スパイスファクトリーは、世界がより良い方向に向かうよう、変化を加速させる “触媒” としての役割を全うすることをミッションとしたDXエージェンシーです。
社員インタビューでは、様々なバックグラウンドやスキルをもつ当社の社員にインターン生が直接インタビューを行い、皆様にお伝えしていきます。
第 8 回目のインタビューはこちらからご覧いただけます。
第 9 弾では、Interface & Experience Design Division のデザイナー、中島にインタビューを行いました。
中島 大賀 | Taiga Nakajima
兵庫県出身。大学ではプロダクトデザインを学ぶ。大学卒業後は建材メーカーに入社し、企画、ユーザビリティ・UI/UXの設計を担当。その後スパイスファクトリーに入社。現在はUXリサーチ、ユーザビリティテストなどの業務を幅広く担当。
ユーザビリティ改善にのめり込み、さらなる知見を求めてIT業界へ転職。
ー これまでの経歴について簡単にご紹介をお願いします。
大学卒業後、主に宅配ボックスを取り扱う建材メーカーに就職しました。そこで業務を通してユーザビリティ改善に興味を持ち、ユーザビリティ関連の仕事で生活ができるようになりたいと思い、いくつか会社を見た上でスパイスファクトリーに入社しました。
ー 建材メーカーとITベンチャーは全くの異業種だと思うのですが、転職に対する不安などはなかったのですか?
特に大きな不安はありませんでしたね。
建材メーカー時代にIT業界との関わりがあり、発注などの業務こなしていました。その過程でIT業界での仕事の進め方をある程度把握していたので、不安を感じることが少なかったのかもしれません。それよりも、ユーザビリティ・UI/UX設計に関わる仕事をしたいという気持ちが大きかったです。
ー お話を聞いていると、ユーザビリティへの関心の高さが伺えます。ユーザビリティにこだわる、何かしらの理由があるのでしょうか?
単純に、ユーザビリティを改善する仕事が好きなんだと思います。
ユーザビリティ改善の基本は「仮説を立て、検証し、改善する」です。
これはデザインの仕事でありながら、非常に理数系的もしくは工業化学的な考え方で、理論理屈が好きな自分にはもってこいの仕事だったのでしょう。しかも成果が見えやすく、関係者に頼りにされるジャンルの仕事でもありますし。
ー ユーザビリティ関連の仕事を中心に探していらしたと伺いましたが、IT業界以外の選択肢はなかったのでしょうか?
他にないわけではなかったのですが、ほぼIT業界しかない状況で。
金融や保険業でもユーザビリティに関わる職種の求人はあったのですが、そういった業界はその道のスペシャリストしか採用しておらず、現実に転職するとなるとほぼIT業界一択といった状況でした。
ー ユーザビリティとIT業界を軸に転職活動をされていたのですね。そのほかにも、転職活動においての譲れない条件というものはありましたか?
まず一つ目は、クライアントワークができること。
前職は建材メーカーだったため、1つの商品にかかりっきりでした。そのため、今後はもっと多くの業界とかかわりを持ち、自分自身を成長させたいと考えていました。
二つ目は、デザイナーとエンジニアがいること。
経験上、デザイナーとエンジニアが一緒でないと、意思疎通の部分などでトラブルが起こりやすいと考えていました。そのような不要なトラブルが起きない環境で働きたかった、という理由があります。
スパイスには、自分のやりたいことを、自分の思う存分にやれる環境がある。
ー その条件であれば、大企業に転職する道もあったと思います。それなのに、なぜ大企業ではなくベンチャーに転職されたのでしょうか?
大手企業よりベンチャーの方が、自分のやりたいことが実現できる環境だと考えているからです。
会社の規模が大きくなると組織体制や分業制もあり、自分のやりたいことが実現されるまで時間がかかってしまいます。それに比べてベンチャー企業は個人の裁量権が大きく、自分がやりたいと思ったことをすぐに実現に向けて動き出せるところに魅力があると思っています。
ー その中でも、スパイスファクトリーへの入社を選んだ決め手とは?
一番の決め手は、事業内容の公共性の高さです。
スパイスが企業判断でリリースした飲食店向け無償サービスである「Bottle Keep Japan」や、教育改革の先駆けであるオンライン出願システム 「TAO」 での活動に非常に感銘を受けました。公共性が高い活動にもかかわらず、ビジネスとして成り立っているwin-winの関係が築けているのを見て、スパイスの考え方が自分に合っていると感じました。
転職活動をする中で、大企業も含め様々な企業での社会貢献に関わる取り組みを見ていたのですが、どうも自分なりにはピンと来なくて。しかし、スパイスの取り組みを見た瞬間、自分の中でカチッとハマったんです。スパイスの取り組みは、まさに自分のしたいことだった。それを実現するために、スパイスへの入社を決めました。
ー 入社前はスパイスファクトリーに対し、どのようなイメージを持たれていましたか?
デザイナー、エンジニア、マーケター、ブランディングディレクターなどが一緒になって仕事をしていて、会社が1つのチームとして上手く機能しているという印象でした。まさに「イケてる会社」といったイメージでしたね。
ー 「イケてる会社」のイメージだったというスパイスですが、実際に入社してみて感じた、スパイスの良い点・悪い点とは?
まずマイナスの方から申し上げると、入社後の研修やチュートリアルが手厚くないところはあるかと。
中途採用なのである程度は仕方ないのですが、入社してすぐは会社の仕組みがよくわからない状況で働いていました。ざっくりとした依頼がくることも多く、自分に求められている動きが明確に指示されないことも多かったので、そういった部分では苦労しましたね。
しかし、こうした文化はスパイスの魅力でもあると思っていて。上記の内容は裏を返せば、まだ仕組み化されていないからこそ、入社間もない社員でも行動力次第で、自分の考えを仕組み化できる可能性が大いにあるということでもあります。
自分の意見がすぐ実現されること。
これは、実際に私が感じているスパイスの魅力の一つです。
まだ入社して3か月程度なのですが、実際に自分の意見で会社全体のフローが見直されたり、社内向けのユーザビリティ講習会を任されたりしました。新しく入社した人に社内の足りない部分を任せる企業文化があり、非常に働き甲斐がありますね。
「公共性の高いものをデジタル化したい。」夢の実現に近づく、スパイスの社会貢献性の高さと働きやすい環境。
ー 「公共性の高いものをデジタル化すること」が中島さんの夢だとお伺いしたのですが、スパイスファクトリーはその夢にどう貢献していますか?
自分のやりたい仕事ができる環境なので、とても感謝しています。
スパイスファクトリーは公共事業に関して強いビジョンを持っていて、公共性は高いが利益になりにくい案件も積極的に受ける文化があります。実際の業務でも公共性の高い案件に関わる機会が多く、本来自分のやりたかった仕事にチャレンジすることができています。
ー これまでのお話の中で、「公共性」という言葉がとても印象的です。中島さんが「公共性」にこだわられている理由とは?
ユーザビリティ設計への強い関心が、自分の根底にあるからだと思います。
自分自身、ユーザビリティ設計が一番力を発揮するのが「公共事業」の分野だと考えていて。公共性が高いという事はターゲットユーザーが広く、誰でも使えるようにする必要があり、その分ユーザビリティが大切になります。だからこそ、公共性の高さにこだわるようにしています。
ー 最後に、スパイスファクトリーに転職を考えている方にメッセージをお願いします。
スパイスファクトリーは、やる気があればとことん仕事に打ち込める環境だと思います。社員1人1人の気持ちが尊重されているので、明確な目的や意思のある方にとっては、ご自身のやりたいことを実現しやすく、相性がいいのではないかと思います。
デザインの力で世の中をよりよくしたいと思う方、ぜひ一緒に働きましょう!
ー ありがとうございます。スパイスの「公共性の高さを追求するビジョン」と「想いをカタチにできる環境」が、中島さんの夢の実現に大きく貢献していることが実感できました。
今回は、建材メーカーから転職し高いユーザビリティの実現に向けて挑戦し続ける中島へのインタビューでした。
スパイスファクトリーは革新の触媒の一員として、世の中を良くしていきたいとお考えの方からのご応募をお待ちしております。
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