現在、エンジニア、デザイナーの人材を募集している弊社のメディア事業についての詳細を伺いたく、今回、ロゾパンサン広報の家弓が、代表の上原に今開発しているメディアについて、そして今後のメディア事業の展開について話を伺いました。
上原 英暢(かんばる ひでのぶ)
株式会社Roseau Pensant 代表取締役
福岡県北九州市出身 早稲田大学卒業
インターネット広告会社へ入社し、企業へのマーケティング支援を経験。第一線を激走していたが、自己の成長と将来の起業のためにはユニークなブランドとコンテンツ作りの経験が必要だと考え、周囲の解せない様子をよそに全くの異業種にチャレンジングな転職をし、2009年から世界的に著名なLe Baronのコミュニケーションディレクターとして、CartierやPUMA、Dom Pérignon、東京ファッションウィーク、東京国際映画祭などの有名ブランドや団体からアンダーグラウンドなものまで、パーティーやイベントの企画立案から制作、PR、アーティストのブッキングなど幅広く担当し、非日常的な“大人の社交場”を数多く創り出す。20歳の頃に設定した30歳で起業するという(運良く) 目論見通り、2012年12月12日に企業へのデジタル領域におけるマーケティング支援をメイン事業とする株式会社Roseau Pensantを設立し、代表取締役に就任。40歳までのやりたいことがビジネスサイドではいろいろ有り過ぎて困っているが、個人としては「50か国以上旅をしたい(今年で30か国達成予定)」「サッカークラブのオーナーになりたい」がある。
まず、今開発しているメディアについて、どういったメディアを開発しているのか教えていただけますか?
グローバルに展開できる旅行メディアを作っています。Expedia(https://www.expedia.co.jp)やTripAdvisor(https://www.tripadvisor.jp)のようなメディアです。
ただ、例に挙げたメディアくらいの規模の開発はすぐには当然出来ないのと、まずは狭い領域で優位性を生み出し評価を得るべきだという考えから、初期のメインターゲットを訪日外国人旅行者と設定し、そのターゲット向けの旅行メディアを作っています。
メディアの名称を教えていただけますか?また、その由来や意味なども教えてください。
名前は『THE GATE(ザ ゲート)』です。海外へ飛行機で行く際、空港の出発ゲート、搭乗ゲートを通って飛行機に乗り海外に行くと思いますが、あのイメージです。我々が作ったメディアを通して人々が海外へ旅立つ、我々のメディアが旅への門(ゲート)となるという意味を込めています。あと、旅前も旅中も旅後も使えるメディアにしたいです。そして広い意味で、国を跨ぐ際の入口を我々のメディアで作っていきたいと考えています。
「広い意味」とはどういう意味ですか?
広い意味とは、ゆくゆくは旅行だけでない他のジャンルにおいても、このメディアが入口としての役割を果たせるようになりたいと思っています。例えば、求人関連や住宅関連などのコンテンツを増やしていき、海外での衣食住や仕事に関する情報を探す際の入口ともなるようなメディアに育てていきたいと考えています。
ローンチの時期と、具体的にどういったコンテンツを兼ね備えたメディアなのか、特徴なども教えてください。
ローンチは今年の夏から秋の間を予定しています。ローンチ後、サービスのグロースを進めていきつつ、アプリも開発していきたいと思っています。
主に『情報』『商品』『機能』の3本柱でのコンテンツで成り立ち、人の行動を導くメディアにしていきたいです。
3本柱について、『情報』からもう少し詳細を教えていただけますか?
日本の観光資源を中心に日本に関する様々な情報をオリジナルで作成し、複数言語で発信していきます。複数言語ですので、制作スキームの構築に少し時間を要することを想定していますが、リソースの確保とそのリソースにあった制作スピード・量を実現できる体制を作りながらクオリティーを高めていき、そして観光施設などの基本的な情報だけでなくユニークな情報も盛り込んでいきたいと考えています。
実現したいこと盛り沢山です!
ユニークな情報で言うと、例えば清水寺のオフィシャルインスタグラム(https://www.instagram.com/feel_kiyomizudera/)は普段あまり目にすることがない僧侶たちの活動や行儀などのシーン(写真)を積極的にアップしていて非常に面白いのですが、あのように日本の伝統的なヒト・モノ・コトの裏側にスポットを当ててテキストも含めて記事として見える化したり、日本の寺院などの伝統建築の部位の名称や特徴、職人が作っている様子など、日本人もあまり知らないような情報を取り上げていきたいです。
また、地方の名産、名物なんかもヒト・モノ・コトの観点でも取り上げていきたいです。
言語に関しては、現在は「日本語」「英語」「中国語」「韓国語」「フランス語」で作っているのですが、近いうちに「スペイン語」「タイ語」も加えたいと思っています。
なるほど。確かに、テレビ朝日の番組『世界が驚いたニッポン! スゴ~イデスネ!!視察団(http://www.tv-asahi.co.jp/shisatsudan/)』みたいに、外国人から見た日本のスゴイところを複数言語で記事化していったら、めちゃくちゃ面白そうですね!訪日外国人だけでなく、日本人から見ても面白いと思います。次に、『商品』についても教えていただけますか?
『商品』に関しては、ツアーなど旅行プランの販売、ホテルや飛行機チケットの予約、体験型施設・イベントのチケット販売などを『THE GATE』でやりたいと思っています。
当社は旅行代理業の資格を持っているため、自社で旅行の企画をプランニングし、仕入れ、そして販売することが出来ます。
そのため、『商品』は他の旅行会社などから仕入れたものと、オリジナルで造成したものとの2種類を販売していく予定です。
オリジナル商品に関しては、例えばマグロ漁船に乗ったり、滝に打たれたり、寺に宿泊したりと、一般的ではない外国人に体験してほしいユニークな商品を造成していきたいと考えています。
なるほど。面白そうですね!『機能』についても教えていただけますか?
『機能』に関しては、既にいろいろなアイデアがあるのですが、どれも開発に時間を要するのと今の段階ではまだ披露できる状態でないので、今後を楽しみにしていてください!
ただ、『情報』や『商品』は基本的には訪日外国人旅行者向けに作成していきますが、『機能』は訪日外国人に限らない旅行者全般が利用できるものを作る予定ですので、その『機能』がユーザーから評価を得ていくと、『機能』を軸にして我々が作っている『THE GATE』を、訪日外国人旅行者だけでなく世界中の旅行者向けのメディアへと成長させることが出来ると考えています。
『THE GATE』の近い将来での目標を教えてください。
東京オリンピックがある2020年までに、日本で1番訪日外国人旅行者に利用されるメディアになることを目指しています。
また、旅系の動画コンテンツもアップしていきたいです。所さんの『ダーツの旅』みたいな動画、あるいは『世界の果てまでイッテQ!』みたいな動画、『世界ふれあい街歩き』みたいな動画を自分たちで制作し、その動画内に出てくる場所やイベントについての旅行プランを動画と連動させながらメディア内で販売するような仕組みを作りたいと考えています。
いいですね!ワクワクします。メディア事業としては『THE GATE』以外もお考えですか?
はい。現在、当社は企業へデジタル領域を軸にマーケティングソリューションを提供している事業が主です。
その事業はその事業で、向こう5年以内に世界へ出ていくくらいに成長したいと考えていますが、それと併せて『THE GATE』を軸にメディアカンパニーとしても成長したいと考えています。
ファッション関連のメディアや、求人メディア、動画メディアなど、構想自体はいろいろありますので、タイミングを見ながら新たな取り組みも始めていきたいです。
当社は「価値の創造と提供により、“人が行動する機会”を世界で最も創り出す企業となる」というビジョンを持っています。マーケティング支援事業においても、メディア事業においても、他にはない価値を“人”へ提供出来る会社となれるよう、今後も皆で精進していきたいです。
楽しみですね。最後に、今後どのような方がこのプロジェクトに加わってほしいと思っていますか?
当社はザ スタートアップ企業です。これまで全事業ゼロから作ってきました。
そして、現在、マーケティング支援事業においては高い競合優勢性がある状態にまで成長することができています。
このメディア事業においても高い志を抱いて取り組んでいますので、ゼロから何かを作り出したい、新しい価値を世の中に提供したい、悪戦苦労しながらも力強く成長していきたい、新規事業を先頭に立って引っ張っていきたいといった志ある方にジョインしていただきたいと思っています。
是非、お待ちしています!
なるほど。私もそういう志ある方とご一緒に仕事できれば、ワクワク感がもっと増して素敵だなと思いますし、いい刺激になると思います。ありがとうございました!