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【統括マネージャー対談】「リジョブ新卒入社」×「じげん新卒入社」の二人が創ってきた、新生リジョブのこれまでとこれからについて。

…2014年9月の、株式会社じげんによるM&A後も連続成長を遂げてきたリジョブ。2012年に新卒入社し、大阪支社長を経て営業統括マネージャーを務める“リジョブ新卒たたき上げ”の赤羽と、M&Aをきっかけに、現代表:鈴木とともにじげんからリジョブにジョインし、マーケティング部門の統括マネージャーを務める“じげん新卒組”の大貫

20代にして、これまでリジョブを支えてきた2人の統括マネージャーに、M&A当時の様子やこれからの展望を聞いてみました。

≪プロフィール≫

◎赤羽順子:2012年新卒入社。トップ営業ウーマン~大阪支社長を経て、現在は営業統括マネージャーと社長室を兼任し、経営陣と近い距離で仕事をしている。

◎大貫祐輝:2013年株式会社じげん入社。2014年M&A時に現代表とともにリジョブにjoin。新規事業責任者等を経て、マーケティング部門の統括マネージャーを務める。



ー リジョブ新卒組とじげん新卒組。正反対の道のりですね。当時、お互いの第1印象は?

【大貫】リジョブとじげんの違いとして、リジョブはとにかく「スピード感が半端無い! 」と思いました。目の前に大きな壁があったら、じげんでは「壁の前で一旦立ち止まり、上手く乗り越えるための戦略を考えてから乗り越える」プロセスを踏みますが、リジョブは「とりあえず壁にぶつかっていく」んだなと。壁に当たりながら次の一手を考えていく。その突破力があるからこそ、業界トップサービスを作れたんだなと。

自分自身“起業”を意識して「事業家集団」を掲げるじげんに入社し、もちろんスピード感を意識してきた自負があったのですが、リジョブにはじげん以上のスピード感があり、その最前線を突っ走っていたのが赤羽さんでした。社会人歴は同じですし、正直なところ「なんだ、悔しいぞ! 」という気持ちもあったんですよ(笑)。



【赤羽】こちらはこちらで、当初はM&Aされた側として「じげんの皆さんがいらっしゃる事で、これまでのリジョブらしさが無くなってしまうのではないか? 」「組織はこれからどう変わっていくのだろう? 」という不安があり、生え抜き組として、正直やるせなさもありました。けれど一緒にお仕事をしていく中で、じげん組の皆さんは本当に「賢い」なあと! 事業を組み立てる力や経験・知識・スキルなど、あらゆる面で凄いなと感じました。それはそれで、当時のリジョブの足らない面が見えてこちらも悔しかったんですよ(笑)。

実際には、プロジェクトを着実に事業化してきたじげんの皆さんがいらしたからこそ整ったことはとても多く、M&A後のカオス期に組織の「戦略性を高める」部分をじげん組に担っていただいたことは、新生リジョブの基盤創りや成長に欠かせなかったと思います。



ーM&A直後に、コアメンバーを集めた「合宿」があったそうですね。…歩み寄れましたか?

【大貫】実は、私はこの合宿責任者だったんですよ。合宿の目的は「リジョブ組とじげん組といった垣根を無くし、新生リジョブを創ろう」という所でした。

多くの企業においてPMIが難しいと言われるのは、M&Aした側とされた側、それぞれの目指す方向性や価値観・文化が違う人が一緒になることで生じる摩擦や衝突が原因です。とはいえ、通常業務を通してそこまで深く意思疎通をすることは、現実的に難しいですよね。

だからこそ、あのM&A直後の忙しい中、あえて「合宿」という場を設けた意義は大きかったと思います。リジョブとじげん、それぞれの組織を創って来た中核~マネージャークラスの人材がとことん自身のバックボーンやどういう想いを持っているかを話し・また、相手の人となりを知ることで、名実ともに想いを一つにすることが出来ましたし、リジョブが目指すビジョンや理念にも血が通いました。



【赤羽】この「お互いを知ろう合宿」では、相互理解に加え、新生リジョブのビジョンについて、チームに分かれてディスカッションしたんです。リジョブ組は新卒メンバーも多く、まだ議論慣れしていなくて、あまり意見が出なかったという苦い経験も。この時、大貫さんとは同じチームでしたね! 隣チームには当時のCTOや成果事業部の管掌者など、意識レベルの高い方がいらして、自チームとの視座の違いを感じ、実はこの時も悔しかったんですよ(笑)。

そして、この合宿を通して、私は「じげんの皆さんと、歩み寄っていける! 」と大きな手応えを感じました。得意とする手法や強みは異なっていても、「誰かのために自分の力を役立てたい」「リジョブの事業展開により社会課題を解決したい」という根本のスタンスが共通であることが分かり、その後はマネージャー会議でも、双方向でより本質的な議論が出来るようになったんです。

ー「お互いを知ろう合宿」は、大きなターニングポイントだったのですね。

【大貫】そうです、それまでの自分に無い視座を知ることには痛みも伴いましたが、あの合宿を実行したからこそ、今の自分や組織があると実感しています。

というのも、営業実績を上げる事は社会的な影響力を増す事でもあり、事業体として存続するからにはもちろん重要だと今も思っています。けれど、M&A直後の自分には気負いもあり「とにかく数字を上げて、成果を出さなくては! 」という方にあまりにも偏っていて、大切な事を見落としそうになっていたな、と。

当時20代半ばということもあり、「売上を上げること≒正義」とそこにフォーカスしがちでしたが、自分と同世代の赤羽さんは、既に「人・組織・世の中・関わる業界の未来」といったものに目が向いていた。それこそ、自分に対してやるせなさや悔しさを覚えました。また悔しがっていますね(笑)。



【赤羽】物事をフラットに見る、という所は、旧リジョブ時代からいつも気をつけていますね。昔の上司から「いかに主観を外し、フラットに物事を見るか」の重要性を教わったので、組織についても、じげんについても、マネジメントしているチームメンバーや人に対しても、そこは意識しています。

【大貫】赤羽さんも植田さん(新卒一期生。現在フィリピン子会社代表を務める)も、オールフラットで、「全体を良くしていく事が大事! 」と心底思っていますよね。



ー「旧リジョブ」とも「じげん」とも異なる『新生リジョブらしさ』が、M&A後の4年間で根付いたんですね。

【大貫】今でこそひとつになっている感がありますが、相手に迎合するというよりは、互いの違いを認めつつ「ベストを探る」という事を積み重ねた結果が、現在のリジョブに結びついたと思います。

代表:鈴木さんや組織創りの統括マネージャー:窪田さんが、とにかく「全体最適」「みんなで社会を良くしよう」という事をひたすら言い続けてくれたのも、大きいですね。

【赤羽】実は、旧リジョブでは「経営視点」を重視していたのですが、これは経営者の目線で物事を捉えるという事ですよね。その為、創業時から人数が増えてきて、様々な雇用形態のメンバーを抱える中で、メンバーによっては視点を理解しづらい、という事も生じてきました。

新生リジョブでは「全社視点」「全体最適」の重要性を経営陣がメンバーに常々語りかけてくれたので、役職や雇用形態に関わらず、みんなのマインド的にすっと受け止めやすかったと思います。根底にあるのは「自分以外のだれかの為に」「みんなが良くなる為に」といった意識で、自然とそういったメンバーが集まってくれました。



ー営業部門やマーケティング部門を統括する立場として、マネジメント上大事にしているポイントを教えてください。

【大貫】全メンバーに「全社視点を直接伝えられているか? 」というと、必ずしもそうではないかもしれません。けれどリーダー層との間では、必然的に会話の軸が「個人や自分たちのチームのためだけでなく、リジョブ全体としてどうなのか? 」になりますし、コミュニケーションを意識的にそちらに置くよう心掛けています。



【赤羽】私がマネジメント上心掛けている事は2つあり、①大切な事は、とにかく伝え続ける事。プラス、②メンバーがチャレンジし、大切な事を肌で感じる場を提供する事。を意識してきました。

というのも、10年前メンバー5名からスタートしたリジョブは、昔は環境自体がチャレンジングでしたが、今はメンバー200名を超える規模になってきたので、上のステップにいきたいメンバーには、プロジェクトの責任者など、あえて重たいミッションを与えて実感させるステージ創りを仕組みとして心掛けています。

自分が部下を持って、初めて分かる事、気付ける事がありますよね。私自身もそのようなチャンスを与えられ、成長させてもらいましたし、そのような場を沢山メンバーに与えるのがマネージャーの大事な役割だと思っています。

ーリジョブが関わる「おもてなし業界」に対する想いや、今後実現していきたい事は?

【大貫】美容業界従事者に向けたユーザー調査で、「仕事を探す人の、想いの強さ」に日々触れている中で、その想いにフィット出来る求人支援をしていきたい、という想いがあります。

それには「新しい働き方の提案」という部分も重要です。美容・ヘルスケア業界にしろ、他の業界にしろ、仕事や働き方のあり方の画一性が高いから、諦めざるをえない人が多く存在します。美容師の資格を持っていて経験も有り、働きたいけれど子育ての為にフルタイム勤務は難しい。こういったユーザーが働けるような業務委託・短時間勤務等の働き方の提案もしたいですし、「このサロンでこんなカットをしたい」といった憧れの求人情報を提供する事も重要だと思っています。

そして実は「人間が直接介在した方が、より良いサービスを提供できるのでは? 」というのは思い込みだと実感していて、むしろテクノロジーの発達した時代だからこそ、今以上の精度を提供出来ると思います。求める仕事と求めたい人材のマッチング精度が上がり、双方向のアプローチが出来れば「やり甲斐」「実現したい世界観」といったポジティブな面を重視した就職・転職が増え、社会が明るくなるのではないか、と。そのような形で、この業界をもっと良くしていきたいと考えています。



【赤羽】実は「個人として」というより「組織として」業界を良くしていきたい、そこにコミットしていきたい、という想いが強いです。というのも「代表:鈴木さんが言うなら間違いない」「このメンバーが言うなら是非やろう」と、その部分の信頼が構築出来ているので、自然と組織全体が主語になるのですね。

経営陣も、チームメンバーも、そうではない横・斜めの繋がりのメンバーも…と、リジョブに属している人たちがやりたいと思っている事を応援し、精神面でもスキル面でもサポートしていきたい。これまでの自分の経験が役に立つなら、そこを担える存在でありたい、と思っています。

普段から「自分の管轄チームを超えて、他部署の皆さんにも情報共有や発信をする」事は心掛けています。あえて個人として挙げるなら「結婚して子どもを産んで、それでもこの立場で活躍している女性になり、後に続く後輩を応援したい。」という願いでしょうか。

ー最後に、10年後、どんな社会を実現していたいですか?

【赤羽】何年も採用面接に関わっていると、学生の志向性がすごく変わってきている事・社会を見る目が変わってきている事を実感します。今後の世の中に閉塞感を持つ人が増えている一方で、そこに危機感を抱き社会貢献欲を持っている人も多いのです。

10年後の社会を考えた時、もちろん「高齢者が活躍する社会創り」も大事ですが、「これからの時代を創る世代がいかに希望を持てるか」という部分も大切ではないでしょうか。

折角「人材業界」に関わってきたリジョブとしては、日本の未来に皆がワクワク出来るような人創り、教育といった事に関わっていきたいですね。組織として、そういったハブ的存在になりたいです。


【大貫】少子高齢化・生産人口の減少・スタートアップへの流入金も世界的に見て少ない…など暗い要素が多い中で、物質で豊かになる時代じゃないからこそ、希望を持って、夢を持って仕事をする事がこれまで以上に大事になっていくと思います。

来年からはファイブジェイ(5G)も始まり、「アフターデジタル」の時代に入っていくと、次世代では WEBもリアルも共存していくのが当たり前の世界になりますよね。

その流れにより起こる、今まで見つけられなかった志向性、技術の変わり目といった節目にきちんとリジョブが対応して入っていく事で、今以上に良い「仕事の選択肢」を提供していきたいです。…おそらく人間は、幾つになっても「何かに貢献したい」と願う、素晴らしい存在だと思うので! ≪終≫



20代ながら統括マネージャーとしてリジョブを支えている二人の話を聞いて、特に印象的だったのが「M&A当初、お互いに悔しい思いを抱きながらそれを成長に結び付けてきた」「“全体最適”の概念で、世代や業界、国といった枠を超えて世界が良くなる事を本気で考えている」「高い視座を持つ事とともに、目の前の一歩一歩を大切にしている」という所でした。

このようなマネージャー陣とともに、10年後のリジョブを見てみたい方、仕事を通して世の中に貢献したいという方を、引き続き募集しています。「話を聞いてみたい」と思った方は是非、お気軽にサンシャイン60:47階の新オフィスに面談にいらしてください!

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