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勉強会登壇で見えた新しい世界

株式会社オズビジョンでエンジニアとして勤務して4年目の寺嶋(@terra_yucco)です。

先日、サポーターズさんとの取り組みトライアルとして、小規模イベントで登壇という形でお話しする機会をいただきました。その時の学びと成果を自分なりにふりかえったので、こちらにまとめておこうと思います。

【終了済み】イベントはこちら。>https://supporterzcolab.com/event/164/

発表タイトル

開発プロセスを改善したら、社内コミュニケーションも円滑になった話。

どんなことを話したのか

オズビジョンでは、2014~2016年の間ギルドワークス株式会社にご支援いただき、開発現場の向上に取り組みました。それは開発のやり方やツールの活用といった実践的なスキルな部分はもちろん、それより前段の「考え方」「向き合い方」などのマインドの部分も大きかったと考えています。

最初の1年間は社内コーチに本当に深いところまで入っていただき、CoachingというよりTeachingのスタンスで教えをいただきました。
次の1年間はサポートをいただきながら、開発チームから社内の他のチームへ知見を広げていきました。
その後はコーチから卒業して自分たちで走り出し。そして現在に至ります。

このような自分たちの歩みを、包み隠さず(本当に隠さなさ過ぎたと思っているレベル)、時系列に沿ってお話ししました。Before/Afterで実際にどのように変わったのか、そのときに取り入れたプロセスにはどのようなものがあるのか、具体的に取り入れたツールはどのように活用したのか、などを軸に整理してお伝えした発表です。

頂いたフィードバック

発表内容に対して:

・どこの会社も同じ悩みを抱えているんだと思った
・まさに今困っていることドンピシャだったので学びになった
・時系列ごとに整理されていたのですっと理解できた
・コーチを入れるという判断をした経営も凄い

スピーカーに対して:

・話し方が上手い
・Qに対するAが適切

あーうん、やってよかったです。(単純)
とはいえ、自分では人前で話すのは苦手という意識が根強くあります。このあたりは回を重ねれば変わってくるのかな。継続は力なりという言葉もあるわけですし。

この機会への感想

30分は想像以上に長く、想像以上に短い

今回資料は大体140スライドほど(ただし表紙や自己紹介などのスライドを含む)用意しましたが、簡潔にさらっと流せばこれでも20分程度で終わってしまいますし、逆にスライド読み上げでなく自分の言葉で内容を積んでいこうとすると40分でも足りません。
事情があり発表準備にそこまでの時間を取れたわけではありませんでしたが、スライドを読み上げるだけの発表にはしたくない(それならスライドを公開すればよいだけの話)なので、ここの塩梅にはかなり苦労しました。

実際の本番では、ご来場者が多すぎなかったこともあり、できるだけ会場との対話を心掛けました。そのため、スライドの内容を補足する口頭説明も増えましたが、会場の反応を取り入れたり、質問形式にしたりし、逆におまけとして用意していたAppendix節はざっくりとカットしました。
そのような調整の結果、大体30分程度で終わったのですが、元々のスライドの枚数の割り振りと発表時の熱入れの箇所はあまりあっていなかったなあ、という反省点。

準備段階の意義が大きい

今回は数年にわたるチームの改善をふりかえり、整理して資料にまとめていったため、当時の資料をとにかくいろいろと読みました。ギルドワークス社から頂いた提案書、実際のふりかえりの記録、当時のマネージャーの個人フォルダ(ごめんなさい)、Backlogチケットなど。

その中でも、改善活動に一番活用していたGitHub Issuesを全部読み返したのが、自分にとっては一番大きな学びであり、衝撃であり、気づきでした。

・当時やれていたことでもできなくなっていることが多く
・当時困っていたことで今でも困っている内容も少なくなく
・そもそもIssues自体の数が激減している (※1)

もちろん現在でも続けられていることもあり、今の方がずっとうまくやれているものもあります。
当時決めたものも、全部が今でも必要な活動というわけではなく、変化に伴って必要なくなるケースももちろんあります。ただ、そういうジャッジを経ずにやらなくなっているいい活動がたくさんあること、当時指摘された自分たちの弱みが変わっていないこと、…いろいろと考えさせられました。

※1 ... 2014年度は2-4Qで550。2015年度は通期で650。2016年度は280。2017年度は現時点で90。

終わりに

モノを作りたいエンジニア、特にSIerでがりがり作っていた人なんかは、外部で発表したりすること自体にあまり魅力を感じない、面倒だと感じるタイプの人もいるかと思います。
ただし「人に教えることで自分も成長する」という言葉をよく聞くと思うのですが、「発表するために自分の学びをまとめる」ということは、ただ学ぶことの何倍もの価値があると今回の体験で特に感じました。自分で自分に痛い突っ込みを入れられる機会って、そうそうないんです。

登壇でなくても、自分の学びを発信することを今後も続けていきたいと思います!

【おしまい。】

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