山田 倫之/サービスプランナー
大手ゲーム会社出身。20年近くゲーム制作・ゲームデザインに携わったのち、2021年にクイックへ入社。サービスプランナーとして社内の業務用システムの開発を担当。現在、Web事業企画開発本部 企画開発部 次長 兼 サービスデザイン課 課長として、組織マネジメント、メンバーマネジメントを手掛けている。
「サービスプランナー」は、そもそもどんな職種?
――「サービスプランナー」という職種にあまり耳馴染みがないのですが、どのような役割の職種なのでしょうか?
クイックのサービスプランナーは、サービスの企画からリリースまで、そして、それらの全体の進行を管理するマネジメントも担当する職種です。
よく「スタートを切るのはサービスプランナー」であり「テストも含めて、ゴールテープを切るのもサービスプランナー」と表現しているのですが、サービスの開発ステップに、様々な形で関わっている点が特徴と言えますね。全体を統括して管理するメンバーもいれば、特定のステップに深く関わるメンバーもいます。
一般的な企画職との違いは、サービスの企画や要件定義にとどまらず、それを実現する方法のプランニングまで担うところでしょうか。業務の要素をピックアップすると、市場調査・ユーザー分析・企画・要件定義・進捗管理・テスト・品質管理…と、サービスの上流からリリースまで様々な形で関わっています。
プロジェクトの進捗に沿って担当業務は変わっていきますが、一貫してユーザーの満足に繋がるものを確実に届けるという部分は変わりません。
エンジニアやデザイナーの力を借りながら「企画の成功」を実現していく職種と呼んでもいいかもしれませんね。
サービスプランナーのやりがい・魅力は?
――サービスプランナーのやりがいや魅力は、どんなところにありますか?
企画の立案からサービスのリリースまで、至るところで自分なりの創意工夫を発揮できる点に尽きますね。要望・仕様がきっちり固まっている仕事もありますが、手掛けていて楽しいのは、やはり自分で考えて生み出していく仕事だと思います。
考えてみてください。自分で一から立ち上げたアイデアが、デザイナーやエンジニアの力を借りて世に出ていくって、すごくわくわくしませんか?
もちろん、自分が変なものを考えたら成果物もズレたものになってしまうので緊張感や責任も伴いますが…。ユーザーに受け入れられるサービスをリリースできたときの達成感や充実感は、この仕事ならではのやりがいかもしれません。
サービスプランナーに必要なのは「考え抜く力」
――業務範囲が広い仕事ですが、専門知識や経験は必要でしょうか?
もちろん、専門知識や経験はその人ならではの武器になりますが、業務範囲すべてをカバーできる知識・経験を持っている人はいないので、そこは気にしなくて大丈夫です。
それよりも、サービスプランナーにとって大切なのは「考え抜く力」だと考えています。
たとえば、現代はリサーチをすれば膨大な情報が得られる時代ですが、すぐ手に入る情報はあくまで表層的なもの。世の中に溢れる様々な解決手法をユーザーが求める姿にフィットさせるために、サービスプランナーが考え抜くという工程が欠かせません。
答えを求めてリサーチするのではなく、あくまで材料集めのために情報収集を行い、ベストな解決方法を導き出していく。そういった「サービスプランナーの介在価値」を発揮していけるタイプの方は活躍できると思いますね。
活躍のカタチは、人それぞれ
――実際、どのような方が活躍していますか?
これまでの経験や専門知識など、その人ならではの強みを軸にした活躍をしているので、一概に「このスキルを持った方が活躍している」とは言いにくいかもしれません。
たとえば私の場合、前職のゲーム制作でUIデザインとプログラミングどちらも経験しており、最終的なプロダクトのイメージの作成と、開発で難航する部分の予測を正確にできるという強みがあります。これによって初期の段階からある程度実現可能な計画を立てられるという点は、自分が介在価値を発揮できる分野ですね。
――他の方はどのような知識・経験で活躍していますか?
今回は代表して4名のプランナーの例を紹介したいと思います。
■圧倒的な行動力・推進力で活躍
一人目に紹介する河西は、圧倒的な行動力・推進力を強みとするプランナーです。
目的達成のために必要なことを具体化し、計画に落とし込むスキルに長けているのですが、これには好奇心の強さと、それを後押しするプログラムの知識がある、という部分が活きていると思います。広い視点で他職種とコミュニケーションがとれるため、業務遂行に大きな推進力が生まれていますね。
■システム開発の知見で、唯一無二の活躍
二人目に紹介する太田の強みは、システム開発に関する知見の深さですね。クイック入社前のエンジニア・ITコンサル経験で培った知識や、マネジメントスキルを活かして、プロジェクトを強力に推進してくれています。
また、サービスプランナーならではの視点として「業務課題をシステムへ落とし込む」のではなく「事業目標をシステムへどう落とし込むか」という思考を持てている点も強みと言えます。
■営業出身の行動力、思考の広さ
三人目に紹介する宮本は、行動力と思考の広さが強みです。少ない手がかりから様々な可能性を検討できる思考の広さを活かして、ゼロから開拓するプロジェクトで活躍しています。
また、行動の速さ・人脈の広さも彼女の強みです。俯瞰した視点で物事を捉えたり、施策を進めるうえで頼るべきキーパーソンを把握できたりといった部分は、営業出身だからこそ身についたスキルと言えるでしょう。
■データ分析のスペシャリストとして活躍
最後に紹介する三浦は、サービスプランナーの中ではデータ分析のスペシャリストといった立ち位置の存在です。
学生時代から膨大なデータの加工・集計や、顧客データの運用管理を行ってきたこともあり、データを起点とした施策の仮説検証に長けています。
情熱を秘めた方なら、楽しめるし、活躍できる
――最後に、どんな方にサービスプランナーを勧めたいか教えてください。
一言でいえば、情熱と志を持てる人ですね。
サービスプランナーの原動力は「ユーザーの困りごとを、どうしても解決したい」「良いサービスを世の中に出していきたい」という強い想いです。事業の方向性と企画が一致すれば、あとはフルスロットルで走らせてもらえる環境なので、自分で設定したゴールに向かってドライブできるタイプの人こそ活躍できる仕事ですね。
逆に、言われたことをこなすだけ、やることが決められた仕事をするだけではプランナーとしての楽しさは半減してしまうので、ぜひ情熱のままにサービスを企画・提案し、実現してもらいたいと考えています。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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