2022年合宿テーマは「事業創造」。幹部候補生全員で創る"リジョブの第3フェーズ"。 | REJOB Blog
みなさま、こんにちは!リジョブの藤森です。私は新卒入社5年目となりますが、入社当時から経営幹部候補として様々なことに挑戦をさせていただいています!リジョブでは、毎年恒例 経営陣と経営幹部候補メン...
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こんにちは!学生のみなさま、今年の夏はサマーインターンに参加しましたか?
リジョブでは、初開催となる「過疎地域のリアルな課題に切り込む 1泊2日のビジネス合宿」を実施し、参加者の学生さんたちと最高の夏を過ごしたので、レポートさせていただきます!私は、合宿全体のフォローとして、現地で参加をさせていただきました!(好評だったので、第二弾を実施することも検討中!)
今回は、社会課題解決に関心がある方・社会的に大きなインパクトがある事業を創りたい方・人の役に立つことを追求したい方などに向けて、圧倒的成長ができる"実践型インターン"として開催しました!
本インターンで身につくことは、ずばり下記です!
①ビジネスに本気で向き合い、ビジネスセンス・実行力を身に着けられる
②仲間に本気で向き合い、課題解決を目的としたチームづくりを学べる
③人生やキャリアにとって重要な軸を見つける原体験ができる
こちらのブログで、一体どんなインターンだったのか?という全容をお伝えしますので、ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです♪
今回のサマーインターンのゴールは、「過疎地域の現場でビジネスプランを作り上げること」です!
舞台は、神奈川県唯一の過疎地域”真鶴町”。人口約7,000人の小さな港町で、平成2年から平成27年までの25年間の人口減少率は23.52%と、過疎地域に指定される水準(※該当期間の人口減少率が21%以上)を超えています。地元の方々へ課題をヒアリングし課題の特定~ビジネスの立案までを行う2日間。宿泊先は地元の民宿と、個人的には『THE 合宿!』という光景にワクワクしました。
学生団体で積極的に活動をしている方、在学中に起業をしている方、離島出身で将来は地元の活性化を志している方など、様々なチャレンジをしている精鋭メンバーが全国各地から8名集いました!(九州や海外の大学の参加者も!)
▼民宿での光景はこのような感じでした♪
ミッションは、真鶴町の「若年層女性人口の減少」という課題に対して、そこにあるニーズを捉えビジネスを立案することです。これは、全国の過疎地域に共通する課題であり、真鶴町は特に若年層女性人口の減少幅が高く、町としても取り組むべき課題として重視していることから、ミッションとして設定しました。
また、今回舞台となった真鶴町はリジョブのサテライトオフィスがある場所で、2020年のサテライト開設当時からの想いもきっかけとなっています。サテライトの開設は、リジョブの経営幹部候補で年に1回行う事業創造合宿で、"地方創生の取り組みとして、首都圏以外の地域の活性化をしたい"という想いを持って、取り組みを進めたことが始まりでした。そのときから、地元の方々と密に接して、現地の課題・ニーズに徹底的に向き合った上で課題解決することを大切にしています。
2022年の幹部候補合宿のブログはこちら♪
▼宿泊先の民宿前で♪
冒頭でもお伝えしましたが、今回のサマーインターンで主に身につくことをそれぞれ簡単にお伝えします♪
どのようなビジネスでも必ず捉えなければならないのが、"顧客のニーズ"です。今回の合宿では、過疎地域が抱える社会課題に対して、現場にあるニーズを一次情報として得て、リアルなペルソナを想定した上でビジネス立案を行います。また、1日目には、ビジネスで課題解決をする考え方やフレームをインプットするところから始めます!
当日使用したフレームを一部ご紹介☆ビジネス立案の素案作りのために用いたビジネスモデルキャンバスはこのようなものでした!
ビジネス化においては、「仮説立て」がなにより重要です。その仮説は確かなのか、何度も検証を繰り返し、確からしいものに近づくことで、顧客の課題やニーズを捉えたビジネスモデルへと精度が上がっていきます。たった2日間でしたが、2チームともいくつもビジネスの素案を作成したので、ご紹介したキャンバスは何枚も書いては書き直されていました。
いいチームからしかいいものは生まれません。また、社会課題など大きな課題と向き合うとき、到底1人の力で解決することは不可能です。そんなときに、チームだからこそ発揮できるパワーが必要です。チームの目的達成に向けてメンバー個々の能力を効果的に発揮し、「個人の集合体(足し算)」ではなく「個人の相乗効果(掛け算)」で成果を生み出せるのが強いチームワークがある、創造的なチームだと考えています。
チームメンバーにとことん向き合う2日間を過ごす中で、「共通認識を持って、議論を前に進めることの大切さを学べたことが一番の収穫だった」という感想を伝えてくれた参加者の方がいました。1日目にとにかく自分の意見をメンバーに伝えることに徹したが、うまくチームの相乗効果を生み出すことができなかったという経験をした彼に対し、運営メンバーが共通認識を持つことなどチーム創りにおいて大切なことを伝えました。そこから気付きを得た彼は、その日の夜から"共通認識"を合言葉に、チームメンバー同士が主体的に歩み寄ることできるようチーム創りに徹したことで、各メンバーと信頼関係が築けていったようです。
▼宿泊先の民宿の目の前は、海!朝はたくさん漁船が停まっていました♪
自身が経験した"原体験"は、就活の軸・人生の軸を考える上での起点になります。実践型インターンシップを通して、参加者自身が今後の人生やキャリアを考える上で大切にしたい軸を見出すきっかけとすることも、今回の大きな提供価値です。
特に現在のコロナ禍世代の大学生は、これまで様々な活動に社会的な制限があったために、少なからず機会を損失する場面もあったかと思います。現場で生の声を聞き、それをもとにビジネス案をつくること、対面でチーム創りを行うことなどを通して、オフラインならではの原体験を得ることができます!
ここからは、写真とともに、2日間で具体的に取り組んだことをお伝えしていきます♪
ビジネス立案の一連のプロセスの中で、このニーズ調査が貴重な経験になったという感想がとても多かったです!ビジネスを創る上で、現場の一次情報からニーズを捉えることはとても重要ですが、学生生活を送っていると、実践の場でこのような経験をすることはなかなかないですよね。
▼ヒアリング中の様子!
ヒアリングに協力いただいたのは、真鶴町に住む女性3名です!真鶴が地元で現在アルバイト勤務をしている方、中学生の頃に神奈川県内の町から真鶴に引っ越しをした現役大学生の2名には、20代女性代表としてヒアリングを実施。六本木など都内のゲーム・IT業界の会社にてバリバリのキャリアウーマンとして勤め上げ、結婚・出産を機会に、真鶴に移住をし人気の地中海レストランを経営する40代女性代表の入江さんには、お二人とは異なった視点から意見を頂戴しました。(入江さんは、リジョブのサテライトオフィスのリーダー的存在でもあります!)
独身で働き盛りの20代女性、家庭を持ちお子さまがおられる40代女性の課題感、それぞれ視点や観点が異なり、生の声をキャッチアップするため、参加学生のみなさんからは前のめりな質問が飛び交いました。
このヒアリングで得た情報をもとに、インタビューした方々をペルソナとして設定し、このあとのビジネス立案を進めていきました!
※入江さんの記事はこちらで紹介していますので、ご興味がある方はぜひ後ほど一読ください♪
▼会議中の様子。真剣な様子ですね‥!
▼地元でケータリングサービスを行っているご夫婦お手製、真鶴町の食材を使った素敵な夕食を食べました♪
1日目のプログラムを終えて、宿泊先の民宿へ。基本的には自由時間になりますが、各チームビジネス案のブラッシュのため、共有スペースに集まりミーティングを行っていました。1日頭を使い行き詰まってきた頃、「真鶴を感じに行こう!」と提案したメンバーの一言をきっかけに夜の海岸に出かけたチームは、その開放的な空間でアイデアが浮かび、チームとして一歩前に進んだみたいです。この夜は、参加者全員で最も密にコミュニケーションを取る機会となり、一気に距離が縮まる時間となりました。
▼共有スペースでのミーティング風景。
私を含めた運営メンバー3名は、元々代表やマネージャーの直下で、新規事業の立ち上げや既存事業のグロースを新卒から叩き上げで行ってきたメンバーだったので、宿泊先でも参加者に近い立ち位置で、自分達の経験を踏まえて様々なビジネス観点を伝えていきました。
▼ビジネス案のブラッシュアップ中の参加学生と運営メンバーKくん。
2日目は、各チームつくり上げたビジネス案のブラッシュアップを行います。それに際し、地方創生ビジネスを行うスタートアップのマネージャーや1日目にヒアリング協力をいただいた方にビジネス案の壁打ちをし、仮設の検証や改善を行っていきました。
▼1日目に考え抜いた案をもとに、現場の知見を得て、ビジネス案の精度を上げます。
2日目朝から午後にかけて、各チームブラッシュアップを重ね、いよいよプレゼンテーション本番。下記のメンバーが今回フィードバックを担当しました!
「ペルソナは僕らだ」というインパクトのある言葉から始まったBチームのプレゼンテーション。今回は、「若年女性人口の減少」という課題に対して、解決策となるビジネスプランを設計する中で、"20代前半の自分たち自身が、このイベントに出会うまで名前すら知らなかった町に来た"という事実に着眼して、真鶴町の伝統的なお祭りに絡めたビジネスプランを発表。
2日間かけて現地の方々から様々な話を聞く中で、日本三大船祭りのひとつとされている貴船神社の例大祭「貴船まつり」の話をキャッチし、 およそ300年以上の歴史を誇るこのお祭りは真鶴町の人たちにとって特別なものであることから、町に根差したものとして構想されたプランでした。
Aチームは、この2日間を通しヒアリングや案のブラッシュアップなどに関わっていただいた一児の母である入江さんをペルソナとして設定し、「真鶴町に住むこどもたちの将来の職業選択肢は狭い傾向にあり、子を持つ母として問題意識を持っている」という課題感に対して、解決策を提案しました。
「若年女性人口の減少」の背景にある町の人たちの困りごとは何か?を追求し、ペルソナにあたる入江さんの課題を深堀することに注力したのがAチーム。こどもの将来を考える母親目線に立って考えたとき、育児に対する不安によって真鶴町から他の町へ人が流出してしまうことを避け、町に移住する人が増えるよう、こどものキャリア選択に関わるビジネス案を発表しました。
2チームとも、現地でニーズを追求したからこそキャッチできた課題やペルソナに対する着眼点について、各フィードバック者からのポジティブな評価コメントがありました。ただ、ビジネスで課題解決を行う上で、課題に対する解決策としての有効性・ビジネスとしての実現可能性や持続可能性といった部分が、今後のチャレンジポイントとして残りました。
・その課題は本当に課題なのか?を疑い、真髄を捉えること
・その解決策は、問題解決に直結するのか/そのインパクトはどの程度か
といったポイントが具体的にフィードバックされ、様々なビジネス観点を参加学生のみなさんには吸収していただきました。フィードバック担当が真剣に評価をした結果、ビジネスの実現可能性としては厳しい評価とはなりましたが、2日間という短い時間の中で参加学生が現地の生の声をもとに、なんとか自分たちなりの解決策を見出したこと自体に、その場にいた全員が胸を熱くしていました。
参加者のみなさんは悔しそうな表情を浮かべているメンバーも多く、「今回の経験を糧に、また同じチームでビジネス立案にチャレンジしたい」という声もあがりました。
▼すべてのプログラムが終了し、真鶴の漁港で…✧︎*。
参加学生のみなさんから嬉しい感想をたくさんいただいたので、一部抜粋してシェアさせていただきます♪
最後に参加学生全員からいただいた言葉を1つ1つ見て、今回大切にした成長ポイントが伝わった実感値を持つことができ、とても嬉しく感じました。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
リジョブが直近予定をしているビジネス創造合宿はこちら★ご興味がある方は、ぜひご参加ください!
24卒・25卒採用中!メンバー一同、一人でも多くの方にお会いできることを楽しみにしています♪