こんにちは!PRONI採用担当です!
出産や育児は女性にとって大きなライフイベント。「仕事と両立できるだろうか」「どんなふうにまわりに伝えたらいいのだろう…」と不安を抱える方も多いのではないでしょうか。
PRONIには個々のライフステージの変化に応じて最適な働き方を選択できる、さまざまな社内制度があります。メンバーにはベンチャー企業だからこそ柔軟性がある環境で、育児も仕事も大切に、妥協することなく働いてほしいと考えています。
今回インタビューしたのは、PRONIで産休・育休制度を取得し、フルタイムで復職した蔭山さん。産休前から復職にいたるまで、そして復職後の働き方について赤裸々に語っていただきました。
初の産休・育休制度を取得したメンバーを支えた、部署を超えたつながり
ーーまず、蔭山さんの現在の担当業務を教えてください。
『PRONIアイミツメンバーズ』を利用して発注を検討をしたり、課題解決の相談をしたいなどとお考えの企業さまに対して、企業専任担当としてサポートを行っています。
発注業務をPRONIへご依頼くださるということは、企業さまが何かしらの課題を抱えていらっしゃる可能性があります。単なる受注企業紹介ではなく、コンサルティングを通じて課題を発見し、解決に向けて伴走できるよう心がけています。
入社してちょうど1年後に産休に入りまして、10ヶ月間の育休期間を経て、昨年(2023年)の11月1日に復帰しました。復帰後も社内制度を利用して、働き方を調整しながら同じ業務を担当しています。
ーーお子さんが0歳児のころに早めの復職をされたんですね!産休・育休の取得前に不安なことはありましたか?
まず初めての妊娠・出産だったので、自分自身の体調面がどう変化していくのかまったく予想がつかず不安でした。
そして次に頭をよぎったのが、妊娠したことを「誰に、どうやって伝えるべきなのか」ということです。当時、自分の周りや同じ部署で産休・育休制度を利用した女性メンバーがまだいなくて。とても風通しが良い部署なのですが、上長が男性だったことからもタイミングや伝え方に悩んでいました。
ーーその点において蔭山さんはどのように行動されたのでしょうか?
最初に先輩の女性メンバーに相談しました。別部署の先輩なのですが、私の入社時研修を担当してくださった方で、研修終了後も社内で顔を合わせる度にコミュニケーションをとっていたんです。
実際にお子さんがいらっしゃって仕事と育児を両立されている方でもあったので、思い切って相談してみました。「誰にどのタイミングで伝えるべきか」などかなり細かくアドバイスいただきましたね。
ーー部署を問わず相談できるメンター的な存在がいるって素敵ですね。
そうですね。ただ、産休・育休を取得することを決めてからも、復帰後に自分の居場所があるのか正直不安でした。産休に入る時期がちょうどリブランディングに向けて慌ただしく準備しているタイミングだったので、「ただでさえスピード感が必要な時期なのについていけるのかな」と。
そんなときはPRONIに入社するきっかけにもなった、元同僚であり友人でもある伊藤さんに相談していましたね。
PRONIには多様な価値観や考え方を尊重する文化があるので、メンバーも一人ひとりに寄り添ってくださる方ばかりで。他部署であっても「相談してみよう」と思える人がたくさんいるのはとても心強かったです。
安心して復帰できたのはオープンなカルチャーがあったから
ーー復職についてはもともとどのように考えていましたか?
ブランクが長くなればなるほど自分がついていけるかどうか不安だったので、なるべく早めに復帰したいと思っていました。
今は子どもの預け先を探すのもとても大変で…。1歳児より0歳児のころに保活して、早めに預け先を見つけて復職しようと考えていました。昨年(2023年)の夏ごろは保育園探しで忙しかったですね。
ーー復職するにあたって不安な点はありましたか?
子どもと自分の体調や、慣れない子育てと仕事を同時に進めていくことで、生活のリズムがどう変化していくのかまったく想像できませんでした。たとえば、保育園への送迎は私の担当なのですが、「週3日出社する」といった現行の社内ルールでは難しくて…。
復帰前の面談で、不安に思っていることを正直に打ち明けたんです。実際にどんな制度が使えるかわからなかったので「使える制度はすべて活用したいです!」と要望を伝えるところから始まりました。
送迎問題に直結する「出社の頻度」や「1時間単位での有給取得」についても細かく質問して、在宅可能日数や有給の使い方まで、具体的に説明を受けました。復帰後の働き方についても細かくすり合わせをしていく過程で少しずつ不安が払拭され、最終的には子どもと私の体調も良好だったことから早めの復帰を決意できました。
ーー「使える制度はすべて活用したい。そのためにはどうしたらいいですか?」と正直に相談できる環境があるっていいですね。
PRONIには困ったことがあればすぐにオープンに相談できるカルチャーが根付いています。フラットなコミュニケーションができるのは、入社した当時からメンバーが増えた今でも変わりません。
社内の基本的なルールはありますが、自分の現状や要望を率直に伝えたり相談できたりする環境があり、会社も最大限向き合ってくれたことから「ここなら復帰後も安心して仕事ができる」と確信しました。
PRONIだから叶う、フルタイム勤務と育児の両立
ーー実際に復職された後の働き方についても聞かせください。
産休・育休を経た今も業務内容は変わらず、フルタイムで勤務しています。始業時間の9時から打ち合わせの資料作成や事務処理などをして、10時以降は主に企業さまとの商談を4件ほど行うことが多いです。
従来の勤務時間は10〜19時のところ、社内制度にある「時差出勤」を利用して、私は保育園のお迎え時間に合わせて9時〜18時で勤務しています。在宅勤務も取り入れながら育児と両立しています。
ーー制度を活用できるとはいえ、フルタイムでの復職に対して不安はなかったですか?
フルタイム勤務についても復職前の面談で相談していたんです。その際に「月ごとに1時間時短の契約にもできる」など、いろいろな制度を柔軟に切り替えられることを知りました。
「まずはフルタイムで復帰して、万が一うまくいかなかったら時短勤務に切り替えよう」と前向きに考えられたんです。ちなみに今日(インタビュー当日)も時間単位年休を使って、1時間早く退社する予定です。
ーー復職前と復職後で働き方において変わったことはありますか?
時間の使い方が変わりましたね。以前は19時の定時後に事務作業を行うことも多かったのですが、今は子どものお迎えがあるため18時ぴったりに退社できるように作業時間を朝に変えました。
ーー時差出社など可能な制度を活用しながら働き方を工夫されているのですね。復職後、大変だったことはありますか?
リブランディング直後に復帰したため、以前と比べて仕組みやルールが変化していて新しいことをキャッチアップするのに苦労しました。産休・育休明けの人がよりスムーズに復帰できるように、今後は遍歴をまとめたマニュアル的なものを整備していき、誰もがキャッチアップしやすい環境づくりを進めていきたいですね。
子育ての面では、子どもが高熱を出して保育園から急なお迎えの要請が来たときがあったんです。初めてのことで戸惑ったのですが、在宅勤務をしていたおかげで仕事を調整してお迎え要請の連絡があってから1時間以内にお迎えに行けました。緊急事態が発生しても、躊躇せずに会社に伝えられる環境があるのはありがたいですね。
ーー在宅勤務の日数を増やされたそうですが、他のメンバーとはどのようにコミュニケーションを取っているのでしょうか。
PRONIでは社内コミュニケーションツールにSlackを利用しています。私が在宅勤務中でも、Slack上でメンバーが「フルタイムで復帰されて大変じゃないですか?」と声をかけてくれたり、社内の共有カレンダーを見て私のスケジュールが逼迫していたら「大丈夫ですか?」と気にかけてくれたりして。接点が少ないメンバーも声をかけてくれるので、とても温かい会社だなと改めて感じています。
私自身も少しずつ新しい生活リズムに慣れてきて、「他のメンバーが知りたい情報ってなんだろう?」と考える余裕がやっと出てきました。同じ部署内で子育てしているメンバーはまだいないのですが、「子育て中の社員として、どんな情報を提供すれば周囲と協力して業務を進められるのか」考えているところです。
これから産休・育休を取得する人が出てきたときのために、円滑なコミュニケーションがとれる風土づくりをしていきたいですね。
ーー産休・育休を取得して、フルタイムで復帰された初めての女性社員として、先陣を切って試行錯誤しながら土台づくりをされている姿がとても頼もしいです!今後蔭山さんがPRONIでチャレンジしていきたいことについても教えてください。
「育休・産休を取得した私だからできること」として、後に続く女性メンバーたちにとって何でも相談できる環境を整えていきたいです。ささやかなことでも「まず蔭山さんに話してみよう」と認知してもらえたら嬉しいですね。
制度づくりにおいても、私の働き方が一つのロールモデルになったらいいなと思っています。仕事と子育て、バランス良くどちらにも全力で取り組んで、子育て中ママ社員として「こんな働き方ができたよ」「こんな可能性もあるよ」を伝えていきたいです。
ーー最後に、求職者の方へメッセージをお願いします!
PRONIにはプライベートで何かが起こったタイミングや、環境が変わりそうなときでも、相談しやすいオープンでフラットな環境が整っています。それぞれのライフスタイルに合わせて働き方なども柔軟に対応してくれるので、仕事と育児のバランスが非常に取りやすいです。家庭を大切にしながら、成果も追求できるので、やりがいを持って働けると思います。育児と仕事の両立について悩んでいる方は、ぜひ安心してPRONIへジョインしてください。
ーー蔭山さん、ありがとうございました!
※本記事はPRONI 公式noteからの転載です。