プロフィール
飯田瞬太 インフラエンジニア
2002年生まれ。中学校2年生より趣味としてプログラミングを始める。埼玉県の高校卒業後、浪人生の半ばにエンジニアとしての就職を意識し始める。エンジニアとしての学習機会を得るため活動する中でEmpathに出会い、2021年6月よりインターン、9月より正社員として入社。好きなことは、新しい物、ゲーム、猫。苦手なことは朝起きること、泳ぐこと。あだ名はメッシ。
2002年生まれ19歳がEmpathのインフラエンジニアに
ーー浪人生からの就活生からのエンジニア
もともと人に「教える」事が好きで、教員になるため教育学部進学を志していました。でも、浪人生として勉強するうちに、自分がやりたいのは教員ではないかも…ということに気が付きました。教えること、相手に伝えること、そういうことは就職して仕事をする中で自分の個性として持てば活かせるのではないかと思いはじめ、大学受験は辞めて就職を考えるようになりました。
中学校2年生のころからプログラミングを趣味としていたので、その技術をもって就職しようかと考えたのですが、普通科の高校を卒業をしているため高専や専科卒業の人に比べると経歴が弱いと感じましたし、自分の今持っている技術が社会で通用するかわかりませんでした。そこで完全無料で受験と学習ができる42Tokyoの存在を知りを受験することにしました。
この42Tokyoの受験制度"piscine”のコミュニティの中でEmpathの社員に出会い、一緒に働こうよ!とお誘いを受けた事がきっかけとなり、6月からインターン、9月に正社員になりました。お誘いを受けたのは5月だったので、就職までわずか4か月間と、かなりのスピード感で物事が進みました。でも、Empathへの入社は「行きたい」「行きたくない」という判断の前に、自分の頭の中で行くことが決まっていたような感じで、迷いは全くありませんでした。
ーー想像以上に楽しい毎日
具体的な仕事内容としては、社内の設備を整備点検をしたり、事業の技術的な相談を受けて検討したりしています。例えば「これを実現するのにはどんなサービスを開発で使い、どれくらいの金額が動き、どれくらいの人を割けば完遂できるか、検討し見積もる」といった感じです。他にも、今の運用業務を効率化できないかなど、いわゆるDX推進をするための相談役をしていたりします。
入社してから想像以上に楽しい毎日です。正直なところ、就職前は「自由とはいえ会社だから、多少は形式ばっている所もあるだろうな」と思っていましたが、そんなことはなく、守るべき線引きが「楽しい」と思えるところにある。上下関係もなく本当にフラットな関係性なので、自分の意見が言える・聞いてもらえる。そして、経営の人の考えをちゃんと聞かせてもらえる。僕にとってはとても働きやすいです。
リモートワークの日も多いですが、オフィス出勤したらだいたいここに座っています
教育の「教」だけがやりたくて
自分は、人に「教えること」が大好きです。人に何かを教えるとき「今これをわかってもらおう」をずっと積み重ねたいと考えています。学生に対する教育現場では「この子の未来のために!」という意識が強いと思うのですが、僕はそれにあまり共感が持てません。
「将来どうなりたいの?」と問い続けても、今それが分からない人にとっては意味がない。目の前のものを楽しく学び「私はこういうところが楽しいと感じる」というのを自覚・理解してもらった先に未来があると思うんです。そういう視点でいうと、自分は「教え育む」というよりは「教」という文字の方だけに強く興味があるのだと思います。
「教えること」が好きなのは、僕が子供のころから持っている好奇心が関係していると思います。例えば小さい子が新しいものを発見すると「お母さんみてみて!」と伝えたくなると思いますが、自分はその気持ちを人一倍強く持っていました。
幼いころから持っている、この「体験をそのまま人にシェアしたい」という気持ちは、成長して学校に通うようになると、対象がおのずと勉強になっていき「面白い公式を見つけたので友人にシェアしたい」などと思うようになりました。ただし勉強となると、内容によっては、相手に伝わらないシーンも出てきてます。それがすごく残念に思えたので、どうやったら伝わるのか、「教える」「伝える」ということを考えるようになりました。
「百聞は一見にしかず」とは言うけれども、「僕の伝えたことが一見になる」、それくらいを目指したい気持ちがあります。言葉で伝えられるんだったら伝えたい!体験を言葉で再現できないかと考えています。ちなみに、自分が人に何か教えるときには、相手の生活を観察して伝わりやすいような、例え、言葉遣い、ニュアンス、を心がけています。
共感と僕
高校生のとき、演劇部に居たんです。入学して1週間経ったころ、担任の先生に「私が顧問をやってる演劇部が、人が足りなくてね…。音響のお手伝いで来てもらえたりする?」と言われ、断りようが無くて手伝うようになったのが始まりです。笑
実際に演劇部の大会を見てみるとすごく面白かったので、積極的に参加するようになり、2年生の時は部員の書いた台本を一緒に練り、気が付けば演出のようなことをやっていました。
「ここはもっとこう伝えよう!」「聞き取りやすい言葉はどれだろう」「(役の)中学生はそんな言葉使わないよ」など多くの事を考えて、やはり「伝えることに興味がある」と思いました。伏線やオチを考えたり、一人ひとりの役の意味、劇をやる意味。どうしたら観劇する人に伝わるか、共感してもらえるかを仲間と共に、ずっと問い続けました。
多くの人がこの1つのものを観たときに、複数の手段・アプローチなど、どんな手段を使ってもいいので同じ感情を持ってもらう、共感してもらう。ということをやりたいなと思っていたし、その気持ちは仕事をしている今も変わりません。
結果的にこの劇は関東大会まで進出できました。沢山の議論と準備を積み重ねた経験、個性的な仲間と1つのものをつくった体験、これは本当に楽しかったですし、ひとつ自分の成功セオリーとして持っているものだと思います。
今はリモート前提のコンパクトなオフィスですが、機器は多いのでスペースを工夫して使っています
エンジニアとして、Empathの社員として、めざすもの
Empathでのこれまでの仕事は、既に完成している製品の技術的な部分しか見れていないので、「なぜその製品を必要だと思ったか」「製作者の気持ち」がなかなか分かりません。これからの新しい取り組みでは、そのような初期のステップから参画し、体験・成功するという経験をしたいですし、Empathの事業と一緒に成長していきたいです。そして、自分の好きな「教える」「伝える」ということを製品を通してやれるのか、製品をどう魅せるか、そういうチャレンジもあるなと思っています。なので、
一緒に仕事をするインフラエンジニアさん、大募集中です!
▲メッシ「興味があるから一緒にやりたい!知識があるから実践してみたい、そんな人にお勧めのポジションです。」
また、個人的なビジョンとして「社会構造を変えたい」という気持があります。今の社会構造にも良いところはありますが、現状は、人格よりも肩書が前に出てしまっていると感じていて、対等に人格を見れる仕組みはどうやったら出来るんだろう?と考えています。
自分は偶然チャンスに恵まれて就職出来ましたが、縁に恵まれず、活躍できる場にたどり着けない人が世の中には大勢いると思います。大学に行ってないから~できない。とか、高校に行かないと~できない。とか、人格や能力が素晴らしいのに、肩書や縁といった要因で活躍出来ない人がいる現実について、自分が技術を持って解決できないか、ということをよく考えています。
新しい時代を生きる中で、技術によって有益な生き方ができますよ!というのが人類の進化だと思うし、なにか1つエンジニアとしてやり遂げたいなと思っています。
今のオフィスは屋上があるので、天気がいい日はぼーっとしに来られます
編集後記
「僕は便利なテクノロジーが好きなので、ボタン一個で何でもできちゃうプログラミングとかしたいですね~」ともコメントしていた飯田さん。実は高校1年生から5年間ほど、スーパーのレジ打ちのアルバイトを続けていて、「県内レジ打ちNo.1」を受賞したこともあるそうです!レジ打ちという一見アナログなことも、自ら分析して改善していくその姿勢に、成功の秘訣があるのかな…。動物が好きだそうで犬や猫を見つめる優しい目と、技術者としての鋭い視点のギャップもたまりません。色んなトピックについて語り合えるメッシさんと話をしてみたい!一緒に働きたい!という方はぜひご連絡ください。お待ちしております。