みなさん、こんにちは
事業推進部の飯田です。
私は、今年の3月でオズビジョンに入社して10年を迎えます。これまでのキャリアは前職も含め、人事一本でやってきました。
以前、COOの松田が紹介した「フリーランス人事の歩き方 第3回「これからは人事部をシェアする時代かも」の記事。
私は、今回人事シェアの検証人として、他社で就労してきました。その取り組みをご紹介したいと思います。
【なぜ私が検証に行こうと思ったのか】
オズビジョンという会社は、自分の主張や意見を出しやすい環境です。この取り組みも、私が「オズビジョンで多様な働き方を実現したい、その道をつくるのは私だ」という勝手な使命感から自分で志願し、いくことになりました。なぜ勝手な使命感が生まれたのかというと、これまでも働くママ第1号となったり、個人が働く時間や場所を自由に選択することができる自律型勤務制度の導入にかかわったり働き方を作っていくことに携わってきたからです。後先考えるよりも強い気持ちが行動に繋がりました。
【検証までの流れ】
1、私の履歴書の作成
10年ぶりの履歴書作成。この検証に対する思いも含めて書いてみました。10年もいれば書くことも沢山あります。書いてみると地道にコツコツとスキルや経験を積み重ねてきたことを実感しました。たまに、自分の成長を確認するためにも、書いてみるのもよいものです。
2、検証に協力いただける企業様探し
知り合いの経営者の方に声掛けを実施。私の履歴書をお見せし、興味を持っていただける企業を探しました。
3、ご協力企業様とのご面談
先方の経営者の方と私の面談を実施していただき、お互いの期待値の擦り合わせを行いました。経営者の方と1対1でお話させていただく機会はあまりなく、会社や社員のみなさんへの想いをお伺いでき貴重な時間となりました。これだけでもすでに価値のある取り組みだと感じました。
4、検証先の決定
先方の期待に応えられ、さらに自分の能力を発揮しやすい場はどこか?を考えるとオズビジョンの企業文化や事業内容と近しい方が実現しやすいと考え、1社に決定しました。
- 業種:ECサイト運営企業
- 拠点:本社は名古屋、支社が東京
- 従業員数:約50名
- 就労期間:3カ月 週10時間程度の勤務
- 参画PJ名:バリュー体現組織PJ
- PJメンバー:代表とコーポレート部門2名と私の4名
【他社就労をしてみて】
企業文化や事業が似ているとはいっても、別の会社。
特に今回は組織開発のPJということもあり、経営方針の理解、組織状態や課題の把握などキャッチアップに1カ月程度かかりました。
そしてもう一つの難関がPJメンバーとの一からの関係構築。
今回は1度会社に伺わせていただきましたが、それ以外はすべてオンラインでのやりとりで、対面以上の難しさもあったと思います。とにかく自分をさらけ出そうと思い、ありのままを心がけました。
この3カ月間は、社員の深い関係構築をはかるための社内イベントの開催、モチベーションの変化を計測するアンケートの定期的な実施、ニューノーマルな働き方の検討等に取り組みました。
急に他社の人間が社内のプロジェクトに関わらることを、社員の方々もどのようにお感じになるのか、正直、最初は不安でした。。しかし、インタビューでお話を伺った時や施策検討のMTGにご協力いただいた際もあまり部外者扱いされている印象はなく、契約形態や所属に関係なく仲間として受け入れていただきとても恵まれた環境でした。。
正直、組織開発は3カ月という短期間では効果が見えにくく、どの程度自分が検証先の会社に貢献できたのか、定量的な効果測定はできませんでした。これからも施策自体は継続していくということなので、効果が現れることを期待し、見守っていきたいなと思っています。
【私は何を得たのか】
今回、私は良くも悪くも今の自分の実力を知りました。
他社のPJに参加してみて一番よかったことは、自分の課題が明確になったことです。
経験やスキルは持っていてもそれを活かす能力が不足してること、特に戦略思考力やファシリテーション力など、今後の自己成長につながる沢山のヒントも得ることができました。
これらのスキルは、自分の強みを最大限に発揮するために、今後私が身につけなければいけないものだと感じています。
また、今回初対面の方々と1から人間関係を構築するところからスタートし、気が付いたことがあります。それは普段、知らず知らずのうちにメンバー同士がお互いの弱みや苦手な部分を補完しながら業務をしていたことです。長い間、同じ会社に勤務することは決して悪いことではないのですが、その組織に馴染みすぎることで自分自信の課題や弱点に気づきにくくなることも多分にあったのです。
最近リモートワークなど多様な働き方ができるようになり、オンラインの繋がりも活発になったことで、簡単にPJの参画や副業、プロボノなど様々な形で就労ができるようになっています。
そのような環境の中で、、自分の弱点を認識し改善することも必要になってくるのかもしれません。
最後に、
このような気づきを与える場をつくっていただいたこと、素敵な会社に出会えたこと、大変感謝しています。
就労自体は終わってしまいましたが、この出会いを大切にしてと思っています。
なかなか他社を知る機会はないですよね。
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