オズビジョンでは7月にコーポレートサイトを刷新しました。約1年半をかけて進めてきたコーポレートブランディングの一つの区切りとして、新しいロゴとともに大幅に生まれ変わりました。ただ、このプロジェクトですが、正直ここまでの時間がかかるって最初は全く想定していなかったのですよね…
デザイナーさんはデザインに落とし込む仕事以前に、その背景となるコンセプトを考えることに膨大な労力を注いでいます。今日は、デザインの前提となるコンセプトにたどり着くまでにどのようなプロセスを経ているのかを、コーポレートブランディングのプロジェクトに参加してきた素人目線からお伝えできればと思います。
コーポレートサイトがリニューアルするまでのステップ
タイトルにコーポレートロゴをデザインするって半年以上もかかるよって書きましたが、サイトがリニューアルするまでは1年半かかっています。ざっくりとしたスケジュールは以下のとおりです。
- 2018年4月〜2018年8月 コンセプト決め
- 2018年8月〜2018年12月 ロゴデザイン決定
- 2019年1月〜2019年7月 サイトリニューアル
最初のコンセプト決めに5か月を要したのですが、その間、デザインのアウトプットは0です。これは僕としては結構驚きの体験でして、デザインに入るまでに5か月もかかるとは想定外でした。
コンセプトをどう抽出したか
なぜこれだけの時間がかかったかですが、コーポレートブランディングをするということは、これまでの自社の事業・組織の成長プロセスを振り返ることになります。何がわれわれの強みなのか、それをどうやって活かしてきたのか、なぜ事業が成長したのかをロジックに落とし込むのです。そこからわれわれのコアはこれだというまさにコンセプトを抽出するのです。
コンセプト決めには約10名のメンバーが参加し、述べ700時間ほどの議論を重ねたました。その結果、Be a big fanというコンセプトにたどり着きました。
ロゴデザインはどうやって決めたか
コンセプトが決まってからロゴデザインに落とし込まれるまでは、あっという間の印象でした。コンセプト決めのプロセスがしんどすぎたので、その反動もあったかもしれませんがw
簡単に言うと、コンセプトをもとにデザイナーさんが案出しをしてくださり、その中から最もオズビジョンのコンセプトを表現しているものはどれかを選択しました。とはいえ、僕らが見ていたデザイン案は、デザイナーさんが考えてくれた膨大な案(具体的には100案を超える!?)から抽出された一部だったと知ったのはあとからのことでした。
ユーザーさん、クライアントさん、パートナーさん、社員、株主…などのあらゆるステークホルダーの垣根を超えた一体感を持った熱量を持ったファンをサーモグラフィーのモチーフで表現したロゴです。このデザインを選ぶのは勇気があるとデザイナーさんからも言われたほど、オズビジョンらしいユニークで素敵なロゴに決まりました。
まとめ
デザイナーではない僕にとってロゴをデザインすることのプロセスを体験するとても良い機会になりました。改めてですが、デザインには理由があることをデザインに落とし込まれるプロセスに伴走することで学ぶことができましたし、何よりプロのデザイナーさんとの仕事を通じて細部へのこだわりや仕事に対する情熱を感じることができました。
実は今回のプロジェクトを少しでも多くの方に知っていただきたいと思い、ブランディングデザインをお願いした西澤さんと当社代表の鈴木さんの対談を行うことになりました。西澤さんはCOEDOビールのブランディンなど数々のブランディングデザインを手がけられた第一人者です。
日時は9/18(水)19時〜場所はWeWork新橋です。ビール飲み放題でお待ちしておりますので、コーポレートブランディングにご興味のある方にぜひご参加頂ければと思います!
お申し込みはconnpassからお願いします。