スパイスファクトリーは、世界がより良い方向に向かうよう、変化を加速させる “触媒” としての役割を全うすることをミッションとしたDXエージェンシーです。
社員インタビューでは、様々なバックグラウンドやスキルをもつ当社の社員にインターン生が直接インタビューを行い、皆様にお伝えしていきます。
第 9 回目のインタビューはこちらからご覧いただけます。
第 10 弾では、Interface & Experience Design Divisionの山内にインタビューを行いました。
山内 聡子 | Satoko Yamauchi
デザイン専門学校を卒業後、テレビ番組の編集や撮影などを担うポストプロダクションで映像内のCG制作に従事。その後、教員やSaaS開発会社のインハウスデザイナーを経験。委託業務を経て、昨年1月にスパイスファクトリーに参画。現在は主にUIデザインの制作に従事。WEBサイトアニメーションの提案や実装まで担当することも。
転職を重ねてもなお感じていた、「ぬるま湯に浸かっている」自分への焦りと葛藤。
ー これまでの経歴と普段の業務内容を教えてください。
制作会社や専門学校の教員、インハウスのデザイナー、フリーランス等を経て昨年スパイスに入社しました。現在は子育てをしながらフルリモートのUIデザイナーとしてコンセプトやブランディングイメージを元に解像度の高いUIデザインを制作しています。案件によってはWEBサイトのアニメーションを提案したり、実装までを担当することもあります。
ー 現在は京都からフルリモートでお仕事をされていますが、スパイスに入社する前はどのような働き方をされていたのでしょうか?
新卒で入社した制作会社では、テレビ番組のテロップデザインなどを担当していました。当時はスキルもあまりなく、ひたすら仕事に追われていました。業務がどうしても片付かなくて、会社で寝泊りすることもよくありましたね。そんな生活がしばらく続いてある時、ぷつんと糸が切れてしまったんです。
ちょうどその時に母校の専門学校から職員にならないかというお話をいただき、地元に戻って働き始めました。講師として働くために、それまで触ったことのない3Dソフトの勉強などもしていました。実際に働いてみると、教壇に立つよりも内部のイベントサイトやポスターの作成など広報系の業務が多かったように思います。
その後はインハウスのデザイナーに転職しましたが、半年ほどで退職してフリーランスとして働き始めました。
ー 15年に渡り働かれた専門学校を退職されて、インハウスのデザイナーに転職されたことには何か理由があったんですか?
もともと出産したら仕事をやめようと思っていたのですが、担当している講義の関係でタイミングを逃してずるずると続けていました。出産後に時短勤務になったのですが、通勤に時間を割くことへの疑問や働きに対して給料が見合っていない感覚がありました。
また、学内の仕事は内輪向けのものが多く、業務やPR方法が改善できる点があり 声をあげても、なかなか組織が動かず一人で小さく改善していました。
そうしたことを続けている内に、「自分はぬるま湯に浸かっているのではないか」「もっとクリエイティブな仕事に関わりたい」という思いが強くなり、転職を決意しました。
育児をしながらクリエイティブな仕事に打ち込みたい。夢を叶えたのは、スパイスファクトリーだった。
ー インハウスのデザイナーとして転職し、半年ほどでフリーランスに転身されていますが、働き方を変えたことには何か理由があったのでしょうか?
コロナの影響で息子の学校が休校になり、これまでの働き方では家庭と仕事の両立が難しくなったためです。3月の緊急事態宣言後に、フルリモートでの勤務を会社にかけあったのですが、出社しないのであれば監視システムを導入すると言われてしまい、会社から信頼されていないということに対してモヤモヤした気持ちがありました。
また、産休中に独学で勉強していたWEBデザインの仕事ができるということで入社したのですが、実際の業務がマーケティング寄りであったことや、当時勤めていた会社のプロダクトがあまり好きになれなかったこともフリーに転身するに至った大きな理由ですね。
ー スパイスとの出会いには、どういったきっかけが?
スパイスに出会う以前から、副業として個人でクライアントワークをしていたんです。その中で、クライアントワークの方が業務に対して求められるレベルが高いことに楽しさを感じ、「自社だけでなく様々なクライアントに関わる仕事がしたい」という想いが強くなりました。そこでまずはフリーランスとして案件をいただける状態にしたいと思い、映像制作などのお仕事を経験しました。しかし実際にやってみると、ゲームなどの内容が多くあまり興味を持てず…という感じで。
そんな時に出会ったのがスパイスでした。求人を見た時に、事業内容や関わっている領域の広さにとても惹かれて。さらにスパイスなら、自分の中での必須条件だった「在宅で仕事ができること」を叶えられる。そうした理由から、はじめは業務委託としてスパイスでのお仕事を始めました。
このメンバーとだったら大丈夫。スパイスだからこそ、東京と京都の距離を忘れて働ける。
ー 一度はフリーランスになった後、社員としてフルリモートで勤務することに不安はありませんでしたか?
在宅で仕事ができれば業務形態にあまりこだわりはなかったのですが、息子がいて思うように時間がとれないところがあり、チームの方々の負担にならないかという気持ちはありました。
一方、正社員として働く前から、業務委託としてスパイスのメンバーと仕事をする中で、コミュニケーションの取りやすさやチーム一丸となってクライアントの問題を解決しようとする姿勢に好感を持っていました。そのため、「このメンバーとだったら大丈夫」という確信がありましたね。
スパイスファクトリーのメンバーは、改善点を共有したり、 それぞれ勉強したり、ナレッジを共有し合ったりが自然に行われているので日々刺激があります。また、代表の高木がデザインやエンジニアリング・ビジネスに幅広く精通しており、それぞれの重要性を理解しているからこそ、チームで仕事をしていて心強く感じますね。デザイナーとして、「デザインは適当でいいよ」なんて言われると悲しくなってしまいますから。
社員になったことで責任が重くなった部分もありますが、より上流から案件に関わる機会も増えやりがいを感じています。
ー 実際にフルリモートで働いてみてどのような印象を受けましたか?
普段は京都からフルリモートで仕事をしているのですが、距離はほとんど感じていません。社内で使用しているメッセージツールの中に、Twitterのように自由につぶやくことができる個人それぞれの分報チャンネルがあって。それを覗くと、働く人の人となりが見えて面白いですね。離れていてもメンバーを近くに感じられるんです。slackのやりとりで面白さを競う文化も大好きです。
また、遠方なので中々参加はできないのですが、社内サークルやチームランチの文化があるところも良いなと思っています。
さらには、自分のタイミングで自由に休憩がとれる自由休憩制度があるので、仕事の合間に家事やちょっとした用事をすませることができてとても助かっています。
ー 子育てと両立する上で課題を感じることはありますか?
コアタイムなしのフルフレックスで働いているのですが、夕方など忙しい時間帯はMTGを避けるなどチームメンバーが色々と気を遣ってくれるので、ある程度ルーティンはできてきたかなと思います。
ただ、休憩時間であってもついslackを気にしてしまい良くも悪くもオンオフ切り替えにくいところや、MTGが続いて息子の宿題を見る時間がなかなかとれないことには正直課題を感じています。
デザイナーのキャリアを諦めずに、どうやって子どもと向き合っていくべきかというのは、今後も自分自身で考え続ける大きな課題だと思っています。
ー なるほど…フルフレックスであってもお子さんとの時間を作るのは大変なんですね。チームが色々と配慮してくれるとのことでしたが、一緒に働くメンバーについてはどのような印象をもっていますか?
スパイスのメンバーは、本当にあたたかいです。
スパイスにはコミュニケーションをとってお互いのナレッジを共有しあったり、チーム全体で成果物の振り返りを行ったりする文化があります。相手の意見をを頭ごなしに否定するのではなく、「どうしたら問題を解決できるのか」をチームとして一緒に悩み、共に成長していこうという気持ちをもっている方が多いように思います。
仕事と育児を両立しながら、デザインで社会に貢献し続ける。
ー お仕事をする上でのやりがいは何ですか?
様々なジャンルの案件、クライアントに出会えることです。デザインで貢献できることは喜びですし、自分自身の成長にも繋がっていると思います。特にSocial Good(社会貢献性の高い)な案件の時は、商品や企業の理念に共感することができ、やりがいを感じます。
また、思ってもみなかったところで好きな分野の制作に関わる機会があったり、上流の工程からクライアントと対等な関係で物事を考え、進めていけるのでとても充実しています。
ー 最後に、今後の目標を教えてください。
一生学び続けていきたいです。
デザインやUIUXはもちろんですが、スパイスにはエンジニアやマーケターなど多様なバックグラウンドをもつメンバーが揃っているので、お互いに知見を交換しながらスキルを高め、チームに貢献していきたいです。
また、仕事と両立しながらどうやって子供との時間を作っていくかについてもこれからスパイスで模索していけたら、と思います。
ーありがとうございます。フルフレックス・フルリモートという新たな働き方の中で、仕事にも育児にも全力投球する山内さんの姿がとても魅力的でした。
今回のストーリーは、仕事も育児も妥協せずデザインで社会貢献を目指す山内へのインタビューでした。
スパイスファクトリーは革新の触媒の一員として、世の中を良くしていきたいとお考えの方からのご応募をお待ちしております。
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