こんにちは!柴田屋ホールディングス・広報の大貫です。
前回より、日々飲食店様にお酒の提案をする柴田屋酒店営業部の平田さんを紹介しています。
あるお酒との出会いで酒類業界に進むことを決めた平田さん。営業になるに向けてソムリエの資格取得にも挑戦しました。
平田係長はソムリエの資格を持っていますが、どの段階で取得したのでしょう。
入社一年目の冬に、柴田屋が主催する「ソムリエ試験対策講座」に参加し、二年目の秋、営業へ異動した直後に合格しました。お客様のご繁盛に貢献するためには、お客様以上に商品知識がなければ提案もできませんし、ソムリエという資格は、信頼にも繋がると思っていたので、やはり取得してよかったと実感しています。
試験合格後、今度はご自身の知識と経験を活かし、ソムリエを目指している社員向けに勉強会を開いてくれましたよね。別に会社から指示された訳ではなく、自身の負担にもなるにも関わらず、なぜでしょう?
私自身、ソムリエに合格したことで違う世界が見えてきましたので、「合格してよかった」と心底思っています。営業に出ても、同じ提案内容でも資格のあるなしでお客さまの反応が全く違いますので、ぜひみんなにも合格してもらいたい、合格した喜びを味わってほしい、そんな想いからはじめました。
資格を取る前後で何か変わったことはありますか?
合格するには、かなりの努力が必要です。平日は、休憩時間を使ったり、睡眠時間を削ってまで時間を絞り出し勉強しました。休みの日も、朝から一日中テキストを読み込んだり過去問題を解いていましたね。大変でしたが、勉強をやり切り、合格を勝ち取ったことで「やればできる」という自信も付きました。今は、合格の先に広がっている、次のステップや新たな学びが楽しみですね。資格は取って終わりではなく、自分の可能性を広げるスタートだと思います。
営業として3年が経過した今、仕事のやりがいをどのようなところで感じますか?
やはり、お客様からの「ありがとう」が、一番嬉しいですね。卸という立場上、エンドユーザーと繋がることが滅多にない中で、お店の方から“あの商品、お客様から人気だよ!”とフィードバックをいただけると、そのお店のお客様とも繋がれたような気がして、やりがいを感じます。
また、柴田屋直輸入のワインは、実際に私も産地にも訪れていますし、生産者様がプロモーションで来日された際に、勉強会なども開いていただいています。こういった経験を通じて得た知識や情報が、私を介して飲食店のスタッフさん、さらにはお店を利用されるお客様にも伝わる。自分自身が生産者と消費者を繋ぐ役割を担うことで、「お酒の素晴らしさを伝える」「人と人とをお酒で繋げている」という、自分が実現させたかったことができていると実感します。
一方、苦労もありますよね?
もちろんあります。卸は生産者とエンドユーザーまでの繋がりを広げられる特性がある反面、逆に狭めてしまうこともあります。というのも、すばらしい商品があったとしても、その魅力を伝えきれず採用されないなんてこともあり、すごくもどかしく感じますし、自分の未熟さを痛感しますね・・・。
資格取得の大切さを身をもって感じたことから、社内勉強会を自主的に開いてくれた平田さん。そんな彼は、お客様からも社員からも厚い信頼を寄せられています。次回ラストは、お客様との忘れられないエピソード、この先に描く夢を教えていただきます。