フォトラクションでは先日、半期に一度の締め会を開催しました。
締め会の中のコンテンツの一環として、フォトラクションValuesを最も体現しているメンバーを表彰しました。
フォトラクションのValuesは、その価値観に基づいた行動を重ねることで事業が成長していくように設計された5つの価値観から形成されています。その大切にしている価値観を体現しているエピソードを推薦形式で全社から集め、そのうち合計9名をノミネートし、その中から受賞者を表彰しました。
Valuesに関しては以下をご覧ください。
前回に引き続き、ノミネート者のエピソードと共に社員のインタビューを記事として公開します。第四回は「目的逆算」というValueの体現者のエピソードです。
目的逆算とは
目的逆算とは、曖昧な意思決定をしない、判断に迷ったら目的に立ち返ることを重視するというValueです。
その機能開発の目的はなにか、会議の目的はなにか。日々の業務の中で当たり前に目的を意識することで、正しい方向に前進していくことを目指すValueです。
「目的逆算で専門性の間を埋める」建設BPO統括部 黒島智彦
推薦者の声
- 議論の目的を明確にしてMTGをさばいてくれる
- 課題に対して感覚や感情ではなく、事実を見極め、常に数値的にものごとを考えられていている。
- 採用と事業の採算性の相談をした時に、様々なデータを出して検討した上で守るべき採用単価などこれまで抜け落ちていた視点を気づきとして与えてくれた
黒島さんは一緒に仕事をしている皆さんから目的意識や数字意識の強さについて推薦されていました。普段どんなことを意識して仕事をされているのですか?
私が所属している建設BPO統括部というチームの皆さんは、建設業界出身の方やAIエンジニアの方など、建設や開発領域のスペシャリストの方たちなんです。私はマーケティング畑の出身で、前職はコンサルティング会社でしたので建設の領域にもAIの領域にも詳しくありません。
だからこそ、自分が何も知らないという前提の上で「何も知らない自分でも理解できるように」言語化するように心がけています。
元々無根拠で話すのが苦手なのもあるのですが、「自分はこの領域に関して何も知らない」という前提だと「経験からするとこうです」というのは通じないので、「データではこのようになっているので、こう考えられるのではないか」というスタンスで仕事を進めるようにしています。
フォトラクションには専門領域に強みを持つ優秀な方が多いので、専門性に対して敬意をはらいつつ、一般論で会話をするのではなく客観的な情報を集めて事実と向き合うようにしています。
なるほど、事実に向き合うことでドメインへの専門性というハンデを補っているのですね。数字には元々強かったのですか?
これまでの会社でも「数字に強いね」とか「エクセルに強いですね」というのはよく言われていて、「黒島はペッパー君みたいだね」と言われていました。笑
気質として新卒の頃から現状を読み解く部分に関してはデータに基づいて、解釈やそこからのアクションに関しては思いも乗せて実行するというスタイルでやってきていると思います。
フォトラクションで数字の強さを生かした仕事としてはどんなものがありましたか?
例えば事業のコスト構造を改善するために、過去の受注データとコストの実績を参照して新たなコストの予測モデルを作ったり、COOの米澤さんのサポートで将来の事業予測を立てるにあたってAI化による収益の改善モデルを組んだり等でしょうか。
黒島さんの強みが生かされていますね!
そうですね、その際はただ漠然と重要そうな数字を並べてKPIとするのではなくて、売上などのKGIからしっかりと分解して、最も変数として事業への影響度が大きいファクターが何かを見極め、その上でそれは計測可能なのか、現在は計測できないとしたらどのようにしたら計測できるようになるのか等を考えるように意識しています。
最後に一言お願いします!
建設やAIという領域はどうしても専門性が高いため、同じ統括部の中でもグループをまたぐと言葉が正確に伝わらないことによるコミュニケーションの齟齬が発生しがちです。
しかし、事業を通じて顧客に価値を届けるという点においては共通の目的を共有しているので、自分が「何も知らない」立場で言語化して場の目的を明確化し、潤滑油として機能することでチームの議論を活性化していけたら良いなと思っています。
強みを活かされていて素敵ですね!ありがとうございました!
「より大きな価値を生む一手を打つために、目的逆算する」テクノロジー・サービス部デザイングループリーダー 末冨賢志
推薦者の声
- 「その機能追加はユーザーを幸せにするのか?」「何がユーザーにとって最適なのか」「そのために会社としてどうあるべきか」などプロダクト開発の本質を常に中心に考えている
- プロダクトや組織に対する課題感を強く持たれていて、本来どういうプロダクトを作るべきか、どういう組織を作るべきかというところから逆算してやるべきことを決めていくことが当たり前にできている。など
末冨さんは目的意識が非常に強く、デザインだけでなく「ユーザーに届ける価値」から逆算して動かれている印象が強いです。どんなことを考えて仕事されているのですか?
僕は常に価値を出すために働いているという意識が強いのですが、適当に一手を打つのと目的を明確にして試行錯誤して打つ一手では出せるバリューが全然違うと思っています。
せっかく人生の貴重な時間を削って動くのであれば、より大きな価値を生みたいですよね。
現代社会では衣食住の最低ラインをクリアすることはすごく簡単なので、その上にある欲求の「誰かしらに貢献したい」という思いは皆さん持っていると思います。より多くの人に貢献するためには試行錯誤して「より価値のある一手を打つ」という心がけが大事だと思います。
目的逆算で価値のある一手を打つために、何を意識されていますか?
デザインでもプロダクト開発でも、誰をどういう状態にしたいのかという視点が非常に大事だと思っています。
例えば顧客要望を受け取るケースを考えると、要望は導入担当者から頂くことが多いと思うのですが、それをそのまま実装するように動くのではなくて、導入担当者の先にいる現場の人にどんな課題があって、何を解決したくて要望として上がってきているのか想像力を働かせるのが大事ですよね。
課題の根本を突き止めて、そこから逆算することでより精度の高い一手が打てると思っています。
目的逆算力を高めるためにはどんなことを気をつければ良いでしょうか?
デザイングループのメンバーには常に伝えているのですが、仕事の時間だけで意識しようとしても身につけられるものには限界があるので、いかに普段の生活の中から「何故やるのか」という目的逆算を意識することが重要だと思います。
例えばSNSでは発信すると反応の量で「どのような投稿がウケるのか」がわかるので、毎日発信しながらフォロワーの反応を観察して、自分の感覚とユーザー心理のチューニングをしています。
最後に一言お願いします!
目的逆算というバリューは普段の生活からの意識が重要だと思います。スポーツでは練習でできないことは試合ではできないと言われますが、普段から「これは誰をどういう状態にしたいのか」と考える癖をつけていくのが大事だと思います。
ありがとうございました!
株式会社フォトラクションでは一緒に働く仲間を募集しています