サツドラHD公式note|note
「地域をつなぎ、日本を未来へ。」をコンセプトに掲げるサツドラホールディングス株式会社の公式note。日々取り組んでいることや想い、将来のビジョンなどサツドラグループのヒト・モノ・コトに込められた想いを、サツドラグループで働く皆で発信しています。
https://note.com/note_satudorahd/
※ こちらの記事はサツドラHD公式noteより転載したものとなります。
こんにちは!
今回はサツドラで管理栄養士として働いている大泉さんに『サツドラ管理栄養士』について話をお伺いしました!是非、最後までご覧ください!
管理栄養士
栄養学の専門知識を持って個人の健康状態や栄養状態を評価し、健康な人だけでなく「傷病者」や「特別な配慮の必要な人※」への栄養指導など食事に関するアドバイスなどを行う専門職のこと
※高齢者の嚥下食などが必要な人など
ドラッグストア事業本部 大泉(おおいずみ)さん
管理栄養士として、複数の福祉施設や北海道内外の病院に勤務。2020年よりサツドラに入社し、管理栄養士教育やイベントの企画運営などを担当。2021年には協会けんぽ北海道支部より委託を受け、特定保健指導を社内に導入・実施。現在は病院や地域における連携業務を管理栄養士の立場から行っている。
また管理栄養士同士のつながりを強化したいという想いから2022年、北海道内の管理栄養士とともに「北海道調剤薬局&ドラッグストア栄養連携の会」(以下、「h-PDD」)を設立。
谷村:さっそくですが大泉さん、管理栄養士はどんな仕事をしているのでしょうか?
大泉さん:逆に「栄養士・管理栄養士」と聞いて思い浮かぶイメージはありますか?
谷村:病院や学校に勤めていて患者さまや生徒の栄養を管理する、あとお料理上手って感じがします(笑)
大泉さん:私も職業を聞かれて「管理栄養士です」と答えると、レシピを教えてくださいと言われることも多いので、世の中のイメージは「食事に詳しい、お料理上手な人」でしょうか(笑)
実は専門知識を活かして病院や学校、福祉施設だけではなくドラッグストアや調剤薬局に勤める栄養士の配置がすすんでいるんです。
谷村:サツドラHD公式note内でも今年5月に、ドラッグストア勤務の管理栄養士へ店舗での業務や今後の目標などのインタビュー記事を配信しました。サツドラでも多くの管理栄養士の方が活躍されていますよね!
▼詳しくはこちらから
大泉さん:そうなんです。記事で紹介されてるクドウさん以外にも、サツドラ店舗や調剤薬局にはなんと約40名の管理栄養士が勤務して、以下の写真のように業務としてお客さまや患者さまと接しています。
サツドラ店舗で栄養相談を行う様子
サツドラ薬局で測定サポートする様子
大泉さん:ですが、サツドラの管理栄養士の業務は店舗で行うだけではないんです!
ここからは2023年7月に札幌市内3カ所 別日にて『カラダ&栄養まるっと測定会』を開催した取り組みについてご紹介します♪
谷村:まず初めに、イベントの内容について教えていただけますか?
大泉さん:『カラダ&栄養まるっと測定会』は地域の一般市民を対象に行いました。目的は自分の体や健康に関心を持ち、栄養を含む健康づくり全般について気づいてもらうこと。管理栄養士が栄養相談を実施したり、測定機器で野菜摂取量、糖化度、血管年齢、骨の健康度、握力などの測定を行うイベントでした。
※こちらのイベントは全日程終了しています※
谷村:なかなか測定する機会がない機器もあったと思うのですが、参加された方の反応はいかがでしたか?
大泉さん:10代から90代以上の方まで幅広い年代の方に体験していただきました。血管年齢の測定をされている方には「実年齢よりも20歳も若い」と喜ばれたり、逆に「うわー、測定結果が20歳も年上に表示された」と残念がる方など結果を見た反応もそれぞれでした。
アンケートにもご協力いただいた方へ栄養補助食品などのサンプルをお渡ししたのですが、その際には「手軽に栄養が摂れる商品がドラッグストアや調剤薬局で買えるんですね。今日サツドラに寄って見てみます」とおっしゃっていただきました!また、調剤薬局やドラッグストアにも管理栄養士がいることをお伝えした際には「サツドラの〇〇店に管理栄養士さんがいるんだね、今度行くよ」などと反応してくださる方もいて、沢山の方と直接お話しするとてもよい機会になりました。予想以上に近隣住民の方が多く来場されて、予定していたサンプルが足りなくなる会場もあるなど、終始熱気むんむんでした!笑
大泉さん:自分の健康状態を知るために健康診断を受けたりしますが、もっと詳細な検査になると人間ドッグを受診するなどちょっとハードルが高く、億劫になりがちですよね。未病や予防の段階でこのようなイベントに参加したことが自分の健康や食事内容などと向き合うきっかけになるといいな、と思います。
谷村:普段サツドラ店舗や調剤薬局でも管理栄養士が同じようなサポートを行っているのですか?
大泉さん:調剤薬局にも「管理栄養士在籍しております。お気軽にお声がけください」と掲示しているのですが、まだまだ多くの方に認知していただけていないということもあり、今回の『カラダ&栄養まるっと測定会』でドラッグストアや調剤薬局に管理栄養士がいることを知っていただけたのはとてもよい機会になったと思います。
イベントに参加してくださったお客さまが店頭に管理栄養士がいることを知り
後日ご来店してくださいました!
管理栄養士在籍時
サツドラ薬局で掲示しているポスター
谷村:とても有意義なイベントだったということですが、そもそもどのような流れでサツドラ管理栄養士が『カラダ&栄養まるっと測定会』に参加することになったのでしょうか?
大泉さん:実はこのイベント、私自身が北海道内の管理栄養士と協力して立ち上げたh-PDDが主催しているんです。このh-PDDは、
・北海道の調剤薬局・ドラッグストアに勤務する管理栄養士・栄養士が、情報交換と相互の連携を図ること
・共に学び、発展することで地域住民への栄養ケアを推進し、QOL向上に寄与すること
を目的としており、「サツドラ管理栄養士も他企業の管理栄養士との連携を強化してもらえれば」という希望と「地域住民が健康で長生きできるようにサポートする現場を他の管理栄養士にも体験してもらいたいな」という思いから、上長に協力をお願いしサツドラとしても参加することになりました!
谷村:h-PDDメンバーとしても、サツドラ管理栄養士としても企業の垣根を越えて管理栄養士や栄養士の連携を強めていきたいということですが、それはどうしてですか?
大泉さん:私が病院に勤めていた時のエピソードなのですが、退院した患者さまが1ヶ月後の栄養指導でお会いしたら、体重が激減してしまっていたことがありました。入院中には毎日食事摂取量を確認するため病室でお会いできていた患者さまと管理栄養士(私)が、退院後関われなかったことも原因にあるのではないか、と振り返りました。
そのような体験から、退院後家に帰ってからの食事に関する患者様の不安や疑問には、病院に勤務しているとなかなか対応することは難しいな、と思ったんです。そこで、病院・福祉・在宅で関わる私たちドラッグストアや調剤薬局に勤務する管理栄養士が密に繋がって患者さまをサポートできる環境をつくる必要があるのではないかと感じました。
谷村:1人の管理栄養士が1人の患者さまをサポートするのではなく、様々な職域(病院・福祉・在宅)が連携して、複数の管理栄養士が1人の患者さまをサポートができるような環境を目指しているのですね!
大泉さん:実現したいです!病院・施設・在宅どこでも管理栄養士を頼りやすい、相談してくれる環境になると良いな、と思っています。
谷村:最後にサツドラの管理栄養士として、読者の方に伝えたいことはありますか?
大泉さん:今回はサツドラ管理栄養士について『カラダ&栄養まるっと測定会』を中心にご紹介しましたが、このイベントだけではなく2022年10月幕別町で行われた『十勝EZOCAフェス』や2023年9月に札幌市内で行われた『さとらんどアグリフェスティバル』などでも店舗を飛び出したサツドラ管理栄養士が地域住民の健康をサポートさせていただいています!
ドラッグストアや調剤薬局は、日常生活に根ざして数多く存在し、地域住民に親しみやすく身近な場所です。北海道民の皆さんが、健康で、そして元気に過ごせるよう、サツドラの経営理念である「健康で明るい社会の実現に貢献する」ことを管理栄養士としてサポートしていきたいと思っています。管理栄養士配置店舗へご来店いただいた際には、お気軽にお声がけください♪
本当に最後に…
管理栄養士は調理師ではありませんが、お料理上手な管理栄養士もたくさんいます。サツドラ内で探してみてくださいね!
―ありがとうございました!
サツドラでは現在、札幌市を含んだ道央エリア以外にも道南エリアに4名、道北に2名、道東に4名と全道に管理栄養士を配置しています!
「管理栄養士」バッチが目印になっていますので、是非探して声をかけてみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました!