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「デジタルアーカイブ利活用」キャリア教育プログラムを公開します! ~「地域課題解決型インターンシップ」実施レポート~

皆さんこんにちは!誠勝の最上です。

今回は当社が研究を重ねてきた「デジタルアーカイブ利活用」キャリア教育プログラムを実施レポートとともに公開したいと思います!

当社は7月1日に下記記事を配信し、行き過ぎた「早期選考」型のインターンシップではなく、「デジタルアーキビスト育成」という社会性あるキャリア教育として機能させる必要性を述べました。

▼詳細ストーリー記事はこちら

【地域人材育成課題】なぜ王道インターンシップは「欧米型」と呼ばれるのか?〜教育者としてデジタルアーキビストを育てる意義〜

地域を巻き込み、デジタルアーカイブを利活用した課題解決型のインターンシップが、実際にどのように実施されたのかーー今回はその一端を公開していきたいと思います!

目次

  • 奈良県インターンシップへの参画

  • 「デジタルアーカイブ利活用」キャリア教育プログラム実施内容

  • -- テーマ「デジタルアーカイブ利活用で、地域・社会に新たな価値を創る」

  • --奈良県インターンシップ実施の様子(写真)

  • インターンシップ統括からの振り返りコメント

  • ー 取締役・上級デジタルアーキビスト 寳德真大 より

  • ー 代表取締役社長 山本大視より

奈良県インターンシップへの参画

(出所)株式会社誠勝「奈良県主催「サマーインターンシップ・キャリア教育 in 奈良」に参画します」PRTIMES, 2024年5月31日, https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000031.000015316.html, 2024年8月30日参照

誠勝は2024年9月2日(月)〜6日(金)の5日間の日程で、奈良県主催「サマーインターンシップ・キャリア教育 in 奈良(以下:奈良県インターンシップ)」の受入企業として参画し、6名の学生さんにご参加いただきました。

「サマーインターンシップ・キャリア教育 in 奈良」とは
奈良県主催の「サマーインターンシップ・キャリア教育 in 奈良」は、
2024年度以降に卒業予定の学生等(大学生・大学院生・高等専門学校生・短期大学生)
を対象とし、奈良県内の企業・団体等での就業体験を通して、学生の職業観の醸成や
職業選択のミスマッチを防止するとともに、奈良県内就職及び職場定着を促進するため
に実施されるものです。

参考:奈良県主催「サマーインターンシップ・キャリア教育in奈良」より
https://nara-intern-student.com/

「デジタルアーカイブ利活用」キャリア教育プログラム実施内容

-- テーマ「デジタルアーカイブ利活用で、地域・社会に新たな価値を創る」

地域経済分析システム「RESAS」や、国立国会図書館が公開するデジタルアーカイブ「次世代デジタルライブラリー」など、既に多くの利活用可能なデータが公開されています。

しかしこうした「デジタルアーカイブ」から地域や社会に課題を解決し、価値を創るに至った事例は極めて限定的で、いかにデジタルアーカイブを「利活用していくか」について考えなければなりません。

実施した「キャリア教育プログラム」では、RESASを使った地域課題の把握と、その解決策の仮説設定を行い、史資料がデジタル化されるまでの工程を実技演習形式で学ぶとともに、

3日目以降は「岡本敏行自叙伝」を用いて、AI・機械学習ツールも交えて同人物の魅力を各自抽出し、奈良の地域課題解決に繋がる事業企画(展示・ツアー・教育・イベント)などを学生さんそれぞれに考えていただきました。

また2日目の9月3日には、奈良県人材・雇用政策課・運営事務局の株式会社学情の各ご担当者様、最終日の9月6日には、奈良市産業政策課ご担当者様がご来場され、学生さんによる実習・プレゼンの様子をご覧いただきました。

--奈良県インターンシップ実施の様子(写真)

▲(左)インターンシップで実施したことの振り返りをする様子 / (右)最終日に企画プレゼンをする様子


インターンシップ統括からの振り返りコメント

ー 取締役・上級デジタルアーキビスト 寳德真大 より

今回の奈良県インターンシップでは、以下の点を重視して学生さんに取り組んでいただきました。

● AI・機械学習の力を借りながら、特定の人物の自叙伝を読み、限られた時間で人物の魅力をアウトプットすること

● 奈良県との関係が世間に知られていない人物の魅力・価値を、地域資源に変え、「価値を創る」企画を立案すること。

2日目まではスキャン実習も行っていたため、実質最終プレゼンまでは2日半しかありませんでした。正直とても大変なプログラムだったと思いますが、最後まで全員完走できたこと、会社経営者や自治体の皆様の前で臆せずプレゼンテーションできた経験は、今後の糧にしていただきたいと思っています。


ー 代表取締役社長 山本大視より

誠勝は2020年に奈良市と立地協定を結び、2021年2月1日に奈良支店を開設してからおかげさまで約3年半を迎えることができました。

当社は昨年度(2023年度)に初めての奈良県インターンシップを奈良支店にて開催し、2回目となる今回も昨年同様6名の学生の方々にご参加いただきとても嬉しく思います。


今回の奈良県インターンシップでは、デジタルアーカイブの実践的な活用方法を学び、AIや機械学習を使った企業家史の分析から、地域課題解決に繋がる事業企画の作成に至るまで、多くの実践的な経験をしていただいたかと思います。

最終日のプレゼンテーションでは、皆さんが『企業家の功績や人物像をどのように社会に伝えるか』について真摯に取り組んでいただいたからこそ、提案された展示企画やプロモーション戦略は、どれもデジタルアーカイブの可能性を広げるものであり、私たちの業務にとっても新たな刺激となるものでした。

当社は今後の採用活動においては、今回のように実践的な経験を通じて成長した皆さんのような人材を積極的に迎え入れ、共に業界の発展に寄与していきたいと考えています。


当社はこれまで中途採用を中心に行ってきましたが、今年度(2024年度)から2025年卒を対象とした新卒採用を初めて行い、2026年卒の新卒採用募集も既に開始しています。これは決して「青田買い」目的ではなく、Wantedlyならではの「カジュアル面談」を通じて少しでも「デジタルアーカイブ業界」について研究していただくためです。


当社は地域・歴史・伝統・経済(産業)・人物など様々な文化の保存と発展を推し進める活動を行っており、共にこれからの文化の担い手となる人材を迎え入れたいと考えています。

私たちは新卒採用やデジタルアーカイブ事業の成長を通じて、地域と共に歩み続ける企業として、今後も努力を惜しまず、当社のミッションである「“文化を継承するアメーバ”を創る。」を実現していく所存です。

インターンシップに参加いただいた皆さんが今回の経験を糧に、自分自身のキャリアを築きながら、社会に貢献する力を発揮してくれることを心より期待しています。



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