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凝り固まったあなたのプライドは、いますぐに捨てよう。凝り固まっていないと感じた瞬間に、あなたの成長は止まっているから。- SAKIYOMIメンバーに向けた公開社内報 #3
大人になるにつれ、誰かから注意されたり、何かを指摘されたりする回数が劇的に少なくなっていくことは、みなさん感覚的にもわかるんじゃないでしょうか。そんな状態が積もっていくと、いつしか誰かに何かを指摘されることに無意識的な拒否反応を起こしてしまい、素直にそれを受け入れられなくなっているという、素直じゃない一面を感じたことのある人もいますよね、きっと。
SAKIYOMIの中には「FS(フィードシェア)」という独特な文化がありまして、まさにこれが積年のぬるま湯人生によって固められたプライドを衝撃的に揺るがしてくる強烈なものらしく、ちょっとそれについて触れておこうかなと思い、筆をとったSAKIYOMI人事責任者の樋田(といだ)です。
FS=FB
完全なる造語であり、おそらくSAKIYOMI外で言えば「FB(フィードバック)」と呼ばれているアレです。SAKIYOMIの中ではどこかのタイミングから「FS(フィードシェア)」と呼ばれるようになっており、今でも社内では「FS(エフエス)」として使われています。
確か「バック」という言葉がネガティブに聞こえるんじゃないかっていう、ちょっとこじつけにも近いところから生まれてはいるんですけど、これほどまでにFSという言葉で社内浸透してしまうと、逆になんか一般的な感じにも聞こえてきており、ひとまず以下ではFSとして話を続けて参ります。
FS=Good+More
基本的にはGoodとMoreで構成されているのがFSで、誰かのなにかしらのアクションに対して実行されます。プレゼンであったり、提案であったり、そもそも自分の実施アクションに対しての振り返りであったりと、本当に日常の仕事の中で頻繁に飛び交う言葉ですね。
Goodは割とそのままで「良いね」「これはよかった」というものに対して発信されますので、非常にわかりやすい。Moreに関しても語義通りですが、「もっとこうすれば良くなるね」という改善点という意味で使われます。
そう、このMoreが非常に解釈として難しさや拒否反応を引き起こしやすいものなんだなと感じているのです。だから、これを書いている。
Moreは否定ではない。にも関わらず。
前述の通り、Moreとは「改善点」ですので、基本的にはポジティブな意味なのです。しかし、やはりGoodと対比として捉えられてしまいがちですので、「Bad」と誤解して受け取られてしまうことが多々あるのが難点。しかも、基本的にSAKIYOMIメンバーは真面目で、とてもいい人たちが多いこともあり、そのアクションがより良いものになるのであればという前提で、丁寧に、的確に、鋭くMoreを発信します。
これが否定的なニュアンスで捉えられてしまったり、相手のプライドを傷つけるように聞こえてしまったりしてしまう根元にあるのですね。決して、そんなつもりはないんです。あくまでも真面目に、真摯に向き合っているからこそ、厳しいことでさえも、平然と言えてしまうのです。
これからSAKIYOMIで働くあなたに。もしくは働いてまだ間もないあなたに。
いいですか。SAKIYOMI社内で、メンバーからFSをもらう機会があったときに、決して相手はあなたのことが嫌いで厳しいことを言っているのではありません。むしろ、あなたのことを本気で想うからこそ、Moreがより鋭利な言葉として、伝わるような形式として共有しています。
逆を言えば、あなたが誰かからMoreを貰えないのであれば、その人と真摯に向き合っていない可能性すらある。あなた自身も相手に伝えられているのかを確認しなければならないし、相手がより良い方向に進むために、積極的にFSを伝えるべきであり、FSを伝えらないことを恥ずかしいとまでは言わずとも、その能力値や人間性の低さをその瞬間に見つめ直した方が良い。
それくらい、FSという文化は非常に重要であり、お互いの成長を思い、積極的に発信していきたい。
すごくシンプルで、短い文章ではあるが、SAKIYOMIで働く上でものすごく重要であり、カルチャーショックを受ける前にぜひ知っておいてもらいたいと思い、今回は社内向けコンテンツとしてFSを取り上げました。