチームのお二人にお話を伺いました。

ーーーお二人がスタディストに入社した経緯を教えてください

田中「僕は、2016年11月に入社しました。会社のミッションやビジョンに惹かれ入社しました。当時、Teachme Biz をデザインでもっと改善できる可能性を感じた点も、大きなポイントでした。その後、(Teachme Biz の)大規模なリニューアルを実行するにあたり、一緒に仕事する仲間が必要だというタイミングで金澤さんが入社しました。」

金澤「2017年8月に入社しました。僕も同じく会社のミッションやビジョンに惹かれました。また、それだけでなく Teachme Biz の事業としての可能性も感じましたね。デザイナーがまだ1人しかいないかった点も、フェーズとして興味がありました。いろんなことを試しやすそうだな、と。」

ーーー入社してから印象に残った仕事はありますか

田中・金澤「「UIリニューアルですね」」

(写真:2人がデザインに関わったTeachme Biz の旧UI と新UI )

田中「UIリニューアルは、キックオフから約1年半にわたりました。デザイナー人生でこれだけ長く、1つのプロジェクトに関わったことははじめての経験です。」

ーーーUIリニューアルで苦労された点はありますか

田中「金澤さんが入社する前は、1人でリニューアルのデザインを進めていたので、カラーパターンを整えたりに手が回らず、リソースの面で限界を感じた時期もありました。金澤さん入社後は、チームとして仕事を進めることで、自分1人で作っていたときよりもデザインのクオリティが上がったと実感しています。」

金澤「僕は、前職では印刷関連のデザインを中心にやっていたので、仕事の進め方の違いに慣れるまでは苦労しました。例えば、実装面での仕様変更があり、実現しようとしていたデザインを修正したり。ただ、お客様からのフィードバックを得て改善をしたりと、Webに関わる仕事ならではの良い面もたくさん経験することができました。」

田中「紙とWebだと、ユーザーの動作を意識してのデザインが必要な点が大きく違いますよね。例えば、ボタンの配置や大きさとか、ユーザーの操作性への着目も必要ですし。」

(写真:デザイナーの田中)


ーーー一緒に働く中でお互いの尊敬できる点はありますか

金澤「先ほどもお話したとおり、Webのデザインでの経験が浅いので、たなゆう(※田中の愛称)のデザインはいつもお手本にしていますね。」

田中「そのことにもつながりますが、金澤さんの新しいことを学ぶ姿勢を尊敬しています。常にいろんなことに興味をもっていて、デザインに関するキャッチアップのスピードがはやい。スタディストの社員っぽいな、と。」

金澤「飽きっぽいだけかもしれない。笑」

田中「金澤さんのデザインって常に疑問から入るんですよね。文章レベルの伝わりやすさも含めてこだわりを持ち、意見出しや指摘をしていく。ユーザーにとって正しいものが何かを一緒に考えてくれるので、一緒に働けてよかったな、と。」

金澤「依頼されたことをそのままやってもバリューがでないと思っています。依頼内容を噛み砕き、追加のアイデア出しをするように心がけています。自分なりにこうしたいな、という想いを発信したり。」

(写真:デザイナーの金澤)


金澤「たなゆうは、ワークフローの改善などを行い、仕組みをうまくまわるように改善したりと、Deep Work(※)を体現しています。着手した仕組みづくりを最後までやり切る力もすごいな、とも思っています。僕は、途中でやめたくなっちゃうこともあるので。笑」

※Deep Work ... スタディストのバリューの1つ。成果をどうすれば実現できるかを考え抜くことを重視する価値観。

(写真:田中が作成したデザイン共同編集の仕組みを解説した図)


ーーーお二人のデザイナーとしての経歴についても教えてください

田中「僕は、昔から絵を描くのが好きでした。中学三年のときにPCをはじめて買って、イラストを描いていて。その当時は、ピクシブのようなサイトがなかったので、自分でHTMLを書いて、自分で描いた絵を投稿するサイトをつくったりもしていました。その頃の経験からデザインに興味が湧き、美術系の大学にはいりました。就職後は、Webデザイナーになりましたが、どちらかといえば何でも屋さんのような感じでした。HTML/CSSのコーディングをしたり。他には、某空港のデジタルサイネージの案内表をつくったり、ソーシャルゲームのアニメーションや簡単なストーリーづくりをしたり、幅広くデザインに触れていましたね。」

金澤「僕はデザイン科出身です。デザイン科を選んだのは、たなゆうと同じく絵を描くのが好きだからですね。卒業後は、10数年は印刷系のデザインの仕事をしていました。カタログとかポスターとか。前職では、Webサイト・LP・バナーの作成に携わっていました。」

ーーーデザイナーといえば、プライベートでも何かこだわりを持っている印象がありますが、2人の場合はどうですか

田中「服ですね。スカルをモチーフにした服が好きなので、買ってしまいます。たしかにデザイナーって何かこだわりがある人が多いように思います。好きなものを追求するというか。」

金澤「デザイン関係ないかもしれませんが、なにかおもしろそうなものがあれば、すぐ手を出すようにしています。その結果、残った趣味が仏像とスパイス、カレーです。昨日もスパイス醤油を仕込みました。」

ーーー趣味は仕事に活きていますか?

金澤「活きてないですね。笑」

田中「スタディストの検索候補にカレーが出てくるようになったことくらいじゃないですかね。」

※編集部注:スタディストの前オフィスはカレーの街、神保町にありましたが、その時に書いた金澤のブログの影響

https://www.wantedly.com/companies/studist/post_articles/122601


ーーー最近デザインチームではじめた「伝えること研究会」について教えてください

田中「UIリニューアルが終わったタイミングで、今後デザインチームとしてスタディストにどうやって貢献していくかを改めて見直しました。自分としてはデザインとは『具体的な問題を解決するために、思考・概念の組み立てを行い、表現すること』と定義しています。会社のミッションでもある『伝えることを、もっと簡単に。』って、まさにデザインの領域だなと思い、その考え方や発想自体を深掘りすることにしました。」

金澤「ユーザーが受ける印象って視覚的な影響は大きいですよね。そこで、伝えることについてのノウハウを整理したいな、と。見た目だけではないんですけどね。どう見せるか?の仕組みやキャッチコピーも研究したいと思っています。」

ーーー直近、他に注力していること・注力しようとしていることはありますか?

田中「アプリのUIデザインパーツを整理することです。今後も改修が増えていくので、今のうちに足場固めをしておきたいな、と。」

金澤「個人的には、動画のスキルを伸ばそうとしています。広告で使う動画だったり、それだけでなく、Teachme Bizの中でアニメーションを使ったりと、デザイナーとしてバリューがもっと出せるのかなと思っています。とは言え、すべてを動画・アニメーションに、とは思っていないですけどね。使い所は見極めたいです。」

田中「僕が個人的に注力しようとしているのは、逆に画像編集分野ですね。Teachme Bizの画像編集機能において、より見やすいマーキングの仕方だったり。例えば、写真の背景にある画像をマーキングする際の見やすい記号や色づかいを深く理解したいと思っています。そして、お客様に見やすいSOP(※)のつくり方のナレッジを提供していくことも考えています。」

※SOP…Standard Operation Procedure 標準作業手順書のこと

ーーー伝えることについてデザイナーのお二人が取り組んでいくことはまだまだ多そうですね。引き続き応援しています。今日はありがとうございました。

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