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「変化を諦めない」キーエンスとビズリーチを経た男が見たユニラボの”弱さを見せる強さ”とは

◆簡単に自己紹介と、現在担当されている業務を教えてください!
2019年2月に入社しました、田中雅和です。現在35歳で、2児のパパです。ユニラボではサービス企画部という部署の部長をやっています。役割としてはプロダクトマネージャー・プロダクトオーナーと言われる、ビジネス側とシステム側の間に立つ仕事をしています。直近では、マーケティング部の戦略変更が行われているので、その中に入ってディレクターとしての役割も担っています。

「人」が意思決定の軸であると気付いた学生時代

世界の仕組みを知るため、物理の道か哲学の道か迷っていた学生時代

◆大学時代は、どんな学生でしたか?
理系の物理学専攻でした。理論物理学の中で量子力学というのを専攻していたんですが、理系の中でも純理系で数式をいっぱい書いて、ひたすら数学をやっていました。あと半分は、ゴスペラーズがいたアカペラサークルでアカペラをやっていました。めちゃくちゃ時間は割いていましたね。体育会系というか競争が激しくて議論が活発で、みんなの考えが合わない中でどう立ち振る舞うかを学んだ気がします。あとは、先生とかついていける熱い人が周りにいたので、「人」がいろんな意思決定の軸になってるなっていうのは、その時からずっとあるかもしれません。

◆どうして新卒でキーエンスのエンジニアに?
全然わからなかったので、いろいろ見てみたくてリクナビとかの大きなイベントに行きました。企業ブースで30分ずつ話している最後の質問の時間を片っ端から当たって話を聞きました。それでやっぱりリクルーターによって差があるなってすごい感じたんですよ。人で選ぼうってその時から思っていて、コンサルとかいろいろ受けたんですけど、結局キーエンスの面接官や来ていた社員の人が一番イケてる人で自分のなりたい、自分の延長線上にいるような人がいそうだと感じました。他にも何社か受けたんですけど、結局そうでしたね。

◆キーエンスのエンジニアって何を開発するんですか?
キーエンスってセンサーの会社なんですけど、スシローのバーコードリーダーってあれキーエンスのやつなんですね。それからデジタルカメラみたいなものもあって、僕はその担当でした。エンジニアって言っても、実際に基板を半田付けみたいなことももちろんやるんですけど、どちらかというと電気と光とソフトと機構の部分を全部理解して、どこにどういう風にすれば一番スペックが出やすいかっていう全体最適を取るっていう文脈が強い開発職でした。ディレクターっていう表現の方が仕事のイメージは近かったかもしれません。

◆カラダノート社では何を担当されていましたか?
最初はアプリエンジニアとして入ったんですけど、この事業どうやって稼いでるんですかとか、アプリこっち作った方が良くないですかとか言ってるうちに、オファーを頂きました。最初はバイトで入ったんですが、正社員でしかも事業部長としてのオファーを頂いたので驚きましたね。その時カラダノート社は15人くらいだったんですけど、webサイトSEOとかアプリのASOとかグロースハック系の仕事がメインでした。実装はすぐしなくなってしまったのですが、エンジニアのマネジメント、採用、総務みたいなこともやっていました。事業側では、新しいビジネスを作ることにも挑戦しました。草案とかはほとんど社長が考えたんですけど、それを実際にこうやればこうっていう部分を自分がやって、それがかなりうまくいったんですよね。かなりうまくいっちゃったんですよ、2回言いましたけど笑

それが売り上げを10倍にするくらいの出来事で、そこから採用や事業の目線も変わってきて、会社が急に大きくなっていきました。そのタイミングで「ところで俺はなにやりたかったんだっけ」ということを考えはじめました。

複合的なキャリアの先に辿りついた職種、PM

5月よりアイミツのプロダクトオーナーに

◆複合的なキャリアが「強み」に変わるきっかけは?
もともと開発職が天職だと思っていたんですね。その自分のバックグラウンド、デジカメを作っていた経験を一切使わないで事業開発をやっていた流れで、「自分どこ行くんだろうな?」ってなっていたときに、たまたまビズリーチ社に勤めていた友人と、最近なにしてるの?みたいな話になって、技術と事業の間にいるよって言ったら、ちょうどその人もそういう仕事をしていて、そういう人を募集しているよと教えてくれて。それが「プロダクトマネージャー」っていう職種の名前だとその時初めて聞いたんですけど、それじゃん!って思いました。しかもプロダクトマネージャー職って最近呼び方とかが流行り始めた仕事で、その第一人者と呼ばれる人がビズリーチ社にいて、その人たちが確かにイケてる人たちだったんですよ。そこで複合的なキャリアを柱にできるような職種があるならめちゃくちゃ良いじゃんって思って、プロダクトマネージャーやってみるかってなってビズリーチに行きました。

◆ビズリーチ社では何を担当されていましたか?
ビズリーチ事業の、転職したい人側の、サービスグロースハックですね。マーケ職なんですけど、ビズリーチでは施策を考える人とプロダクトを考える人がすごく近くにポジショニングされていて、その時はプロダクトマネジメントグループって人たちが実質的にマーケのことをしている状態でした。だからPMだったしマーケターというか。マイナーチェンジでいろいろ役割も変わっていったりもしました。

◆様々なキャリアを積んできて、働いてるときに喜びを感じるところは?
最終的に僕は月曜日が楽しみだったらOKだと思っていて、それは何で決まるかというと、考えているテーマが面白くてそれに向けてなんとかしてやろうっていう気持ちがあるかどうかだと思っています。あと最近は、人の軸がより強くなっていますね。悪い言い方をすると、思っていることがうまく話せない人が1人いると仕事の楽しさが失われると思っています。よく言うと、良いメンバーに囲まれていると仕事が楽しい。同じことなんですけど。それはめっちゃ思っているので、その「人の話」と「ことの話」が両方満たされていれば、楽しい月曜日がくるかなって思っています。

◆ユニラボに入ってみて、月曜日は楽しいですか?
楽しいです!さすがにこの流れでそうじゃないっていうのも・・・笑 僕本当にユニラボ社に対してすごくポジティブなんですよ。ユニラボ社は入ってすぐからここで働くことは本当に心から人に薦められると思っているので、すぐにリファラル活動も何人にも声がけしているし、実際1人入社も決めてくれたのですが、今も続けています。この気持ちを自然に思えるのってすごいことだと思います。

親友からの問いかけと、その先に見えたユニラボへのジョイン

取締役の石田とは高校時代からの同級生

◆ところで、ユニラボとの出会いは?
2年ほど前に高校の親友の石田のお誘いで一回ユニラボに遊びに行かせてもらい、少しだけ仕事の手伝いもさせてもらってたことがありました。

その後、特に接点もなかったのですが、石田がたまたま登壇したイベントにビズリーチの私の知り合いが登壇していて、もしかして田中いますよね?みたいなことを石田が言って、いますいますみたいな。

それで久しぶりに会うか、ということになった時が、転職活動で何社か面談を終えたタイミングで、キャリアってやっぱ難しいなというか、結局正解じゃなくて決断なんだなって思っていた時期でした。石田に会って、いろいろ状況を報告しながら、こういうのもあるしこういうのもあるしって話していたら、「俺はそういうのが聞きたいんじゃないんだ、お前は結局何がしたいんだ!」って言われて笑 そのかっこつけが見事に刺さるっていう。そうだよな、やっぱやりたいことだよなってハッとさせられました。

◆最後に入社を決めたポイントは?
ユニラボが変わったように感じたんですよね、石田の表現というかその時の流れというか。あとは栗山さん(代表)に会った時の印象が一番大きい。どうして変わったのか単純に興味があった。僕が知っていた2年ほど前のユニラボは結構悩んでる状態だったんです。順風満帆で来たわけじゃなくて、辛いことも踏まえて、改めてそれでもやっていこうっていうときの表情というか、そういう空気が非常に魅力的に見えたんですね。だから栗山さんと石田の話を聞いて、これはアリかもしれないと思いました。興味があってかつできることって意味でいうと、ユニラボを大きくするっていうのは、これまでの経験的に、貢献できると思ったんですね。それで、そろそろ決めようかなって時に、さらに別の良い波もきていたことを知って「まじか」と。そんなすごい流れあるんだと思って、これはこのビッグウェーブ的なやつ乗るしかないと思って、結果入社しました。(ビックウェーブの話が気になる人はぜひ面談で!笑)

◆他の会社になくて、ユニラボにあったものとは?
他の会社の面談では会社の綺麗な部分を見てきたからっていうのもあると思うんですけど、ユニラボの弱い部分を見たことだと思います。今思うと。面接で会った何人かの人たちが最強の布陣で、でも入ったら一切その人たちとは仕事しないっていうパターンあるじゃないですか。でもユニラボはどっちかっていうと、その苦しい面やニュアンスをいっぱい感じ取ったんで、そこが一番響きました。芯があるってことじゃないですかそれって。変化する気があるっていうか。シンプルに、こういう状況で困っているから助けてくれませんかという正直さもよかった。知り合いがいるから、真実としてそうなんだろうなって感じられたってのも大きいと思うんですけどね。決める瞬間って人らしさみたいな方が響くってことかもしれないですね。

”ここで働くことをおすすめできる会社”としてトップでいたい

新部長6名での、初めての集合写真

◆未来の話をお聞きしたいのですが、これから会社をどうしていきたいですか?
変えられるってことを念頭に置いて会社を大きくしていきたいです。会社を大きくする中で自然に「そこはしょうがないし」って言ってる部分を全部諦めずに、理想の仕事が出来る会社にしたいと強く思っています。もちろん事業の伸長っていうのが自分の業務なんですけど、割と組織課題には口うるさく言っちゃうと思うし、ずっと誰から見てもここで働くことを薦められるっていう意味で「トップな会社でいたい」です。ちょっとした違和感、普通の会社ではそこまでやらないでしょってことも、うちの会社では取り払うってことをやっていきたいですね。

これから入る人への話をすると、入る時に感じた「違和感」を次の半年後に入る人に感じさせないっていうのはずっと繋いでいきたいと思っていて、そうすれば大きくなっても維持できると思っているし、それができなくなったら多分採用はしちゃいけないんだと思っています。そこも加味して入ってきてほしいですね。

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