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バヅクリの社内施策を公開!エンゲージメント向上の成功事例

書いた人
前沢綾花(まえさわあやか)
バヅクリ株式会社 マーケティング担当。前職で企業における人と人とのつながりが組織の活性化に不可欠であることを実感。バヅクリのミッション「この世から孤独を無くす」に共感し2022年にバヅクリに入社。より多くの人々が、仕事へのやりがい、働きやすさを感じられる社会の実現を目指し、日々奮闘中。

はじめに

私たちバヅクリ株式会社は、これまで800社以上のエンゲージメント向上を支援してきました。

そんなバヅクリでは、自社でもエンゲージメントを高める施策を行っており、その中で得られた経験や学びをみなさんに知っていただきたいと思い、この記事を書くことにしました。

少しでもバヅクリへの理解、エンゲージメント向上の取り組みの参考になれば嬉しく思います。

エンゲージメント向上施策を浸透させるためにバヅクリが意識していること

「形だけの取り組みには意味がない」

そう考えている私たちは、新しい施策を始める際は、まずは、役員やリーダーが話し合い、全員が同じ方向を向いてスタートすることを大切にしています。

そして、スムーズに施策を社内に浸透させるために3つのことを実施しています。

①施策の背景や目的を説明する

背景や目的が分からないままだと、やらされ感が出てしまい、「なんのためにやるんだろう」「別に協力しなくていいや」となってしまいます。
そのため、バヅクリでは施策を始める前には、役員、リーダーから説明の機会が必ずあります。


②上司が率先して新しい取り組みを始める

新しい施策を実施する際に、これをやります!みんなやってね!だと浸透させるのが難しいと考えています。
バヅクリでは、上司が率先して取り組むことで「上司が頑張っているから、私も少しだけ協力してみようかな」と思えるような雰囲気を作っています。


③従業員の意見を積極的に聞く

バヅクリは、そもそもエンゲージメント向上に協力的な従業員が多いのですが、それでも「これは私たちには合わないかも…」という施策はありました。

そんな時に備えて、役員、リーダーが積極的に従業員の意見を聞くといったことを実施しています。

従業員の意見から施策を改善していくことで、「会社は私たちの意見を大切にしている」と感じてもらい、より一層のエンゲージメント向上に繋げています。

バヅクリが実施している成功施策

ここからはバヅクリが社内で実施している成功施策を

  • 従業員同士のコミュニケーション
  • 仕事へのモチベーションや成長意欲

    の2軸に分けて紹介していきます。

従業員同士のコミュニケーション

まずは、従業員同士のコミュニケーション円滑化や、関係構築についての施策を紹介します。


①5分調べて分からなかったら、人に聞く

業務で何か分からないことがあったら、まずは自分で5分調べる。
それでも解決しない場合は、すぐに人に聞くことをルールにしています。

これは、時間効率を高めるといったところもありますが、こまめなコミュニケーション機会の発生も狙いにあります。

わからないことを共有できることで、お互いの業務理解を深められ、そこからナレッジの共有ができたりするといった利点もあります。

また、チャットでのやりとりが多いバヅクリでは、次のコミュニケーションルールも実践しています。

『質問や確認が、2ラリー以上続くなら音声通話に切り替える』

これも時間効率を高めるためというのもありますが、テキストコミュニケーションで発生する誤解を防ぐという理由もあります。

声のトーンや表情といった非言語的な情報も加わることで、人間関係における勘違いを防ぐことができると思っています。


②相談や質問には丁寧に回答する

特にマネジメント層は、部下からの相談や質問に丁寧に答えることを徹底しています。
これは、若手の育成だけでなく、職場の心理的安全性を高める上で重要だと考えています。

心理的安全性(自分の意見を誰にでも安心して発言できる環境)の土台作りとして、このルールを実施しています。

私が入社した際には役員から「質問しておざなりにされたら、怒ってください」とまで言われました。それだけ、このルールは大切なこととされています。


③柔軟な働き方と対面コミュニケーションの両立

コロナ禍を経て、私たちの会社では働き方が大きく変わりました。
一時はフルリモート勤務でしたが、現在は曜日固定でのハイブリッド勤務となっています。

この背景には、対面でのコミュニケーションの重要性が見直されたことがあります。

特に新しいプロジェクトを進める際には、対面でのミーティングで思わぬアイデアが生まれるきっかけになったり、社内の連携を深めるために、直接顔を合わせて話す機会が不可欠だと考えられたからです。

そのため、出社時にはチームメンバーとはもちろん、他チームとのコミュニケーションを大切にしています。

毎日リモート勤務していた時と比べて、通勤が大変だと感じることもありますが、同じ空間で働くことで得られるメリットもたくさんあると感じています。


④研修/ワークショップの実施

バヅクリは、エンゲージメント向上のための研修/ワークショップを提供している会社なので、実際にプログラムを体験する機会を設けています。

サービス理解を深められるだけでなく、ワークを通じてお互いのことを知る機会にもつながっています。

(ワークの様子)

実施しているプログラムの一部をご紹介します。

  • 新入社員向けの「ビジネスマインド研修」
  • コミュニケーション活性化のための「夢幻オークション」「チーム対抗クイズ大会」
  • 相互理解を行うための「仕事のやりがいワークショップ」「多様性・相互理解ワークショップ」
  • モチベーション向上のための「レジリエンス研修」
  • スキルアップのための「リーダーシップ研修」「アサーティブコミュニケーション研修」

など多くの研修/ワークショップを定期的に実施しています。
こうした機会を通じて、お互いの性格や考えを知り、働きやすい関係性を築いています。

さらに、バヅクリではその時の組織の課題に合わせて、社内専用のワークショップを実施しています。


「ストレングス・ファインダー 2.0」の共有会

※ストレングス・ファインダー 2.0とは|自分の強みや才能を発見し、活かすための診断ツール

新しく入ってきたメンバーに「ストレングス・ファインダー 2.0」を受けてもらい、その結果をもとに自己紹介をする会を実施しました。

自分の強みや働き方について、他の社員に知ってもらうことで、より深いレベルでの自己紹介となり、チーム全体の理解を深めることに繋がりました。

「こんな考え方をしていたんだ!」「似ているかも!」といった形でその後の会話の種にもなりました。


チーム対抗の料理対決

チームビルディングの一環として、ランダム編成のチームで調理時間や食材が制限された料理対決を行いました。

調理中は、メンバー同士が積極的にコミュニケーションを取り、お互いのできることを活かしながら協力する姿が見られました。意外なメンバーが料理の腕前を発揮したり、チームをまとめる役割を担ったりと、普段は見えないメンバーの新たな一面を発見でき、チーム全体の一体感が高まりました。


仕事へのモチベーションや成長意欲

次は、仕事へのモチベーションや成長意欲を高める施策について紹介します。


①体験型のオンボーディング

一般的なオンボーディングでは、サービスに関する情報を一方的に伝えることが多いですが、バヅクリでは、サービスである研修/ワークショップを体験しています。

例えば、「ビジネスマインド研修」では、「企業HPの採用ページを改善する」というテーマのグループワークを行います。このワークを通して、会社への理解を深めるだけでなく、研修内容そのものの理解を深めることができます。

サービスを体験し、その価値を肌で感じてもらうことで、より早く組織に貢献できる人材へと成長していくと考えています。


②週初めのOKRミーティング

四半期ごとに設定したOKR(Objectives and Key Results)をベースに、チームごとに具体的な目標を定めています。毎週月曜日のミーティングで、その進捗状況を共有しています。

これにより、自分のチームだけでなく、他のチームがどんなことに取り組んでいるのかがわかるので、全体感を掴みやすく、モチベーションにも繋がっています。

「あのチームはこんなことをやっているのか!」「自分たちと連携した方が効率がいいかも」といった発見が、新たなアイデアや目標設定のきっかけになることもあります。


③週終わりのウィンセッションミーティング

毎週金曜日に各チームが、その週に達成したことや取り組んだことを発表しています。

単に報告するだけでなく、どんなことに苦労したか、どんな発見があったかなど、具体的なエピソードを交えて発表することで、他のチームメンバーも共感し、チーム間の理解を深めています。

発表の最後には、「今週のありがとう」というコーナーを設けています。
他のチームへの感謝の言葉や、ねぎらいを発表する場です。他チーム同士の連携も知れるので組織全体で一つの目標に向かって取り組んでいるという一体感を味わうことができています。

バヅクリが施策を実施する際に注意していること

本記事を読んで、自社にも取り入れてみようと思ってくださっている方もいるかもしれません。せっかくなので、バヅクリで施策を実施する際に気をつけていることも紹介します。

施策を真似する時は、自社に合わせてアレンジする

バヅクリでも他社の事例や、見聞きした施策を取り入れているのですが、導入する際には、そのまま真似をするのではなく、自社の状況に合うようにアレンジをしています。

バヅクリでやるならこうかな?このチームだけで試してみようかな、と自社の状況に合わせて内容や実施期間などを変えています。

成功した施策が、永遠に通用するとは考えない

本記事で紹介した施策も含めて、ずっと成功し続けるとは考えていません。役員、リーダーは日々従業員の声を拾い、時には実施形式を変えたり、時にはスパッとやめることもあります。

そのためには、その施策の目的はなんだったのか、目標を達成できたのか、今の組織に本当に必要なのかを立ち止まって取捨選択するようにしています。

まとめ

バヅクリでは、自社のエンゲージメント向上に向けて、日々施策を行なっています。
社員一人ひとりが会社のビジョンや目標を深く理解していることも、新しい施策がスムーズに浸透している理由と言えるでしょう。

「やってみよう!」というチャレンジ精神を大切にし、スピーディーに実行に移すことを心がけています。

こうした試行錯誤を繰り返しながら、社員の満足度を高めていくことでエンゲージメントサーベイのスコアも高い水準を維持しています。

次の記事では、これまでバヅクリが社内で行ってきたエンゲージメント向上施策の失敗事例をご紹介します。

失敗した理由や教訓についても解説しますのでぜひご覧ください。


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