M&A後、3年連続130%増益を成し遂げたリジョブの"全社で挑んだ基盤づくり" | CAPPY
株式会社リジョブは2014年9月、M&Aにより株式会社じげんの連結子会社となり、新たなスタートを踏み出しました。同社のPMIにおける組織づくりはどのように行われたのか。新ビジョン策定や風土づくりについて、取り組む中での葛藤やこれからの展望を紐解きます。
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皆さまこんにちは! …10年前、リジョブがどんな会社だったか、ご存知ですか? 2009年創業時のリジョブは、たった5名で、中華料理屋の上の一室からスタートしました。5名の中には現取締役:長南をはじめ、フィリピンの子会社代表を務める植田など、リジョブを支え続けてきてくれたメンバーがいました。
▲1階は老舗台湾料理の店「霞舫飯店(かほうはんてん)」。リーズナブルでボリューミー。このビルの2階からリジョブはスタートしました。
そしてこの雑居ビルから2019年3月、池袋のランドマーク・サンシャイン60へ。こんな日が来ることを誰が予想したでしょうか。10年で、なんと、
▲売上高は48倍に!
▲メンバー数は5名から210名と、42倍になりました!!
そこで、これまでのオフィス移転の歴史とともにリジョブのこれまでの歩みを振り返ってみました!
- 1Fは中華料理屋。5名でスタート!
リジョブの原点であるこのオフィスを知るのは、現在3名。1人暮らしのアパートよりも狭く、トイレは男女共用で1つだけ(当時はすぐに詰まったそうです)。夏にクーラーが壊れた時は扇風機の取り合いをしたり、あまりの暑さにペットボトルに水を入れて凍らせ、足を冷やしつつ働いていたそうです!
隣のビルの排気口の上に鳩の巣があって、みんなで雛鳥の成長を見守っていたり…といった今では考えられないスペシャルな(笑)環境の中にも、営業が商談に行く際に全員で「行ってらっしゃい!」と送り出したり、大きな契約が取れると全員で喜んだりといったメンバーの一体感がたまらなかったそうです。徐々にメンバーが増え、一つ上の階にオフィスを増設。その後、アパライトビルへと移転します。
- 一気にオフィスらしく!! 急成長の時代!!
次は、アパライトビルです。ここからぐっと近代的に、オフィスらしくなりますね! 税理士ビルからは目と鼻の先で、自分たちでガラガラと台車をひいて、引越し作業をしていたそうです。
2012年新卒入社トリオは組織創り・営業統括・大阪支社と、それぞれの分野で今も大活躍。リジョブを支え続けてくれています。サービスも順調に発展し、メンバーは50名強に。こちらも後々ワンフロアを増設します。『書初め大会』や『お花見』といった社内行事も盛んで、勢い溢れる、ザ・ベンチャー! な時代でした。
- 全国展開~縮小を経た、リジョブ試練の1年
お次は斉藤ビル時代です。一気に全国11拠点を開設した後、縮小するという、リジョブ試練の1年だったそうです。全国からのメンバーが一箇所に集まり、オフィスはギュウギュウに。
東京ビックサイトでの「リジョブエキスポ」開催や、クライアント様に向けた新しいプランを続々と導入するなど、当時の思い切った決断とメンバー全員のコミット力が功を奏し、翌年の業績V字回復につながりました。
- 卓球台を介して生まれた新規事業!
ここから、オフィスに初めて公園スペースが登場します。公園を広く取りすぎてしまい、移転当日から執務スーペースが狭すぎて机を90cm×45cmサイズの物に全て買い直したとか!!
2014年にはじげんグループによるM&Aが決まります。新社長として就任した鈴木は全社員と面談を行い、「リジョブの良さは何か?」「それをどう活かし、どう事業を伸ばしていくか」「どのような企業カルチャーを作っていくか」など、事業の発展だけではなく組織や社員のことを真剣に考えてくれました。
多くの社員が組織を大切に思う鈴木の姿勢に共感し、新しい「リジョブ」への期待が膨らんだのだと思います。そしてこの面談をきっかけに、『リジョブ介護』『咲くらプロジェクト』『顧客リレーション事業』という3つの新規事業がスタートしました。(介護事業立ち上げのプレゼンテーションは、テーブルとして使われていた卓球台を介して行われたそうです!)
そして、新生リジョブのソーシャルビジョン『日本が誇る技術とサービスを世界の人々に広め、心の豊かさあふれる社会を創る。』を制定。このビジョンを社内外に浸透させ、一枚岩のより強いリジョブになっていくために、オフィス移転を決断します。
- 新生リジョブが本格始動。3期連続130%増益達成の、力強い組織に!
…そしていよいよ新大久保へ。日本の技術とサービスを世界へ発信していく象徴として「桜の咲く公園」をモチーフとした、新しいコモンスペースを設置しました。
通称「芝桜」と呼ばれてきたこのスペースは、リジョブ主催の就職セミナー会場として大いに活用されたほか、美容・介護・IT系の交流会やイベントの場として活用。社内のタテ・ヨコ・ナナメの関係性を深める「ヨガイベント」「社内バル」等の場としても有効活用されてきました。
オフィスの至るところに桜のモチーフが見え隠れし、リジョブが携わる美容・ヘルスケア・介護といった『日本の心のこもったおもてなし業界』での、夢の実現を応援する気持ちを表しています。…移転からまだ1ヶ月も経っていませんが、大久保のガヤガヤとした喧騒が時折懐かしいです!
- 西日本エリアの地方展開の加速を目的に移転。基礎代謝向上Div(?!)も絶好調!
ここで番外編です! 2017年、大阪オフィスも移転しました!!(オフィス内見では取締役:長南が一日中歩いてビル10棟を一気に下見し、腰が立たなくなったそうです。)
大阪オフィスは、大久保オフィスよりもさらに公園度が高く、アクセスも「心斎橋駅徒歩5分」と、ものすごく便利な場所にあります。…お蔭ででたくさんのメンバーがリジョブに入社し、大阪からリジョブのサービスを支えてくれています!
また、支社のコミット力・団結力はリジョブ随一とも言われており、独自に立ち上げた『基礎代謝向上Div』も活動を快調に続けています!
- 新宿区を飛び出し、池袋のランドマーク『サンシャイン60』へ!
そして今回の池袋サンシャイン! リジョブを象徴する「桜」をバージョンアップし、エントランスに大きな横広がりの一本桜を配置。リジョブを訪れるお客様をおもてなしいたします。
奇をてらわず、リジョブらしく「訪れるお客様に、もっと喜んでいただくには?」「社員のコミュニケーションが、もっと広がるには?」を考え落とし込んだ新オフィスは、「場所を変えると、様々なアイデアが生まれる」を裏テーマに設計されています。クライアント・お客様に対しても、今まで以上に価値還元が出来るように、新たなコミュニティスペースをより外部の方に使ってもらえるよう拡張しました。
10年で5回の移転を経て、新しいスタートを切ったリジョブ。規模を2倍に増床し、新宿を飛び出し池袋のランドマーク・サンシャイン60に移転したこれからも、今ある環境を当たり前だと思わず、原点である「西新宿の雑居ビルの一室」からスタートしたことを忘れずに、ベンチャー感を失わず、メンバー一同で『心の豊かさあふれる組織&社会』を創っていきたいですね!
「事業で社会課題を解決する」を掲げるリジョブでは、ともに働く仲間を絶賛募集中です。晴れた日には富士山も見渡せる心地良い新オフィスに、よろしければお気軽に話を聞きにいらしてください!
【追伸】池袋からサンシャイン60、どう行けばいいのかな? …少々戸惑いますよね。リジョブメンバーがJR池袋駅からの道案内をしたゆるいブログも公開しましたので、そちらもよろしくお願いいたします!