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建築ディレクターの仕事とは?区分マンション編【リビタ社員インタビュー第8弾】

募集概要では語り切れない、リアルな仕事内容や働く社員のストーリーをお届けします。

今回は【マンション1室をリビタが購入し、リノベーションしたうえで販売する事業】を、建築ディレクターとして担当するメンバーの竹之内さんです。

▼募集概要はこちら⇒ リノベーションで豊かな住まい・くらしをつくる建築ディレクター

今回インタビューした人:竹之内さやかさん

横浜生まれ、甲府育ち。山は北岳・島は瀬戸内海の豊島が好き。自宅の建替えを経験した小学生の頃、「わくわくする気持ち」を届ける建築の仕事に就くことを決意。大学では主に建築施工を学び、卒業後は中堅ゼネコンで現場監督を経て、次第に新築では網羅することのできない価値観やライフスタイルの存在に気づき、リノベーションに関心を抱く。2014年にリビタ入社。

ーーー竹之内さんはリビタにキャリア採用で入社されました。これまでのご経歴をお聞かせいただけますか?

竹之内(以下、竹):ゼネコンで施工管理を6年ほど行っていました。新築工事の部署で、まっさらな更地の状態からマンションや木造戸建てを建設する現場に配属されました。毎朝8:00のラジオ体操から始まり、「今日はこれやりますよー」という感じで指示を出していましたね。数年かけてようやく建物が出来上がるという一連の経験からは、たくさんの学びがありました。

そして、リビタの前に1社、マンションの買取再販の会社に10か月くらい所属していました。ただ、リノベーション業界の中で元々知っていたリビタがやっぱり気になるぞ!と諦めきれず、思い切ってリビタに応募しました。


ーーーリビタへの転職のきっかけはどんなことでしたか?

竹:まだ使える建物が世の中にたくさんある中で、空き家率が年々上がっているというニュースを耳にする機会が増え、保存や再生に興味を持ってリノベーション業界に行きたいと考えるようになりました。それと事業主という立場で仕事がしたいと考えるようになったことも大きいです。設計事務所や施工会社はディベロッパーなどの事業主の意向に沿った仕事の依頼が入ります。次は自分も事業主として商品を考える側の仕事をしてみたいなと思うようになり転職を考えました。


ーーー転職ってやっぱり大変ですか?どこまで行っても会社のこと全部はわからないじゃないですか?わからないことに対する不安みたいなものはありましたか?

竹:振り返ると、リビタのひとつ前の会社の面接では、社風や価値観がいまひとつ見えていませんでした。実際に働いてみて自分のスタイルに合わないことがわかって正直働きづらかったですね…業務はできるけれど心が追い付かないみたいな。やっぱりそういう点は身を置いてみないとわからないものですね。会社の表向きの印象と中に入ってわかることってどうしてもギャップがあって、そこは不安に思うところで悩ましいです。

ーーー実際にリビタに入社してみてギャップはありましたか?

竹:雰囲気的なギャップは全然なかったです。リビタは外向きの雰囲気と内側の雰囲気がそこまで相違がないのかなって思います。あえて挙げるとすれば、すこしは図面を描くだろうと思っていたんですけど、本当に描くことがないですね。もうCADを操作する自信がないくらい笑。でも、設計者さんや施工者さんとコミュニケーションをとる上で、ipadを使って簡単に手書きで描くことはあります。


ーーー事業主の仕事に興味があったとのことなんですが、もう少し詳しくおしえていただけますか?

竹:こういう暮らしがあったらいいよねとか、こういうことが今世の中で求められているとか、様々なニーズやウォンツを探りながらどうプランに落とし込むかを考えることって、請負側の会社だと携わりづらいので、住まいを作り出すスタートの場面に関われるのが魅力的だなって思っていました。

ーーー実際入ってみて、思い描いていた仕事内容とギャップはありましたか?

竹:入社当初は営業推進担当の実現したいことに、建築担当として携わっていくことが多かったんですけど、実績を重ねるうちに暮らし発想mydot.といったシリーズの立ち上げに関わることができました。これは、私のやりたかったことを積み重ねた先に起きたアクションなのかなって思います。そう思うと思い描いていたことが今できていますね。


ーーー営業推進担当と建築担当が二人三脚で進めている姿が印象的です。

竹:そうですね。物件によってはCX(自社販売)メンバーも加わり3人体制で物件のキックオフから始めることも多くなってます。チャレンジしたことに対するお客様の評価を新規物件に取り込むという形で、挑戦した結果を次につなげるサイクルを回しやすく、いいチームで仕事が進められています。

ーーー企画が立ち上がる時って、どんな風に進めているんですか?

竹:リビタオリジナルのキックオフシートという、物件概要やターゲットなどをまとめたものがあり、営業推進担当が大枠を組んだものに対して、「ここはこういう方向性もあるんじゃない?」とか「いままでの事例でこういう意見があったから、こんな間取りが必要かもね」といった感じで対話しながらそのシートを一緒に完成させます。ここが企画と呼べるフェーズですね。その後は建築担当が主体となって、設計者さん、施工者さんに企画方針を展開して建築フェーズが進む感じです。

ーーー社外のパートナーさんとも二人三脚ですね。

竹:キックオフで社内の方針が固まると、私たち建築担当と設計者さん施工者さんのチームプレーになっていくので、社内と社外にそれぞれチームがあるイメージでしょうか。プロジェクトをディレクションする上で結構関係者が多いので、段取りや調整などに時間を割く部分は多いですね。


ーーー少し意地悪な質問なんですけど..社内と社外のそれぞれのグループで意見が異なり、間に挟まれてしまうことも時にはあるかと思うんですけど、そういったときの対応はどうしてますか?

竹:やっぱり対話が大事かなって思います。営業担当は売れやすさも重視して意見しますし、販売担当はお客様にどうやって伝えるかも重視している。私は自分が挑戦したいことも意見するし、設計者さんがやりたいことも間に入ってフォローもします。ただ、建築ディレクターという立場なので、最終的には皆の意見を汲み取りながら、落としどころを見つけつつ、全員がやり切ったなという感覚になれることを大切にしています。

ーーー建築担当は、スケジュールの調整とか情報の整理とか、みんなの意思を調整するコミュニケーションにたくさん時間を割いていますね。

竹:そうですね、プレゼン日程をひとつ決めるのにも関係者の定休日が違うので大変です。さらに、物件は1つだけでなく同時並行で常に複数物件を担当するのでマルチタスクですね。1つを深堀しすぎないように時間のコントロールや業務の采配が求められます。一方で、良くも悪くも自分でスケジュールを組めるので、それが辛くて楽しいところです。

ーーー大変なことはたくさん聞けました(笑)逆にどんなときがたのしいですか?

竹:「こういう暮らしがあったら豊かだよね」みたいな会話をよくするんですけど、その時に出るアイデアって現実離れしているように思えるときもあるんです。それでも、そわそわしながら工事や販売を経て、実際に購入してくださった方が想像を超える暮らしを実践されている様子を見ると、すごくうれしいですし楽しいです。先日も「のくらし」(リビタのオウンドメディア)で取材させてもらった「植物と共に暮らす」がコンセプトのワンルームの物件があって。植物を育てるための設備や工夫を室内にちりばめた部屋なのですが、「そんなに植物育てる人いるかな・・」と実は半信半疑で進めてたんですけど、購入者さんは前の家では育たなかった植物が育ったり、植物を育てるための照明を使いこなしており、私たちが思い描いていたのはこれだよね!!ってなりました。そういった住まいは買取再販事業ではなかなかないしリスクもあるんですけど、ニッチなところまで入り込んでものを届けることがリビタの強みだと思います。


ーーー同業の会社さんと比較したときに、リビタの建築デレクションの仕事の特徴はありますか?

竹:買取再販会社って、パッケージ化された内装を数多く回転させるというのが一般的なスタイルです。その中でリビタは1つの物件にかける時間やこだわりが、他の会社とは違うと思います。誰にでも響くものは作ってなくて、世の中の2、3割にぐっと刺さるものを作りたいねってよく話してます。自分たちの想いに共感してくれる人に届いている状態が理想です。どの物件も0からオートクチュールでそれぞれの特性を考えてターゲット像を思い描いてやっていくので、そういった点はパワーのかかる部分ではあるかもしれないですが、そこは表裏一体で、大変だけど楽しいところです。そこを面白がれるといいかなと。

ーーー働き方について、どんな時間の使い方をしていますか?

竹:現場30%、オフィス40%、在宅30%くらいです。タイミングにもよるのですが、竣工検査が重なったときは会社に寄らずに現場に直行し、そのまま帰って家でパソコン作業みたいなこともあります。恵比寿のオフィスには平均すると週2〜3回出社してて、残りは現場か在宅みたいな感じです。

(注釈:入社間もない方には、基本的に出社をお願いしています。業務に慣れてきてからご自身の裁量の範囲で、働き方の自由度を高めていただける予定です。)

ーーーデスクワークも多いですか?

竹:お客様への引渡書類をまとめたり、品質の認証登録書類をまとめたり、販売活動にあたりWEBサイトに掲載するコメントを用意したり、作成する書類は多くあります。


ーーーお休みはちゃんととれていますか?

竹:自分でスケジュール管理ができるので、その日は休む!と事前に決めて、段取りさえすれば有給取得も融通がききます。今まで勤めた会社と比べてプライベートも楽しみつつ働けています。私は登山が好きなので、山に泊まる場合二日ほしいので事前に休むためにどうすればいいかを2〜3週間前から調整して休んで山に行ってます。皆さん何かしらの趣味を楽しんでいて、休む時は休むって感じでメリハリがあります。もちろんしっかり仕事をした上でですよ!

ーーー建築ディレクション部はどんなチームワークで仕事をしていますか?

竹:定例でチーム会というものをやっています。何年働いても、わからないことって0にはならないので、メンバー間の情報共有と意見交換の場で解決しています。1つの案件に対して建築メンバーは一人体制で仕事をしているので、個人商店みたいな感じはありつつも、一緒のことをやっているねという気持ちがあるので、悩んでいるときはみんなで解決しようという風土があります。


ーーーどんな人がこの仕事に向いていると思いますか?

竹:私は「変化を楽しめる人とか、生み出すことをしたい人」だと思います。あとは「コミュニケーションが好きな人」は向いているかもしれません。逆に決まった仕事を毎日するのが好きな人は、向いてないかもしれません。毎日いろいろ変わるので臨機応変に動く力が求められます。

ーーリビタ社のいいな!と感じているところはありますか?

竹:人と人がちょうどいい距離感で仕事できるところです。過干渉でも、個人プレーすぎるわけでもなく、個が尊重されて、その人がやりたいことや得意なことを把握して高め合うような。みんなが一律のことができるようになろうではなくて、それぞれが得意なことを伸ばす風土がありますね。

ーー竹之内さん、ありがとうございました!

募集概要だけでは語り切れない、リアルな仕事内容や働く社員のストーリー、いかがでしたか。ちなみに写真はすべて竹ノ内さんが建築ディレクションを担当したリノベーション事例でした。ご興味をお持ちいただけましたら、採用ページもご覧ください。

募集概要
リノベーションで豊かな住まい・くらしをつくる建築ディレクター

社員インタビュー
建築ディレクターの仕事とは?一棟リノベーション編

事業のウェブサイト
ReBITAのリノベーションマンション

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