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求人サイトやお客様への提案パンフレットをはじめ、自社採用サイト、時には社内イベント用のパズルだったりと、リジョブの「想い」を具体化する役割を担う、デザインUNITチーム。事業の成長に伴い、現在6名の社内デザイナーが活躍しています。
…今回紹介する寺戸 千晴さんは、中途入社3年目の若手デザイナー。リジョブ介護アプリ等、さまざまなプロジェクトを手掛けている彼女に「デザイナーになったきっかけ」や「仕事で大切にしている事」など、話を聞いてみました。
寺戸 千晴(てらど ちはる:24歳):東京都出身。中学生でデザイナーを志す。デザイン事務所を経て、2019年に中途入社。一つのサービスに長く携わり成長を追えることにやり甲斐を見出す、気鋭のインハウスデザイナー。座右の銘:「為せば成る、為さねば成らぬ何事も」
#「なかなかできるヤツ」だと思っていた中学時代。高校デザイン科で鼻をへし折られました。
はじめまして、デザインUNITの寺戸です。デザイナー歴7年目、リジョブ歴はちょうど2年になります。両親が共働きかつ一人っ子で、小さな頃から「なんで鳥は飛ぶんだろう?」など、空を眺めて色々なことを考えるのが日常でした。
私は立川市の「少々荒れていた中学校」の出身です。勉強熱心だったり、美術が得意なクラスメイトが少ない環境だったので、努力次第でみるみるランクアップ。作文や絵など、好きなことで校内表彰される度に「自分はなかなか、できるヤツなんじゃないか?!」と、恥ずかしながら、かなり高めに自分を見積もっていました。
※中学時代の作品です!
そんな私がデザイナーを目指したきっかけは、中学校の先生やクラスメイトに授業のノートを「寺戸ちゃんのノート、すごく綺麗にまとまっていて、分かりやすいね」と誉められたことです。以来、「複雑な情報を、いかに分かりやすく視覚で伝えられるか」が、自分のデザインの肝になっています。
その後、「自分の好き・得意を活かせて、面白いことが出来そうな学校」として都立高校のデザイン科へ進学しました。ところが、高校ではデザイン科なので当然、みんな絵が描けるなんて当たり前。とんでもなく上手い人に囲まれ「なかなかできる自分」は音を立てて崩れました(笑)
#高1で目指したのは、優秀さ以上に「誰かの役に立つ」デザイナーです。
まわりみんながデザイナー志望、という環境下で比較されたとき、「この先自分はどこで人から認められればいいんだろう?」と、精一杯考えました。クラスのno1になりたい訳じゃないし、そこで一番になったとしても、世界一になるのは難しいですよね。
※高校時代の作品。文化祭プログラムの表紙絵です!
初めこそ、優秀なクラスメイトと比較して「まだまだ足らない」と自分を奮い立たせていましたが、「優秀さの順番」を気にする限り、これはきりがないなとマインドを切り替えたんです。そこでデザイナーを目指したきっかけ「ノートまとめを誉められたこと」に立ち返り、「優秀さ」から、「どれだけ多くの人の役に立つデザイナーになるか」をなりたい自分の主軸に置きました。
その後、美大見学を経て、学び続ける以上に「社会に出て、デザイナーとして"役に立つ”ことを実践したい」と、アートディレクションやグラフィックデザインを行う総合デザイン事務所へ就職しました。
この時、まだ「役に立つ」の答えは見えませんでしたが、社会で実際のお客さんと触れることで答えに近づけるんじゃないか、と期待に満ちていましたね。
#「営業 兼 デザイナー」として働いた新卒時代。仕事の基礎が鍛えられました。
就職したのは、社員数200名くらいの、印刷工場も持っているデザイン事務所でした。入社後は工場手伝いや先輩の営業カバン持ちを経て、グラフィックデザインを担当。リゾートホテル、大学、住宅から洋菓子店など、幅広いクライアントを担当させていただきました。尊敬できるデザイナーの先輩から学べたこと、とにかく数をこなしデザイン能力がついたことなど、この時期に仕事の基礎が鍛えられたと思います。
ただ、入社した年から急遽「デザイナーも営業を兼ねる」という体制になり、昼間に外回りをして、帰社後に夜からデザインをする。。。という働き方が当たり前に。体がついていかなかったこと、営業よりもデザインの仕事に注力したかったことから、2年目には転職を考えるようになりました。
長く担当していたお客様の仕事がひと段落ついた時に「今しかない」と退職。その後は、保険を扱う会社のインハウスデザイナーとして、パンフレットや資料など、保険知識をわかりやすく伝える営業マン向けのツール制作を行いました。
ただ、お客様の反応が直接見えない仕事ということもあり、「これが本当にエンドユーザーの役に立っているのか?」実感が持てませんでした。「自分がやってきたデザインの仕事」と「やりたいこと」がうまく結びつかなかった、フワフワ期ですね。それを機に、自社サービスで、直にお客様と接する部分のデザインに関わりたいと思いました。
#リジョブには、マーケター職で応募。実は代表に「本当に続けられるの?」と言われちゃいました。
リジョブを知ったきっかけは、とある求人媒体に載っていた、マーケターや新規事業責任者のインタビュー記事でした。その求人をみて「自社サービスを通して直接業界や社会の役に立つ、こういう道があるんだな!」とつながったんです。
もちろんデザイナー志望でしたが、当時デザイナーの求人が無かったため、無理を承知でマーケター職で応募。事業責任者Oさんとの話し合いを経て、デザイナーとして採用いただきました。(…実は、1社目を2年、2社目を半年で退職したため、代表面接で「本当に続けられるの?」と問いかけられたのですが、4/15でちょうど2年になりました!)
美容・ヘルスケア・介護といったリジョブが関わる“おもてなし業界”は、働きやすいとは言いづらい業界ですが、一方で「子どもの頃から美容師になりたかった」など、憧れて就業する人が多い、時代が変わっても人の想いと技術に支えられている業界です。
※↑社内デザイン例①:求人サービスアプリ(美容/介護)の配色調整を行いました。
※↑社内デザイン例②:CSV推進「つぼみプロジェクト」のロゴをデザインチームで考案。背景を考慮し、3案提案しました(その中で、上記B案に決定しました!)。
サイト機能自体の構想を考えたり、「どうしたら、より想いを結ぶ採用に結びつくのか?」の部分を練り、機能の取捨選択を担うマーケに対し、それを「いかに伝えるか?」を担うのがインハウスデザイナーの役割。実際には「求職者と求人サイトリジョブ間において、サロン側の『想い』を伝え、ユーザーからのアクションが滞りなく『循環』するコミュニケーション設計全般を担うこと」だと思っています。
#「ユーザー45万人にとって、役に立つデザインか?」を模索しています。
私は、「デザインとは、自己満足と裏腹なもの」だと思っていて、それが怖さでもあり、いい仕事を生み出す原動力だとも感じています。
紙媒体もWEB媒体もそれぞれにやり甲斐がありますが、紙媒体は無くなることもあるけど、WEBはずっと残るし、自分がやったことが丸見えになるんです。それも、リジョブの場合はユーザー45万人規模のサイト(!)で。
自社サービスだからこそ、「ここは、こうした方がより良くなるんじゃない?」をすぐに提案できて、サイト自体を育てていけるのがやり甲斐ですね。仕事自体が自然と「業界に携わる方の役に立つ」環境なので、今はだいぶ迷いがなくなりました。
「自分たちの働いた結果が、世の中にどう還元されるのか?」を考えられるメンバーが集まり、みんなが数字をきちんと見て成果を出してる中で、自分もデザインの力でサイトのUXやUI向上に貢献し、これからも 与えられた使命を果たしていきたいです。
「人とのダイレクトなコミュニケーションに照れがあるからこそ、"ITを通して人と人が結ばれる為に、どうしたらいいか?”を深く考えられるのが、自分の強みだと思います」という寺戸さん。これから行いたいのは、「ユーザーともっとコミュニケーションを取ること」「リラクゼーションだったり、ネイルケアだったりといったサービスに沢山触れて、関わる業界をより深く感じること」だと話してくれました。
…エンジニアやマーケターとの距離も近く、会社全体や事業として成し遂げたい目的を見据えながらデザインを考えていく、デザインUNITチーム。「チーム力」や「業界課題の解決」といったキーワードに関心のある方、ぜひ話を聞きにいらしてください!