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実務未経験からWebエンジニアとして活躍するために必要な3つの秘訣とは

2024年3月29日にスパイスファクトリー株式会社が主催した、未経験エンジニア向けのイベントレポートをお届けします。独学で学習したNAKAGAWAさん、スクール学習から始めたKURAMOTOさん、対照的な学習環境だった2人の意見に注目です。この座談会では、自己研鑽や効果的な学習方法、そして未経験からWebエンジニアになったときにぶち当たった壁の乗り越え方などをテーマに、未経験エンジニアに有益な情報を共有しています。

【読了目安:この記事は約10分で読めます】

これからWebエンジニアにキャリアチェンジして転職を考えている方、プログラミングを学習中の方に、最後までこの記事を読んでもらえたら嬉しいです。

【未経験者必見】エンジニアとして活躍するために必要な3つの秘訣とは? 本音座談会でぶっちゃけトーク (2024/03/29 19:00〜)
【こんな方におすすめ】 ## エンジニアにキャリアチェンジしたい方 * IT業界で他の職種として働いているけど、エンジニアとしてのキャリアに挑戦したい * IT業界以外で社会人経験はある。社会人をしながら勉強中で、実務未経験からの活躍イメージが湧かない ## 独学やスクールでWeb開発の勉強をされている方 ・未経験エンジニアから成長するためのキャリアイメージが湧かない ・面接や履歴書を書いていてもキャリアビジョンが浮かばない ========================================
https://spicefactory-engineer-talk.connpass.com/event/313419/

目次

・登壇者紹介
・座談会テーマ1:Webエンジニアを目指していた時に実践していた、自己研鑽や学習方法は?
・座談会テーマ2:未経験からWebエンジニアになったときにぶち当たった壁と乗り越え方
・実務未経験からWebエンジニアとして活躍するために必要な3つの秘訣
・実務未経験からエンジニアになる人が成長できる場所
・次回イベント開催情報【徹底解説】実務未経験エンジニア、選考に通過する人と通過しない人の違い

登壇者紹介

ファシリテーターを務めた人事のYAMADAさん含め、登壇したエンジニアの紹介です。化学メーカーや金融系企業など、異業種転職で実務未経験からWebエンジニアとして転職してきています。

座談会テーマ1:Webエンジニアを目指していた時に実践していた、自己研鑽や学習方法は?

IT業界ではなく異業種からの転職経緯を踏まえると、Webエンジニアになるまでの学習過程などが気になるところですね。テーマ別の座談会から、そのヒントを紐解いていきます。

テーマ1では、「エンジニアになる前」の視点です。
独学のNAKAGAWAさんと、スクール学習のKURAMOTOさん。学習や自己研鑽方法については、「自主制作」の共通認識を持っていました。詳しく内容を聞いていきましょう。

NAKAGAWA:
私は完全に独学だったので、Web上でキャッチできる情報や書籍を購入して勉強しました。ある程度勉強が落ち着いた後に、ポートフォリオをつくろうと思って0からの自主制作で実践的な学習と技術研鑽を進めていきました。

スクールに通わず、独学だったので学習計画を自分で設計できるのは面白かったです。
もちろんどう進めるかは自分次第なところでもあるので、「あれも足りない」「これもやらなきゃ」と無限に学びたいことがたくさん出てきてしまうのは、時に課題でもありましたけどね(笑)。
とにかく早くエンジニアになりたかったのを覚えています。なので、座学の勉強に集中するより、手を動かしてポートフォリオの制作に注力していました。

自主制作を進めていく中では「こういうの作りたいけど・・・どうやって作ったらいいのか全然わからない」っていう場面にぶち当たりますよね。そういう時には、分からないことが出てきては調べる、そして実践するをひたすら繰り返しました。分からないことを調べる力は、そこでかなり身についたと思います

でもどういう形にして実現しようか、どうしたら動くのか調べたり、考えたりする過程も楽しかった記憶があります。

▼実際の勉強に使ったおすすめの書籍

KURAMOTO:
私はNAKAGAWAさんとは対照的で、スクールに通ってカリキュラムを通して学習していました。スクールに通っていてよかったなと思う点は、分からないことがすぐ聞けてサポートしてもらえる環境にあることですね。ポートフォリオの制作なども、二人三脚で一緒に作っていける環境もあります。

実践してよかった学習方法としては、同じく自主制作ですね。そこは、NAKAGAWAさんとも共通しています。エンジニアになるまでの学習体験の中では、自分で考えてアプリをつくったことが一番身になったと思います。まず制作してみることで、アプリを動かしたり実際に公開するための一連のステップを網羅的に学ぶことができるんですよね。制作の過程を0から学ぶことができたのは大きかったです。

動画教材ではなく、自分のアイデアベースの制作となると、構築するためのマニュアルや手順があるわけではないので「これ、どうやってつくるんだろう?」と、分からない場面にぶち当たります。自主制作に挑むときには、これはみんな共通なんでしょうね。結局、自分で調べて実践しての繰り返しが発生するので、PDCAを早く回せます。なので、身になる学習という意味でもすごくいい経験になっていました。

▼KURAMOTOさんがスクールに入る前に事前学習に利用していたサービス

今回登壇した2人のエンジニアが共通で学習に使用していたサービス。環境構築せずに、プログラミング言語学習がすぐに始められるのでとても勉強しやすいです!とのことです。

「初心者から、創れる人を生み出す」オンラインプログラミング学習サービス Progate(プロゲート)

Progate(プロゲート) | Learn to code, learn to be creative.
Progateはオンラインでプログラミングを学べるサービスです。プログラミングを学んでWEBアプリケーションを作ろう。
https://prog-8.com/

座談会テーマ2:未経験からWebエンジニアになったときにぶち当たった壁と乗り越え方

こちらのテーマ2は「エンジニアになった後」に視点をあてていきます。どんな困難が待ち受けているのでしょうか。

KURAMOTO:

まず最初にぶち当たった壁としては、エンジニア業務領域の広さですね。それに伴ったタスクの多さにびっくりしました。ある程度は、実務未経験からの入社なので覚悟はしていたんですが、やはり圧倒されましたね。もう、「とにかく分からないことが多すぎる」という状態です(笑)

バックエンドのエンジニアとして入社して、最初に受託開発の中規模プロジェクトに入りました。そのプロジェクトでは早速、フロントエンドの実装やちょっとしたインフラ周りのタスクにも幅広く携わっていました。Laravelだけでも分からないことが多いのに、JavaScript、CSS、AWS等にも触れていました。勉強になるなと思う反面、分からないことが多くて、自分の技術力や知識と向き合う機会に直面したのを覚えています。

じゃあどうやって、「分からないことが多すぎる問題」の壁を乗り越えたかというと、「自分自身で解決することと、人に聞いて教えてもらうバランスをとる」ということを意識していましたね。

自分だけで分からないことに取り組んだときに、ただ時間だけがやみくもに過ぎていくことを経験して気付きました。エンジニアならではなのかもしれませんが、自力で解決しないと成長できないのではないか、っていう固定概念に縛られていたんですかね。

会社に所属すると、技術力のあるスペシャリストなエンジニアは沢山いるので、自分である程度調べた上でどうしてもわからないことは、肩ひじ張らずに素直に聞いて頼ることも必要なことだと思います。自分に足りなかったことを振り返って、気付きを得ていくことが大切だと思います。

あと、10あるうちの10全部を完璧に理解するのは、エンジニアになりたての頃は難しいと思います。やっていくうちに分かっていくことってたくさんありますから。そうして経験を着実に積み重ねるうちに、知識として馴染んできて「あれってこういうことだったのか!」っていう瞬間に出会えたりしますね。とにかく全体像をつかみながら、分からないなら分からないなりに理解を深めつつ、着実に経験を積んでいくことも意外と大事ですよね。

NAKAGAWA:
私もKURAMOTOさんと意見は似ていますね。「とにかく知らないことが多すぎる」ということです。

分からないことを分からないままにしておくと、分からないことがひたすら増えていくだけだなって思っています。そんな負債が積み重なると、今後の自分のためにもならないなって思っていたので気を付けていました。なので、すぐに自分で調べたり人に聞いたりして「分かった状態」をつくることの積み重ねで一つずつ技術が身についていった、そんな体感がありますね。

意外と、人に聞くって重要ですよね。もちろん、何も調べずに何でもかんでも人に聞くのは違うと思いますよ。でも、素直に頼れるのもスキルっていうか。自分が何時間かけて考え込んでいたものが、人に聞いたら秒で解決することってあるんですよね(笑)。

未経験者だろうと経験者だろうと、知らないことや分からないことがあるのって、当たり前のことだと思うんですよね。知らないことを恥ずかしがらずに貪欲に聞いていく中で、質問力を上げていく方が成長できると思いました。

分からないことをわからないままにせずに、物事を深く理解すること。その過程で分からないことを着実に減らしていくこと。自分で調べて分からないことは、恥ずかしがらずに人に聞くことをとにかく意識していました。そうしてひとつずつ、実務未経験でエンジニアとして入社してぶち当たった壁を乗り越えていきました。

実務未経験からWebエンジニアとして活躍するために必要な3つの秘訣

座談会のテーマから発見した3つの秘訣について、NAKAGAWAさんが解説していきます。

1.学習と実践
自分で考え、調べ、理解を深めて、とにかく自主制作してみよう。

トライ&エラーを繰り返すことが成長に繋がります。
教材やカリキュラムは「これをやってみなさい」という指示に従うことが多いと思います。でも、自主制作の際には、最初の仮説設定からゼロベースで自ら設計する必要があります。制作過程で、挑戦して失敗したとしても誰にも咎められません。この試行錯誤の段階で、自分の立てた仮説が悪いのか実装が悪いのか、視野を広げてトライ&エラーを繰り返すことに意味があります。それらは、技術力の向上だけでなく、問題を見つけ出し解決する力も養うことができます。手を動かして考えながら行動することで、単に技術を学ぶ以上の価値を得られるので、たくさん自主制作をしましょう。

2.スキルアップ
「分かるからこそ、できる」状態に。技術を真に自分のものにしよう。

「分かる」ことと「できること」には大きな差があります。分かってもできないことはたくさんあります。わかったことを実際に試してみたり、できたことがなぜできているのか深堀りしてみましょう。「分かる」からこそ「できる」状態をつくっていくことで、自分の技術力としての引き出しになっていきます。

3.エンジニアとして重要なマインド(価値観)
自ら学び続け、楽しもう。

正直、勉強はめっちゃしんどかったけど、実際にエンジニアになった瞬間に、突然「超楽しい!」なんてことはないと思っています(笑)エンジニアになったら知らないことだらけで、てんやわんやになるケースの方が多いです。学習することや分からないことに対して、壁を乗り越えていくことを醍醐味として楽しんでいく方がどんどん成長していけると考えています。

これからエンジニアを目指す皆さんは「どのような価値観や環境、技術を自分は楽しめるのか」きちんと向き合ってみてください。それらが実現できる可能性の高い会社に入りましょう。

実務未経験からエンジニアになる人が成長できる場所

受託開発で幅広い案件に携わるスパイスファクトリーなら、実務未経験からエンジニアになった方でも着実に経験を積んでいくことができます。ただ本当に、幅広い技術領域や業種業態のプロジェクトに携わるので、「分からないことだらけ」の壁にはたくさんぶち当たると思います。でも、社内の経験者のエンジニアメンバーも一緒にその壁に立ち向かっていきます。新しいことに常にチャレンジしていきたい方、成長意欲がある方にとっては、とても楽しめる環境です。 

いかがでしたしょうか。異業種から転職して、実務未経験からWebエンジニアになった2名のリアルな情報が、今後Webエンジニアを目指す皆さんに役立つ情報となれば幸いです。

イベントの中では沢山の質問をいただきました。今後開催されるイベントも合わせて、質疑応答内容をまとめたnote記事の公開も検討中です。ぜひ、お楽しみに。

イベント開催情報

Webエンジニアを目指す方必見!
エンジニア採用の人事担当者が詳しく解説していくイベントを2024年4月18日に開催予定です。

詳しくはWantedlyミートアップページをチェックしてくださいね✅

Writer: [Corporate Design Div. PR ] RISA MAEDA

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