一般社団法人 越境アジャイルアライアンスさんの,を当社のオフィスで行って頂きました。3つのトークセッションが用意されていましたが、私がお話を伺ったのは「ドメイン駆動設計+RDRA事例紹介」のテーマです。スピーカーは増田亨さんでしたが、私と増田さんとはかなり昔からのご縁を頂いております。実は、増田さんは私が新卒で入社した会社の当時の社長であり、まさかこのような形でお会いすることになるとは夢にも思いませんでした。
久しぶり(15年ぶりぐらいでしょうか…)に増田さんのプレゼンを聞きましたが、相変わらずの増田節が顕在でした。懐かしいとともに、新卒当時の身の引き締まる感覚を思い出しました。プレゼンの内容は、基幹システムの全面リニューアルのお話。30年前のシステムをなんとか回している中で限界を迎えており、中身を知る人もリタイアが続く中のリプレイスをどう進めているか、という話です。
まず、リニューアルプロジェクトの状況は以下の通りです。
- 全体が見通せている人がいない
- 骨格と優先事項が見えない、決まらない
- 詳細を誰もつかんでいない
そのような中で、どのようにプロジェクトを進めているかですが、以下の3ステップで進めているとのことです。
- 全体の地図作り(RDRA)
- 俯瞰したモデリングをすることで、同じ土俵で話ができるようになった
- 中核モデルの探求(ドメイン駆動設計)
- そもそもこの業務におけるコアは何か。一番価値のある業務のやり方は?などに対してコードを描いて試していく
- 詳細仕様の発掘
- データベース(テーブル構成やデータの中身)から実データを追う
以上のお話を聞きながら思ったのが、システム設計も組織づくりも似ているなぁというものです。俯瞰して全体を捉え、コアを見極め、一つ一つに丁寧に対応していくステップが同じと感じたポイントです。
講演が終わったあとに増田さんと少し話をする時間があったため、私が思ったことを率直にお伝えしました。増田さんの回答も、システムも組織も同じようなものだということでした。やはり、システムも組織も、設計して実現していくプロセスは同じかもしれません。
私はエンジニアから組織づくりの方に興味関心が移りましたが、根源にある何かを創り出すことが好きということは変わっていないようです。フィールドは違えど、今でも新しいものを作ることに挑戦し続けている人がいることを忘れず、楽しみながら取り組んでいきたいと思います。
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