(※この記事は、オンサイトの執行役員である安藤にインタビューした内容をもとに構成しています。)
【超大手企業を辞めた理由】
新卒で入社したのはオンサイトではなく、超大手のECプラットフォーム企業です。そこでは出店しているクライアントの売上を伸ばすことと、そのための広告を出す仕事をしていました。100社以上のクライアントを担当していてやりがいはありましたが、やはりどうしても自社のECプラットフォーム内での施策しかできない。そこに課題感を持っていました。もっとWEB全体を活用して、クライアントの経営を支えられる人になりたいなと思ったんです。
そんなとき、先輩の紹介でオンサイトのことを知りました。当時はまだ経営者と社員を合わせて7名くらいしかいない会社でしたが、たった7名でこんなに売上を立てているのか!?と驚きました。そして何より領域を限定せずに、WEBやデジタルの領域全体を見渡した仕事ができることがわかり、転職を決意しました。
オンサイトも今はだいぶ組織として整備されてきて、分業化もある程度は進んでいますが、当時の私はもう何でも屋さんという感じで、顧客対応はもちろん、ECの運営も広告もやりましたし、自社の採用やアルバイトスタッフのマネジメントなど、一通りすべてのことをやった気がします。
【社名ではなく自分で勝負するしかない】
前職は誰もが知る超大手企業でしたので、とりあえずいろんな人に会って話は聞いてもらえましたが、オンサイトは会社名で勝負するのは難しい。しかしそれは、言い換えれば「自分が一人のビジネスパーソンとして評価される」ということです。自分が何をするのか、そして何をしないのか。そこをシビアに見られる。目標も課題も上から降ってくるのではなく、自分で設定します。
代表の岸さんはものすごい知見と経験を持っていますが、それでも今の自分のクライアントについて一番詳しいのは自分なはずです。もちろん相談することはありますし、アドバイスももらえますが、最終的には自分で決めてやりきるしかありません。
会社としてもみんながお互いにそういうスタンスで接しています。「きみが担当なんだから任せる」と。もちろん決して放置するわけではなく、みんなで議論することや知見を共有することは大切にした上での「最終的には本人に任せる」であり「自分で決める」です。
【20代でどれだけ自分で決めてきたか】
そうは言っても、最初の頃はただただがむしゃらに仕事する毎日で、本当に大変でしたね。
何となく自分で仕事ができるようになってきた感覚を持てたのは入社して3年目くらいだったと思います。外資系のクライアントを担当することになって、要件をまとめて、クライアントのオフィスに通って、向こうのセキュリティチームとも打ち合わせをして……と、自分でプロジェクトを動かしている実感がありました。そのクライアントからも認めてもらい、「安藤さんの席を用意したから、いつでも来て自由に使ってくれていいよ」と言ってもらえました。
そうなれたのは、それまでに失敗も含めてたくさんの経験を積み重ねてきたからだと思います。大手企業ではおそらくあまり経験できないような「自分で決めて、自分がやる」という経験を20代でかなり積むことができました。これは今でも活きています。
【オンサイトという会社の変化】
私が入社した頃と比べて、オンサイトも随分と変わってきました。……
(続きは後編をお楽しみに。来週アップする予定です)