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【代表インタビュー】変化を追い風に。改めて、スペースシェアは面白い

こんにちは! スペースマーケット PX&Cultureチームの倉橋です。
最近弊社に興味をお持ちいただいた皆さまとお話する中で、よくよく聞かれる質問がこちら。

「ぶっちゃけコロナによるダメージってどうなんですか?」
「今後の事業展開の方向性は?」

そうですよね、みなさま気になりますよね。
ということで!本日はこの二大質問を、代表の重松にぶつけてみました!

コロナ禍で生まれた新たなニーズ

まず、コロナの影響についてですが、今年に入ってほとんどが緊急事態宣言という状況の中、おかげさまでコロナ前の2019年との比較でも+40%以上の成長をすることができています。成長を支えるのは、スペースシェアプラットフォームにおける1〜4名程度での少人数利用や地方利用の広がりです。
正直昨年の状況がずっと続くとどうなるか…と思うこともありました。ですが、場所を使って何かを為すということは人間にとって重要な営みであり、底堅いニーズがあると改めて感じましたね。

イベントやパーティー利用は大きな支柱でした。しかし、ある意味強制的に変化を迫られる中、新たなニーズを汲み取り、各チームがそれぞれのポジションからサービスに落とし込んでくれたからこそ、進化を遂げることができたと思います。

創業当時、このようなニーズの変化は想定外でした。2014年頃は「テレワーク」という言葉ですら、全然メジャーではなかったですからね。オフサイトミーティングや大箱の遊休資産活用がスイートスポットだと考えていましたが、今は比較的小さなスペースやボックス単位のスペースが人気があります。プラットフォームの根幹や仕組みは変わりませんが、提供価値は時代に応じて変化し広がっているんです。

メルカリやココナラなどのプラットフォームも同じように様々な用途があり、様々な需要をキャッチして拡大しているサービスだと思います。ユーザーデータやインタビューを通じてゲストの動きやトレンドを読み取る。それを型化することで、スペースのホストや、ひいては社会に還元していくというのは面白いですよ。

多様化するライフスタイルを支えるインフラに

事業が目指す先は、コロナ前も今も大きくは変わっていません。日本の人口減少、高齢化はもともと避けられないメガトレンドです。そして増加する空き家問題、全国に遊休資産が溢れていくでしょう。この資産をどう活かしていくのか、スペースマーケットでその解決の一助を担いたいと思っています。

マルチハビテーションは国策として進めていかないと、地方のヒト・カネの流れがなくなってしまいます。オンラインの普及により、そのような多様性のある暮らし方を当たり前にしていく土台作りも、場所・スペースの視点から支えていきたいです。

また、人口が減るということはより効率的に働く必要が出てきます。テレワークやオンラインが浸透してきたことによる一つのいいことは、昭和時代の負の遺産が自然と淘汰されていることだと思うんですよね。無駄な飲み会が減り、オンラインミーティングの導入で移動時間も削減され、生産性のない仕事が見直されていく。労働のダイバーシティが広がることで、いいサービスやいいインフラを提供できる時代になってきたと思います。

効率化が進めば、余暇が増えるはずです。週休3日制が導入されたり、コリビング、多拠点生活などが浸透する中で、生活の中心は仕事だったのが、地域や趣味などプライベートや志ベースで集まるようになってきています。旧来のローカリズムではなく、ポジティブな意味でのローカルコミュニティが生まれていく。スペースシェアは、そのような新たなつながりをサポートするインフラにもなっていく可能性を感じています。

スペースマーケットのホスト・ゲストには、学生もいれば、ビジネスマンもいますし、主婦や、高齢者の方もいて、都市部の方も、地方の方もいる。それぞれがそれぞれのライフスタイルに合わせて、場所の貸し借りを行っているので、利用用途も幅広い。この「多様性」は今後の一つのキーワードです。

スペースシェアの経済圏を確立する

不動産というレガシーで巨大な市場に、これまではなかった時間単位で小分けにしてシェアするという概念を投下する。すると沢山の可能性が生まれ、清掃や運営代行、飲食デリバリーにスマートロックなどの周辺ビジネスが生まれていく。プラットフォームに関わる人が増えれば、その分の新たな雇用が生み出される。自社でやるのか、はたまたM&Aや出資をするのか手段は様々ですが、スペースマーケットという一つのプラットフォームを起点に、スペースシェアの経済圏を広げるアクションをどんどん仕掛けていきたいと思っています。

そのためには、新たなテクノロジーを積極的に取り入れることも必要です。技術の力でより適したマッチングを生みだすことはもちろん、ホストの保守管理を円滑容易にし、ゲストの利用体験をより向上させる。スマートロックや顔認証技術、AIなどの活用で新たな世界を作るチャレンジもしていきます。

また、スペース体験、スペースの価値はより広がって行くと思います。例えば現在OPENしている、TBSドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」とのコラボスペース。最適化されすぎている広告ではない、オンラインでは届かない価値をスペースから届ける。セレンディピティ型の体験でプロモーションにつなげていく媒体としてなど、スペースの新たな活用も提案していきます。

目指すは自走するプロフェッショナル集団

そういったチャレンジをしていくためにも、スペースマーケットは全員でプロフェッショナル集団を目指して行きたいと思っています。大切にしてもらいたい心構えの一つは、お金をもらうから働く、ではなく、価値を提供するからお金が得られる、という本来の順序を忘れないこと。

人生100年時代、7〜80歳まで働くようになる中で、20-30代の早い段階でいかに成長しスキルを身につけられるかどうかは非常に重要になります。シニアになってから全然成長できておらず居場所が無い…なんてことにはならないよう、成長機会を自らどんどん掴み取れる人財になっていただきたいですね。そのためにも、会社としては新規事業の創出や、M&Aなどを行って新しいポストを作り、非連続な成長が得られる体制をつくりたいと考えています。

自走できるプロフェッショナルの基準を担保した上で、社員の多様な生き方も尊重できるように体制を整えています。出社に関しては、リモートワークのメリットは十分に活かします。とはいえリアルで得られる価値も大きくあるので、週1〜2回は顔を合わせるといったハイブリッド型を継続していく予定です。それを実現できるのはFace to Faceの信頼関係がある方、というのが前提にあるので、その信頼関係をいかに作っていくかは重要になりますね。ステークホルダーの中でも、VISIONの達成を目指して一緒に走ってくれるメンバーは本当に大切な存在です。育児や介護など個々のライフステージの変化があった時にも、支え合い、尊重していける組織でありたいとも思っています。

現在、スペースの掲載数は16,000件を超えました。が、まだまだ認知も低い、利用者も限定的で、場所の数も全然足りていません。日本にコンビニが6万件、美容室が15万件。これぐらいあると、どこにでも簡単に借りられるスペースがあるなと言う感覚になっていくはずです。至るところにスペースがあり、個々人のタイミングでニーズに応じてスペースを利用できる。そんな「スペースシェアがあたりまえな世界」を、誇れるプロフェッショナルなメンバーと一緒に創っていきたいですね。

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